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チートスキルを保有したまま帰ってこれたのでこの世界を世直ししようと思います  作者: ただの山すけ
チートスキルを保有したまま帰ってこれたのでこの世界を世直ししようと思います
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調理実習編①

 「生理的に無理」という言葉がある。

理屈的ではなく、本能的、肉体的なレベルで相手に強い嫌悪感や拒絶反応を感じてしまうという意味だ。

僕はこの言葉を嫌悪していた、嫌悪していたというより、「こんな言葉は女、女児が使う代物だと、(おとこ)の僕が使う代物じゃない」と内心思っていた。

だがしかし、小学生の時、クラスの女子生徒が「あの先生無理ー」「生理的に無理だよねー」という会話を盗み聞きした時は言われてる当人でもないはずなのに、肝を冷やしたものである。

 そして、僕はこうも思っていた、「生理的に無理」は女性にしか備わっていない機能であると、男である僕には備わっていないと・・・・・


ーーーーーーーーーーーーーーー


「食べて!食べて!」


そう言った、彼女の顔は純粋無垢な笑顔で三角巾からはみ出ている前髪がとても可愛らしく母性を感じるまるで天使のようだ・・・と一般の人なら思うだろう・・・


ドプッ・・・ポコォ・・・ドプッッ・・ジョウジ!!


「(何だよこれ・・・人間が食うもんじゃねーぞ!!)」


「・・・食べないの?」


彼女は、不安なそうな顔で僕に聞いた、普通の人ならまるで小食動物が助けを求めているような、その上目使いにやられ食べるだろう。

だが、僕はこう思っていた


「〈食べるわけねーだろ!!、こんなの食ったら死ぬぞ!マジで!!この女それ分かって言ってるのか!?いや、それはないのは分かる、だが!これ食ったら死ぬ!本能的に肉体的に分かる!!!どう切り抜ける!考えろ!脳をフル回転しろ!)」


なんで、僕がこうも危機的な状況になってしまったのか、話は2時間前に遡る


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

~2時間前~


僕は黒板に書かれている文字を文字を見てタメ息のような声を出した


「え~~マジか~」


〈今日の家庭科の授業は家庭科室で調理実習です!!〉


薄々あるだろうなぁ~とは思ってはいたけど、高校三年生にもなって調理実習ってマジか・・・

高三にもなって4人1グループでスパゲッティ作りね~、なんというか滑稽だな、あと、普通に意味ないと思うんだよな~、何か得られる物はあるんですか?教えてくださいよ!


ーーーーーーーーーーーーーーーー


「はーい!皆!エプロン、ズキンはちゃんと付けたな~!調理実習開始~!!」


「・・・・・・・」


まぁ、こうなる事はなんとなく分かっていた、経験ってやつかな



「・・・・・・(気まずい!!!!)」


僕が調理実習を滑稽だと意味ないと言ったのはただの文句だ、なんで調理実習が嫌いかそれは単純に・・・・・・気まずい!!!、気まずい!!!、精確にいえばグループワークが嫌い!あれは陰キャにとっては拷問みたいなもん!!あ~やばい!呼吸がッッ、ハァハァハァ


「(しかも、このグループ!カーストが違いすぎる!!)」


僕、田中太郎はボッチでクラスカーストは三軍の下の四軍

クラスの学級委員長、上原(あん)、クラスカーストは一軍

クラスのオタク組だけど成績がめちゃくちゃ良くて皆から一目置かれてる水篠徹(みずしの とおる)、クラスカーストは意外にも一軍

そして、一軍女子のリーダー、円頓寺あかね、クラスカーストは一軍しかもトップ・・・凄まじいオーラだッッ

※田中太郎の主観と偏見で作られたスクールカースト図


・・・・ちょっとまってよ・・・このグループに四軍って僕しかいなくね?僕以外全員一軍だし・・・空気乱してるの僕じゃん・・・・やばい・・罪悪感で顔がしょぼん顔になる・・・


「(´・ω・`)・・・」


「・・・!!」


「よし!やりますか!!太郎は僕と一緒に食器を洗うから、女子2人は調理を進めといてください」


「分かった、料理しとくね!」


「おっけ~~分かった~」


「・・・・水篠くん、、(もしかして、僕がしょぼん顔になってるのに気ずいて仕切り役にいち早く誰よりも回ったのかい?・・・凄い、ありがとう~!!、君は異世界でもそうだったッッ)」


異世界にクラスごと召喚されて皆のチートスキルが分かった時に゛格段に強いチートスキル持ちを前線に普通のチートスキル持ち、条件下でしか使えないチートスキル持ちは後方で援護という作戦゛をいち早く考え実行した異世界で男子のリーダー的存在だった水篠くん、

しかも、チートスキルは僕と同じだったから猶更凄いと感じる。


「(君は僕の中ではまだまだリーダーだよッッ)」


僕は心の中で無意識に感謝と感動の敬礼をしていた


「(そして、あそこで料理をしている上原杏、クラス内では杏ちゃんと親しまれ母性が凄いとかなんとかでクラス内の男子からは結構人気、異世界では~~言わないでおこう・・・)


うーん、なんだろうか、この感情は・・・この上原杏はクラスの男子から人気、多分クラス外でも人気だろう、そんな彼女をなぜか僕は・・言葉にはできない感情がある

あんというのか、この感じはこの女に関わったら不幸になるという不安感というかそういう感じがある・・・理屈ではなく本能的にって感じで・・・

何と言ったかな、この感情の言葉を・・・確か~


















 


















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「脳がNOと言っている」

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