自論と自論
僕は遂に念願の僕をここまで追い詰めた男と対峙した!!
「ーーー会いたかったです~~!!!」
「・・・・よく分からないよ、君は」
僕は机に手を置き前のめりになった
「ジョセフさん!!僕は貴方に゛殺されたい゛!!でも!!今じゃないですよ~!!、僕と貴方でこの世界の世の中の悪人共を全部全部殺して!!世直しした後に僕を殺してくださいよ!!!何故って!?、それは僕は顔・体格がいい人!!つまり、見た目が良い人に殺されたら文句が言えないからです!!あと、僕はそういう人に殺されたい願望がある!!!お願いします~~!!、リアルで貴方だけですよ!!、殺されたいと思った人間は!!!ほら~アレじゃないですか~!!、ぶっちゃけ、芸能人とかって良い見た目の奴もブスになる時あるじゃないですかぁ~~!!、でも、貴方はいい見た目してるし!!性格もいい!!良い!!良い!!!全世界のゴミクズを殺して最後に僕を殺して~~!!アハハハハハハハハ!!!!、そうですね!!まずは日本にある刑務所に居るヤツを全員殺しましょ!!!そうしましょう!!それが良い!!アハハハハハハハ!!!!」(早口)
僕は思わず興奮してしまった、まるで、アイドルファンがエレベーターでたまたま会い、しかも、その空間にはアイドルと自分しかいない、その時、エレベータが故障しアイドルと自分だけの空間になった時のアイドルファンの時の様に!!!(早口)
その間、ジョセフさんは
「ーーーーーう、うん」
めっちゃめっちゃ引いてた
「あ・・・・スミマセン、急に・・・」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
気まずい沈黙がその場に流れる
その時、ジョセフさんが声を上げた
「・・・・まぁ、君は要は゛仲間になろう゛と言いたい訳だ・・・諸々を省いたらだが・・・」
「・・・そうですね、良かったらですけど・・・・」
ジョセフさんは上を向き少し黙った
そして、口を開いた
「そうだな、゛仲間になる゛だけなら君に同意してもいい」
僕は頭の中が白くなった
「(え、・・・つまり、僕の仲間になるという事?・・・こんな簡単に?)」
僕は下を向き色々と考えた後、ジョセフさんを見た
「・・・・じゃあ!!!」
僕が歓喜の声を上げようとした時、ジョセフさんが僕の顔の前にピースをした
「え?・・・イエーイ?」
「だが、条件が゛2つ゛ある」
あ、数字の方ねと思った・・・ジョセフさんも実は嬉しいのかな~と思った。
「じょ、条件?」
「あ~そうだ、条件がある・・・だが、その前に、質問がある」
そう言うジョセフさんの目は真剣だ
「じゃあ、早速始めるぞ、まぁ緊張はしなくていい、質問はたった一つだ、」
「は、ハイ!!」
僕は内心緊張していたが、元気よく返事をした
「そうだなぁ~・・・君は「戦争進歩論」を知っているかい?」
「戦争進歩論?・・・すいません、聞いたことないです」
本当に聞いた事も見た事もなかった
「知らないのも無理は無い、゛戦争進歩論゛は私が名前を付けたからね」
「(ユーモアをあるのか!これから、良い関係が進められそう)」
「私は名前を付けただけ、つまり、こういう話は昔からあるという事だ、まぁ簡潔に分かりやすく言うとだなぁ~」
ジョセフさんは魔顔で僕の顔を見ながらこう言った
「要は、「戦争を肯定する」みたいな事だ」
「・・・・というと?」
僕は分からなかったので質問をした、正直、ジョセフさんに「このぐらいも分からないの?」的な感じで呆れられると思ったが、以外にもジョセフさんの顔は真剣なままだった、見下すような言動が感じられなかった、ここで思わず僕も真剣な顔になった
「そうだなぁ、これは君も聞いたことがあると思うが、「戦争の゛おかげ゛で文明や技術が大幅に進歩していると、だがら、戦争は全体的に悪ではない」という話だ」
ここで、ジョセフさんが僕に若干の殺意を放った
「さぁ、質問だ、君はどっち派だ?、いや、違うな、君は゛どう思う゛?」
僕は下を向きここは慎重に答えようと思ったがチラッとジョセフさんの顔を見ると僕は何故か、正直に答えようと思った・・・、人の顔色に合わせるのが楽だし超楽なんだけどな・・・でも、なんでだろうな、でもジョセフさんには正直になりたいと思った
そして、僕はジョセフさんの質問に答えた
「・・・・僕は正直言って、この話は・・・正直言って、バカバカしい話だと思います、科学者の前で言うのはアレなんですか・・・この論は「逃げ」にしか聞こえないです」
ジョセフさんは少し口を開け茫然としていた
「あ、あ・・・お気に召しませんでしたか?」
僕は正直言って、さっきと表情からガラリと変わったジョセフさんに失望されると思った、科学者だし
クルンッ
ジョセフさんはワイングラスを持ち少し回転させた後に鼻に近づけ匂いを嗅ぎ優雅に飲んだ
「(大人の所作や)」
そして、一口飲んだ飲んだ後に、少し目線を下にし口を開いた
「やはり、このワインは良い、いい色をして、いい香りだ、高いからなぁ~・・・でも、味の違いがよく分からないんだ・・・だから、私は裏切られたんだろうなぁ・・・」
ジョセフさんはよく分からない事を独り言を言った後に僕の目を見た
「・・・君が正しいと私は思うよ・・・そうでなきゃいけない」
これは予想外の反応だった、科学者だから反対側の意見だと思っていた
「私は、爆撃機の中に、防空壕の中に、潜水艦の中に、戦車の中に、その為に「電球」を作ったんじゃない、世界の闇を晴らしたかったんだ、その為に私は作ったのにな・・・いつの間にか夜にも戦争が出来るようになってしまったよ・・・それも残酷な戦争が・・・私のせいで・・・」
ジョセフさんは顔には出さないが凄く悲しそうな雰囲気を醸し出していた・・・その時、僕はある事が不思議に思った
「(電球を作った?・・???・・どういう事だ?・・・・ジョセフさんは僕と同じ異世界から生還した生還者だよな???・・一体どういう事だ?)」
僕は疑問に思い考えている時、ジョセフさんが驚きの発言をした
「君もそう思うだろ?、なぁ田中太郎君・・・」
「は、はい」
僕は反射的にそう言うと
「私も同じだ・・・やっぱり人類は滅ぶべきだ」
・・・・・・・・
「・・・・・・え?」
マジの本当で初心者です。。。面白ければ、ブックマーク、評価をお願いします。
この物語はフィクションです、実際のモノとは関係ありません( ^ω^)・・・。




