コンビニバイト編①
「ええ~~!!ナニコレ!!SFの世界じゃん!!凄い!!」
僕はベットでゴロゴロしながらスマホを眺めているとある動画が目に入った
〈このメガネはスマホの画面をメガネに移すような画期的な機能です!!名前をARグラスZと言います!!価格は日本円で驚異の20万円です!!!〉
キラキラキラ
僕はこのARグラスZに心を奪われてしまっていた
「いや、すげぇ!!!おーびなるすすけーる起動じゃん!!すごい、とうとう技術はフィクションに追いついたッッ・・・これは買うしかない」
僕はこのビックウェーブに乗るしかないでしょと思った
でも、金がない・・・やる事は一つ!!!
「バイトしよう!!」
スマホでポチポチ調べていると、
今は隊見ーなるものがあるらしいがなんか僕が触ったらなんかヤバい事に巻き込まれそうなのでやめる事にした
「ムムム・・・なぜだろう、いいバイトが中々見つからないな・・・建設系は魔法使えば行けると思うがコミュニケ―ションが無理だな・・・ドットさんとまともに喋れたのは゛バットウ゛があったからだし・・」
ドットさん、本名「ドット・スケ―ネイル」 別名゛人間兵器゛又は゛処刑人゛又は゛ドラゴンスレイヤー゛又は゛ゴーレム殺しの特攻兵器゛又は・・・いや、ここまでしておこう
あの人は別名が多すぎる・・・・まぁ、そんぐらい凄い人となんで僕はまとも喋れてたのかと言うと゛バットウ゛の稽古場にドットさんがそこいたっていうか、ドットさんがその゛バットウ゛の免許皆伝だった。
゛バットウ゛がなにか分からない人の為に説明すると異世界にあるただ一つの武道・格闘技の名称。
詳しくはep.17をよろしく
ドットさんは、あの人は俗に言う「いい陽キャ」・・・いや、「熱血系のうるさい人」だな。
「そんな僕と波長が合わなそうな人と喋れていたのは共通の趣味があったからだしなぁ~、建設系はなしだな、気まずくなりそうだし・・・・うーーん、じゃあどうしようかな~、引っ越し系も同じ感じだろうなぁ~・・・・・」
僕はなんのバイトしたら良いか全然思いつかなかった。
自分ってやっぱ、陰キャなんだなぁ~と突き付けられた気分だった・・・・
なんというか、気分が悪くなったのでベランダに出て風にあたる事にした。
僕はベランダに出て町を見下ろした、そして、活気がある町をみてこう思った
「ふーー、陰キャか僕はやっぱり陰キャなんだ・・・」
9月だったので風が涼しいわけでもなく、ただ単に暑かっただけだった。
「・・・・?」
ふと、ある旗が僕の目に入った
「・・・アレは?」
遠くて文字が読めない
「『超越視力』」
「!!!それがあったか!!」
僕はあるバイトを見落としていた
のぼり旗に〈コンビニバイト!!絶賛募集中!!年齢は15歳以上なら誰でも大歓迎!!〉
と記されていた
「そうか!、そうか!コンビニか~!」
僕は何故かコンビニバイトという発想がなかったのでコレはデカかった
僕は早速コンビニに電話をし面接に行くことにした
「やったー!これで、僕はARグラスℤを買えるぞ~!!ア〇ナ待ってろよ~!!」
意気揚々と玄関をドアを開けた
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「・・・・え~、はぁ~、いいよ、明日からきてね~はぁ~」
僕を面接したのは中年のメガネをかけたのっぽだった
「(え~、そんな、タメ息する~?え~~、マジか~、宇座杉教習所のヤツ思い出すんだけど・・・うわ~、嫌やわ~、・・・まぁまぁけどな、ARグラスZの為だしここは我慢だな)」
僕は暴力を心の中に封印して、声を裏声にしぎこちない笑顔でこう言った
「・・よろッ・・しくッッお願いッ・・しますッッ」
中年のメガネののっぽがその僕の様子を何の感情もない無表情で見ていた
ぶん殴りたくなったが、ARグラスZの事を想い我慢することができた
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そして、僕の初バイト日
「・・・・これ、僕が一人でするんですか?」
「はぁ~、そうだけど?」
「(だからなんやねん!、そのタメ息は!?)」
僕は怒りを抑えながら頭に血管を浮きさせながら笑顔で聞き返した
「・・でもっですね~、僕まだ一回しか説明されてないんですよ~、もっと詳しく教えてもらっても~?」
僕は礼儀正しく謙虚に下手にでながら聞いた
「はぁ~~、これだから、ゆとりは・・・分かった、もう一度説明するからちゃんと聞いて、このボタンがキャッシュで、ここをこうするとーーーーーー」
僕は話が耳に入らなかった
「(はぁぁああ~~!!なんだと!!ゆとり!?ゆとりだと!?舐めてんな~コイツ!!てゆうか、今はゆとり世代って言わねーし!!今は・・・・分かんないけど!!分かんないけど!!ゆとりとかはもう古い言葉だし!!!しかも、僕がゆとりで仕事できないんだったら、中年にもなってコンビニ店長ってどういう事だよ!!!せめて、人には優しくしろよ!!やさしさは良い事なんだよ!!!しかも!!ーーー)
「はい、説明終わり、もう聞かないでね、でも本当に分かんない事があったら聞いてね」
そういう中年メガネのっぽだが、その目と表情は「聞いてくんなよ、ガキ」と言っている様だった
「あ、はい」
僕はこんなにも優しさを感じなかったのは生れて始めてだったので唖然として立ち尽くしてしまった
「ちょっと!、邪魔なんだけど」
僕が立ち尽くしていると後ろから中年のおばさんの声が聞こえた
僕はすぐさま避け、「あ、すみません」と言った
「・・・・」
おばさんが僕の方をじっと見てくる
「?・・・あの、どうかしました?」
「・・・・・」
「・・・・・・」
「若いんだから!先に挨拶しなさいよ!!大きい声もだして!!」
「・・・・え?」
「(こいつも変なヤツなのかよ~~!!!)」
変なヤツしか定員いないのかよ・・・と思う僕だった
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この物語はフィクションです。実際のモノとは関係ありません( ^ω^)・・・




