コンビニバイト編③
「じゃあ、お疲れ様です」
僕はそう言ったが返事をする人はいない。
中年メガネのっぽと中年おばさんは無視、黒髪のチャラそうな男はスマホに夢中で聞こえていない様だ
「・・・・今は午後7時か・・・」
僕は一旦、家に帰ることにした
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~午後8時10分~
「じゃあ、お疲れっす」
黒髪のチャラそうな男がそう言って、コンビニから出てきた
トントンッ
スマホをポチポチと触っている、どうやら、女友達とやり取りしているようだ
「あみで我慢するか、はぁ~緩いんだよな」
黒髪のチャラそうな男が残念そうな顔をしながら足をその女友達の家の方に向かう
スタ・・・スタ・・・スタ・・・・
「(あれ?ここら辺ってこんなに暗かったけ?・・・街灯が壊れてんのか?)」
黒髪のチャラ男はスマホを開いて女友達とやり取りを始めた
〈もう、つきそうだよ!〉
〈OK!待ってるね!〉
「ハッ・・・嬉しそうにしてバカな女だな」
黒髪のチャラそうな男はスマホを見ながらそう言った
「え!?お前、僕より年下なの!?え~~」
「うわっ!!」
黒髪のチャラそうな男は顔の真横で声がして思わず声を上げた
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「え~~年下かよ~~、なんかショックだなぁ~、でも、仕方ないか~」
僕は年下で悪い奴がいるという事実に悲しくなったが、僕の高角は上に上がっていた。
年齢など関係ないのだ。
「わ~・・・ビックリした~、新人君か~・・・どーした?」
黒髪のチャラそうな男が・・・・いや、女友達とヤルって時点で゛チャラそう゛じゃないで゛チャラい゛が正しいか。
で、この黒髪のチャラい男は僕になんの警戒心もなく僕に普通に聞いてきた
「・・・お前は、いや、お前と誰かさんは野見山 優斗タイプだな、これは説明長くなるから後にするか・・・」
「は?・・・てゆうか、さっきからお前ってなんだよ?お前が年上とかしらねーよ、お前、マジでボコすよ?」
黒髪のチャラい男が僕に脅しをかける様にそういう。
「はぁ~~~、出たよ、「え?じゃなくて、は?っていうヤツ問題」が、ここも野見山優斗と同じかよ~~、もう、気―悪くて、悪くて、・・・・キモち悪いわ~~」
「あ!?、お前、なめてんの?あんま゛舐めんなよ”?ゴラァ!?」
「『火の玉』」
ブオ”ォォォォォォメラメラメラ・・・バチッ!バチッ!
黒髪のチャラい男の体がメラメラと燃えた
「・・・・僕にとってはお前なんて゛蟻゛や゛ナメクジ゛と一緒だよ・・・キモくて気持ちが悪くて、一瞬で殺したくなる、そんなヤツと人間のお前は同じ程度だ・・・゛舐めんな゛って僕に言ったけど、お前が最初に僕を゛舐めたんだろうが・・バカか?お前は?」
言い終わると燃えた悪人は灰になり崩れ跡形もなく空に飛んでいった
「・・・あと二人、あ~一遍にやりてぇ~~!!めんどくせー!!・・・でもなぁ、気になるんだよなぁ~」
僕はすぐにその場を離れ、コンビニに戻った
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~9時30分~
僕はコンビ二周辺の道を走っていた
「ふーーいた、いた、探したよ~もうー」
「は?なに?」
「『火の玉』」
ブオ”ォォォォォォメラメラメラ・・・バチッ!バチッ!
中年のおばさんが振り向くと同時に火の玉を打ち込んだ、まぁあんまりこの゛悪人゛に興味がないのですぐに消した
「・・・うーん、なんだ、プライドって曲がるとクソに変わるよなってお前に言いたかったけど、その年でもう曲がりっぱなしは「もう遅い」って事、もっと早く気づきくべきだったね、まぁ゛やさしさ゛がない人間に説明しても意味ないし時間の無駄だ。」
時は金なりって事だね!
「よし、あとは一人だけ~あと一人っ!あと一人っ!、でも、気になる事あるんだよなぁ~」
僕が気になっていること、それは・・・・
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~午前4時18分~
・・・カン・・カン・・・カン・・・カン・・・
古い錆びた鉄の階段を登る音が僕の耳に聞こえた
「・・・・・・・」
「おーーい」
「?」
中年メガネのっぽが僕の方に気づき下に向いてた目線を僕の方に向けた
「いや~、僕が声かけなかったら僕にぶつかる感じの歩く速さだったんだけど・・・まぁいいや、てゆうか、いや、やっぱり、こういう所に住んでたかー」
僕は壁や手すりや柵を叩いた
「うわっ、錆びてるしボロいねぇ~、築何年なの?」
「・・・・・俺の部屋の前でわざわざ待ってたのか?・・・お前みたいな陰キャが一番怖いんだよなぁ~、そういう事するから・・・はぁ~めんど」
中年メガネのっほの男はスマホをポケットから取り出した
「・・・゛そういう事゛ねぇ~、まぁそうだけど、逆に゛ソレ゛が一番大事だと思うけどな・・・・あとな、警察に電話しようとしてるけど繋がらないから」
「あ?・・・・・・(圏外?)」
中年メガネのっぽ男の手が止まる
「あ~別に警戒しなくていいよ、僕の話長いし」
「はぁ~~、金渡すから許してくれ、手持ちないから今からおろしてくるから」
僕はその言動に行動に呆れた
「はぁ~、無意識ってホント怖いなぁ~、お前さ?そもそもパチンコしてきて金もないし変に借金してるだろ?、嘘言うなよ、のっぽ野郎が」
「!?」
中年メガネのっぽの表情が変わった
「いいや、話始めるわ、お前もさ、野見山 優斗タイプだよ、まぁこいつは分かりやすく言えば性格が悪いゴミだ、でも、お前とは性格全然違うぜ?でも、お前と同じタイプなんだよな、それはな、野見山優斗もお前も゛この国に生まれたら「絶対」に行かないといけない場所にいるんだよ、人なら「絶対」にした方がいい、するべき場所にいるんだよ・・・・それがどんだけ、どんだけ、罪なことか・・・お前らは知らないんだよ・・・それが心底腹立たしい」
中年メガネのっぽは僕が言った事の意味が分かっていない様だ、だが、僕を刺激してはいけないと思って黙っている
僕はその無神経さ、鈍感さにキレそうになったが口を動かす事を優先した
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この物語はフィクションです、実際のモノとは関係ありません( ^ω^)・・・




