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09、通話

  四日後、金曜日、最終授業のホームルーム


  担任:「急な話けどこのクラス、席替えを行います、新たな席は後でドアの後ろに貼るので、来週から皆さんはそれを従って座ってください」


  好男は急に手を上げた


  担任:「うん?どうした、好男君」


  好男:「先生、なぜ学期の中間時期に席替えるですか」


  担任:「隣のクラスはね、前の人の背が高いから黒板をよく見えないっとのクレームがあって調整した、うちもやるべきと思いました」


  好男:「しかし…」


  担任:「これは一年半の間、皆さんがよく知ってる私が、科学的に作った席表なので、各自従うように」


  担任は好男の話を固くさえぎった、空気を読んだ好男は何も言わずに座った


  嫌な感じがする、ホームルームが終わって、みんなが席表を見に行った、人々が散開したら自分も見に行った、その嫌な感じが的中


  鳳は一列に移動して、私は後ろ列のままだった、そして新しい隣さんを見たら、一瞬気絶するように後ろに倒れた、好男は丁度私を受け止めた


  好男:「おい、大丈夫か、しっかり」


  十秒経ったら、自力で立てた


  「ああ…もう、大丈夫」


  信じたくはないが、もう一度よく見たら、そこには確かに、芽雅子(メガネ)っと書いておる、それが学校中誰でもその名を知り、人呼び:教頭の犬、紀律に厳しく、校長よりも有名な学級員[獄厳メガネ]だ


  あ、もう終わった、私の中学人生


  好男:「まずいなこの状況、とにかく明日うちで集まるから、あんたは1時間早くて来てね」

  

  …


  翌日、好男家に着いたら、俺と好男はかなりの時間何も喋らなかった、ようやく俺の口から始まった


  「ノートの件、もうバレたっと思う?回収した時誰かに見られた?」


  好男:「そんなはずがない、見られたらすぐ通報されちゃうよ、ノートも開いされた気配なかった、他のノートも一応見たけど、採点されてなかったし」


  「マジかよ、しかし、席替えって、偶然としたらタイミング良すぎはしない?」


  好男:「それに関して、聞いたら驚かないでよ、実はホームルームの直後、他のクラスの知り合いと話した、担任が言った他のクラスも席替えがあるのことって実はどこにも行われてなかったんだ」


  「ええ」


  好男:「君たちの件はバレるかどうかは確認できないけど、少なくとも意図がある席替えが間違いない」


  考え込んで詰まった二人、畳の上に横にした


  「ああ、どうせ私の学校生活はもう終わった、鳳はここで会えるまだいいんだけど、学校ではよりによってあのメガネ、最悪、もう学校に行きたくないわ」


  好男:「おいおい、気持ちがわかるけど、それはいかんだろう」


  「…嫌だ…もう地獄だ」


  その時、ドアのチャイムが鳴った


  好男:「おお、きたきた、今日くるのが早いな」


  好男はドアを開けて、鳳と潔さんが入った


  「ああ、私の天使」


  言ったうち、寝たままの自分が体を転んでドアの近くに移動した、そして鳳の膝下の部分を抱きしめて


  「どうか、私を地獄から救い出して下さいませ」


  鳳:「ち、ちょっと、シバ…ああー」


  鳳のバランスが崩されて私と一緒に畳の上に倒れた、私は怪我をさせないようにうまく鳳の上半身と頭をキャッチした


  鳳:「ふ、二人は見てるわよ!」


  鳳は結構驚いて普段より大きな音で叫んだ


  「もう知らない、今日の私、傷だらけだ、鳳を抱きしめたい…」


  鳳は何も言わないまま、体は私の方にもっと近づいて、私の頭を撫で撫でをした


  潔さん:「…ああもう見てらんない、まるで子供みたい、あたし先に行くわ」


  潔さんの顔赤かったの気がする、慌ててドアの外に行っちゃった


  好男:「おいおい、俺もちょっと恥ずかしかったわよ流石に、ま、それじゃ」


  好男と潔さんは隣に行っちゃった


  鳳:「って?どうしたの?」


  「…席替え」


  鳳:「…なるほど、それか、ならば一応さっきのこと許すわ」


  「急に抱いたこと?」


  鳳:「そんな所、そう言えばシバの隣は誰になった?」


  「獄厳メガネ」


  鳳:「芽雅子さんね、いいじゃないか」


  私は驚くの表情で鳳を見た


  「どこが?」


  鳳:「勉強が良くなるために…かしらね」


  「…嫌だ、成績が悪くなっても鳳と一緒に居たい」


  鳳:「シバって本当に私のこと好きですね」


  「今更何を言ってるのよ」


  鳳:「私は別に成績が悪いシバでも付いていくのつもりだけど、シバの親はそれが許されないと思う…多分

  だから芽雅子さんと仲良くしようよ」


  「驚いた、てっきり鳳はメガネに嫉妬するかっと思った」


  鳳:「へええ、シバの目から見れば私はそんな女か」


  「いあ、そう言うじゃなくて、うむ…どう言ったらいいかな…」


  鳳:「うん?」


  その時、私はもういつか鳳の膝マフラの上に乗った


  「まあ…もし私の場合、鳳はほかの男と一緒に居ることを見たら、きっと死ぬほど恨むのよ、その男に」


  鳳:「あら、お怖いこと」


  「そういえば、鳳は?今回隣は誰?」


  鳳:「安心して、隣は女の子だよ」


  「そうか、良かった、確かにうちのクラス、女子のほうが多いしね」


  鳳:「そうね、きっとシバの恨みが深すぎて、男たちは近づけられなかったかもね」


  「あはは、光栄です」


  …


  「ねえ、鳳」


  鳳:「なあに?」


  「…これから鳳の家に電話をかけてもいい?」


  鳳:「どうして?」


  「だってこれから、二週間に一度しか会えないじゃん、そんなの長過ぎる、しかも毎日あのメガネを会わなければいけない…耐えるはずがない、せべて電話でも話さない?」


  鳳:「でも電話代かかるわよ、親にはバレない?」


  「長くしないと多分気づかないってば、とにかくやってみない?」


  鳳:「そうね、いいけど」


  「じゃあ、電話番号教えて」


  鳳:「うん、▲▼✕✕◯✕▲▼だよ」


  「よし、メモした、じゃあ、私のは▼◯✕✕◉✕▲◉」


  鳳:「はい、はい」


  「鳳の親はいつ居ない?」


  鳳:「ええ?どうしてそれを聞く?」


  「ええ?親の居ない時にかけようっと思ったけど」


  鳳:「そうか、大丈夫、うちの親はそんなこと気にしないわ、いつでも掛かってきていいよ」


  「本当?いいな、うちは絶対無理、そうだ、もし鳳からかけるなら、何も声出さないでよ、もし向こうは私じゃなかったら、すぐに切るね」


  鳳:「シバの家で本当に厳しいね」


  「しょうがないよ」


  鳳:「わかったわ」


  鳳は猫の毛を梳かすみたいに私の耳元近くの髪を梳かした、こんなにき心地が良いとは…まさしくわが天使


  こうして1時間ぐらい二人の幸せの時間を過ごした


  …


  ドアが開けた


  好男:「おっと、二人とも悪いが、そろそろ勉強の時間だぞ、ここに来る目的忘れるなよ」


  潔さん:「ほんとう、今日は特別にお先にラブラブしたんだから」  


  「はい、はい、私はもう完全復活!始めようか」


  鳳:「おや、やる気満々ね、珍しい」


  好男:「はいよ、机上がるわよ」


  …


  …


  …


  時間を飛ばして、来週の水曜日に来られた


  「もしもし」


  鳳:「もしもし、シバだよね?」


  「鳳!良かった、初めて電話をかけた、親じゃなくて良かった」


  鳳:「なんか予感がしたの、今日シバがかけて来るかもって、電話の前見張ったの」


  「え?まじかよ、それってもしかしたらテレパシー?」


  鳳:「それもありかもね、まあそろそろシバが我慢できない所かなっと思ったけど」


  「うわ、なんか自分の全てがもう鳳にお見通ししたって感じだわ」


  鳳:「今日電話が来るっとなると、シバの親はいないってこと?」


  「そう、出かけた、こっそりとかけたんだ」


  鳳:「危なくない?」


  「平気、ドアが音をしたらすぐに切る」


  鳳:「わかったわ、最近学校はどう?芽雅子さんとうまくやってる?」


  「意外と落ち着いてる、前は彼女の噂を聞いたイメージによると、まるで悪魔の化身みたいな感じだったが、ちょっと観察したら、ただ真面目に勉強する人かも、普段一切話がないし、まるで透明人間」


  鳳:「そうか、反感されてなくて良かったわ」


  「でもやっぱ鳳のほうがいいな、昔授業で退屈の時こっそり隣を覗くのは楽しみなのに、いまならその気が全然」


  鳳:「あらまあ、それでしたら席替えしたのが良かったかもね」


  「いや、すまん、表現が悪かった、つまり言いたいのは、鳳の顔を見たら癒やされるってこと」


  鳳:「それはま…」


  「今日鳳の声を聞いて良かった、前はまだ休み期間中潔さんと話した時聞けるけど、今は鳳の声すっかり聞こえなくなって、なんか最近先生が鳳を指名したらすっごく集中力がぐんっと上がったぐらいで鳳の声を聞きたかった


  鳳:「そうか、私も同じぐらいな気持ちかも、本当、一年半のお隣さんだったし、まだ慣れないわ」


  「本当?嬉しんな、私だけじゃないんだな」


  鳳:「シバが素直に言ったから、私も言えるようになったかもね」


  「あはは、そういうものかな…それじゃ今日はここまでにしよう、あんまり長くなるとまずいかも」


  鳳:「うん、いいわよ、それじゃ、ばぁいばぁい」


  「ばいばい」


  電話を切りました


  初めて鳳と通話ができた、なんかちょっと特別な感じ、よし、行けそうだ、これならなんとか耐えられそうだ


  鳳も私と同じ気持ちだったか、当たり前のことかもしれないけど、やはり直接聞けるのは嬉しい、今日は良い夢が出そうです




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