コンビニバイト編④
「・・・分かっていない様だから説明してやるよ、この国に生まれたら「絶対」に行かないといけない所、それはな、「学校」だよ、そして、人なら「絶対」にした方が良い、しなければならない事、それは「仕事」だよ」
「・・・あっーーー」
「おい、まだ喋ってる途中でしょうが」
僕がそう言うと、中年メガネのっぽは話が通じないと思ったのか分からないが、逃げようとした
「逃げたら殺すぞ」
僕が間髪入れずにそういうと中年メガネのっぽはビクッと体を反応させた
「はぁ~~、話続けるぞ、「学校」は良い人も人を傷つけない人も優しい人も絶対に行く場所なんだよ、でも、お前みたいな「汚染」されたヤツがそいつらを下に見て゛舐めて゛、顎でつかいやがる、そういう事されたヤツがどうなるか分かるか?、性格が曲がるんだ、もしくは心を閉ざしてしまう・・・最悪゛死ぬ゛、良い人が!人を傷つけない人が!優しい人が!゛死ぬ゛かもしれないんだ・・・僕はそれが心底腹立たしい、その事実があるという事にはらわたが煮えくり返りそうだ!!!」
僕の話を黙って聞いている中年メガネのっぽのゴミは冷や汗をダラダラと流していた
少し空を見た、今日は星が多かった。
星空を見ながら話を続けた。
「なぁ、この世界は広い、逃げ道もある、だがな、それは「大人」になってからだ・・・だから、お前らみたいな存在は嫌いだ、この国で「学校」に行かない事がどんだけ不利になるか分かるか?、お前らは分かんねーよ、人の気持ちが分からない生きたゴミだもんな!!そして、この国で「仕事」しないことがどんだけ周りに迷惑かけるか分かるか!?どんだけ自暴自棄になるか分かるか!?、お前はそういう人が困る事をしてるんだよ、悪事をしてるんだよ・・・なぁ、とっとと死ねよ・・ゴミが」
「ヒッッ!!」ゾクッ
中年メガネのっぽ野郎は僕の気迫と話に毛を奮い立たせた客観的に見て分かる程に・・・と僕は思っていたがどうやら違うらしい。
「なッ・・・・なんだ、その顔はッッッ!」
べトッ・・ベトッ・・べトべト
僕の顔に付いていたものが崩れ落ちてた
「あ~!ヤベヤベ・・・゛魔法゛が溶けちゃってたわ・・・『~~~~擬~』・・・・」
僕は顔をペタペタと触った
「よし!、大丈夫!」
僕は腰が抜けた中年メガネのっぽを見下ろした
「ヒッッ!!」
と情けない声を上げる、とてもイライラした
「はぁ~、そうやってお前みたいな「汚染」されたヤツはいつもビビっとけばいいんだよ・・・あとな、゛被害者ズラ゛してんじゃねーよ」
さて、ここで、僕が今よく使ってる言葉、「汚染されたヤツ」という言葉の説明をしよう。
僕が言う「汚染」の意味それは、「悪の常識」の事である。
こういう説がある
「0から間違ってる人間は救えないが1から間違っている人間は学を与えれば親身に教えたら人間性が良くなる」と
つまり、1から間違えてるヤツは100まで間違えていても良くなるらしい・・・・
・・・・本当にそうか?
偽善者には悪いが人にはいろんな種類があるのが事実としてある。
例えば、環境が悪くて性格が悪くなった人がいるとしよう
そして、コイツは大人になるまで悪事をしていた、強姦、恐喝、イジメ、強盗、暴行、etc.・・・・
そんなヤツを救いたくないという正常な発想は置いといて、君たちに問おう
コイツは環境でこうなってしまったって訳だが、最初の説で話すとコイツは後者側って事になるわけだ。
つまり、やり直せる側って事になる・・・・
・・・・そんなわけないだろ。
1から間違えて早い段階で正したら間に合うだろう、良くなるだろうな、でもな、大人になるまで、つまり
18~20の年まで間違えてるヤツは良くならない。
断言する、そういう奴らは良くならないし、良くなるはずもないし、なによりその年まで間違ってるヤツを僕は助けたくない。
そういう救えない悪人を僕は「汚染された人間」と呼んでるわけだ
頭の悪い親の常識に「汚染」されたヤツら、環境が悪いところで「汚染」されたヤツら
そういう奴らは優しい人、良い人、人を傷つけない人を利用する、搾取する、下に見る、顎で使う、
「汚染」されたヤツが善人をイジメるなと僕は思う訳だ
でも、イジメが社会の常識だとか弱肉強食だとかで諦めてるなら僕がやってやる、やってやるよ!!
さぁ!゛世直し゛の時間だ!
「はぁ~つまりはお前は゛悪゛ってことだ・・・・あ、そうそう、このボロいアパートがお前の家って分かった理由な、ずっとつけてたんだよ、空からな」
「!?・・・な、なんで」
汚染されたゴミが僕に聞いてきた、逃げ道を見つけるために必死の様だ
「あ~、単純だよ、気になったんだ、お前って中年で性格がクソじゃん、「なんでこんなゴミに育ったんだろう~きになる~」って思ったから・・・で、お前は実は不愛想なだけなんじゃなかって僕は薄々希望を持ってたんだけど・・・・はぁ~お前はダメだったな、「汚染」されてた、手遅れだった。・・・・ビックリしたよ、無表情な顔してパチンコ店に入っていって、出てきたときはイライラしてる顔してコンビ二で酒かって歩き飲みして、ポイ捨て、・・・・うん!!消す!!」
「ヒッ!!!」
中年メガネのっぽが情けない声を上げ僕に背を向け走った
「はぁ~無駄だよ・・・『熱殺蜂球』」
ブンッ、ブン!ブン!!ブン!!ブンッ!ブンッッッ!!!ブン!!
僕の周りに数えきれない程の無数の黒いハチが出てきた、ブンッブンッ!と羽音が聞こえる。
自分で言うのもなんなんだがうるさい
カンッカンッカンッ!カンッ!
中年メガネのっぽが錆びた鉄の外階段を降りる音が聞こえる、その音は強く、必死さが伝わってくる
「あッ!」
ドスンッ!
「ん?なんだ?今の音・・・プッ、もしかして転んだ~~!?見に行こう~」
僕はゆっくりと歩き、上から階段から転んだヤツを見下ろした
「あららら、足が変な方向に、痛そう~~、・・・よし、突撃~~!!」
黒いハチ達が階段下で痛みで蹲っているゴミ人間に群がった
「う!うわぁぁぁ!!!ぁぁぁ・・・・・」
叫んでいるだろうがのっぽの体を覆い隠すほどに黒いハチが群がり引っ付いていた為に悲鳴が聞こえない
「・・・・ミツバチは巣にスズメバチが入ってきたら400匹以上のミツバチの軍勢がスズメバチに群がり体温をだし゛蒸し゛殺す・・・お前は「陰キャはそういう事するから怖い」といったな、それが大事なんだよ、「やり返さない」と敵は調子にのる、自分の心が壊され侵される・・・お前らが恐れてるのは
「仕返し」なんだから、そりゃ怖いよな~~」
~30分後~
ブンッ!ブンッ!ブンブン!!
僕の耳で羽音が聞こえる
「う・・・う~~ん、ふわぁぁぁぁ~~~・・・・あれ?眠ちゃてたか~~、起こしてくれてありがと」
僕はどうやら階段で寝落ちしていたようだ
「お!」
黒いハチ達が中年メガネのっぽから離れていく
「あれ?少し食われてんな~~、ダメだよ~ウェンカムイになっちゃうよ~、〇ールデンカムイで言ってたよ~・・・まぁしゃーないか、寝落ちしてた僕が悪いし、じゃありがとうね~」
僕は熱殺蜂球を解除した
そして、階段を降りた
「さてと、来世は人の気持ちが分かるように・・・いや、来世は生まれてこないでね」
「『火の玉』」
メラメラと燃え灰になり崩れた
・・・僕はあることに悩んでいた
「・・・ハチ達が喰ったせいで血痕が・・・・どーしよ・・・まぁ今は寝るか~~」
今は5時27分、学生にはもう遅い時間だ
僕は家に帰り眠った・・・なんか忘れてるような気がしたがまぁ忘れるぐらいだ、大したことないだろう。
ーーコンビニバイト編ーー完ーー
・・・・・・・・・
・・・・・ピンポーン、ドン、ドン、ドン・・・
「た・・田中さーん!いますかー!」
ピンホーン・・ドン!ドン!ドン!カッ!ドン!カッ!
「う、うーーん?、ふぁぁぁぁ、誰だー?、僕の家のドアを太〇の達人と勘違いしてるのは」
僕は寝癖がヤバいぐらい上に上がっている状態でドアを開けた
ガチャ
「はーーい」
そこにはスーツを着た若い男と白髪の体格がいいおじさんがいた
「?、だれですか?」
スッ
若い男が水戸黄門のように自分の身分証明書を出した
「警察だ」
「へ?・・・・」
うーん、やっちゃった☆
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この物語はフィクションです、実際のモノとは関係ありません( ^ω^)・・・




