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自動車教習所編①

「はい、はい、分かりました」


僕は早速、宇座杉(うざすぎ)教習所に手続きをしに行った


「はい、入金が完了しました、田中さんは、合宿にしますか、通いにしますか?」


「(そうだなぁ~、学校もあるから通いにするかぁ)」


「通いでお願します。」


僕はこの時、気づいていなかった、この選択が人生で二回目ぐらいのマジ切れをおこす事になることを・・・


これから自動車教習所に行く人にガチのアドバイス言うとしたら心をすてろ、通いは選ぶな、合宿にしとけ、陰キャはならなおさら合宿にしとけ、通いは地獄だぞ、無駄感と虚無感がすごい


ーーーー


「剛田くん!!」


僕が見たのは異世界のリーダーだったヒーローのジ〇イアンじゃなくて、剛田武くん

陰キャなのに思わず声をかけてしまった!!


「おう、田中か」


剛田くんは陰キャの僕に気さくに喋りかけてくれた


「田中はAT?MT?」


「あ、ATだよ、でへへ」


僕は気持ち悪い語尾を付けたしまった


「ご、剛田くんは?」


「俺はMT]


「へーすごいねぇ!!」


「あー家が八百屋だから軽トラが必要なんだよ」


「あー剛田くんの親、怖いもんねー」


「いや?」


「ハッ・・・・」


「いや、親は両方とも優しいよ・・・俺が手伝いたいんだ」


剛田くんは照れ臭そうにそういった

僕はそれを聞いて自分の煩悩と劣等感で胸が包まれた


「剛田くん、がんばってね!」


僕はそう言って学科を受ける為に二階へと足を運んだ

そして、誰よりも早く席に着いた

席に早く着くのは陰キャの数少ない良い行動だと僕は思う


「はいーせきにつけー」


ここの担当指導員のようだ、

見た目は体がぽっちゃりなのに顔は腫れて二重あごで見た目30台なのに茶髪に髪を染めていた

個人的にキモイと思った

そう思っていると呼び出された


「えーと、そこに座ってる田中太郎君?、ちょっと来て」


「?」


指導員にそう言われ僕は教室の外に呼ばれた


「田中君・・・おまえ、なにクロックスで来てんの?、教室の張り紙に書かれてるよなー!!、学科も実技も必ず靴であることってかいているよな!!」


「え?」


僕が教室のドアの張り紙を見たがとても色あせて注意しないと見えない程だったので僕は指導員に説明しようとした


「あ、色あせてっーーー」


「言い訳はいいから、お前なめてんの?、いや、俺の事なめてるっちゃ?」


「どうちゃ、いってみーちゃ、はよ答えろっちゃ!!」


「(どーだおれのちゃ、ちゃ方言脅しはふるえあがるだろー!!自動車教習所の指導員はなぁ!!未成年の生徒を脅して虐めるのが趣味であり生きがいなんだよーー!!ヒャッハー!!!こいつの顔も拝んでやる!!どうせ、今にも泣きだしそーーー何!!??」


田中太郎は真顔だった


「(なんだと、おれのちゃ、ちゃ方言が通用しないだとッ!!!じゃこれはどうだ!!」


「なんちゃ、おまえ、なめてんのかとー、喧嘩売ってるのかとー!!そういっとーとーとー!!?」


「(どうだ、わざわざその地域まで行き一週間で身に着けた!!恐怖方言 語尾にとーとーつける方言だーー!!!!これなら泣くだろ、俺ならちっびてるからなー!こんな奴はうんこでももらしてるんじゃないか!!ヒャッハー!!!ーーーー何?」


田中太郎は無表情だった


「・・・・・もういい、席に戻れ・・・・」


「わかりました」


僕は席に戻った


「・・・・・・」


ブルブルブル


「(怖かったーーー!!!!)」


「(なにあれ!?、語尾にちゃ、ちゃつけて赤ちゃん語みたいなのにめっちゃくちゃ怖かったんだけど!!!とーとーって語尾につけるヤツもこわかっった!!あの人とは関わらないでおこう!)」


「(でも、やっぱり、いやー魔法って便利だな)」


僕はそう思った

実はさっき僕は怒られてる時に魔法を使っていたのだ


ーーーーー

先ほどの時


「ああん!!俺の事なめてるちゃか!ちゃ!ちゃ!」


「(時間停滞(スロータイム))」


「ちいやあああああああ」


時間がスローになり周りがスローになる


「えー!!怖すぎるんだけど、何なのこの人!?、俺、なんかした?まさか、クロックスで来てるだけで切れてる訳じゃないだろうし・・・うーーん、分かんないなぁ、イラつかせないように表情は変えないようにしよう」


時間停滞(スロータイム)解除」


「!!?」


「なんだ、その顔はなめてるかとー!!!ああん!!喧嘩売ってるかとー!!ああん!!?」


「(時間停滞(スロータイム))」


「とおおおおぉぉおおおおとおおおおおぉおおお」


周りの時間がスローになる


「えー!!今度は語尾にとーとーつけ始めたんだけど!!!怖いんだけど!!なんだ?クロックスの色が虹色だからか?・・・はぁなるほどね、この人は虹色のクロックスが羨ましいんだーでもごめん、親に買ってもらったから上げることはできない・・せめて、イラつかせないように表情は変えないようにしよう」


「!!?」


「・・・もういい、席に戻れ・・・」


「分かりました」


ーーーーーーー


僕はこの人の授業を受けたが分かりにくかったので次からスマホで受けようと思った

授業中チラチラとこっちをみてきたのでホントにこの虹色のクロックスが羨ましいんだなぁと思った


「(うーん、もしかして意外と簡単か?)」


僕はこう思っていかが間違いだった

そう、次の実技つまり初車乗りで人生で5回目にイラつくことが起こるのだった



この物語はフィクションです

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この物語はフィクションです、実物とは関係ありません( ^ω^)・・・

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