08、前兆
こうして一年の期末テストが無事にクリアした、冬休み中は3回も好男の家で集まって、四人はいろんなことを遊んでたり、お話をしたり、結構楽しく過ごした
いつか学校も始まって、二年生になった、それからも相変わらず鳳と学校で普通の関係のふりをして、好男家で仲良くしてた、二人の関係も結構安定してたの気がする
時間の経つのも速いものです、いつの間にかもうそろそろ中間テストの時期になった
日曜日になった、今日はいつも通り好男家に行きました、四人集まって中間テストの勉強をしてた
…
好男:「ふうーー、ようやく今日の分終わった、どうだい、まだ何かわからない所ある?」
潔さん:「あたしならないわ」
鳳:「私も」
「ないかもね」
鳳:「かもってやはりまだある?」
「いや平気平気、平均点取れば俺は満足だし」
好男:「そんじゃ休憩休憩、ジュース持ってくるぜ」
鳳:「そう言えばシバは前美術部に入ったよね、なんか最近活動どか全然なかったの気がするけど?」
「それはまあ…うちの学校ってやっぱ勉強第一を考えてるかな、他のことはあんまり感心しないみたい、ほら、体育の授業もそうだろう、一週間2回しかないのに、テスト前だと平然と主要科目に変更するし、美術、音楽、地理などなど、みんな道譲り、美術部もそんなもんよ、そもそも学校って最初から部活やるつもりあったかしらね、他の部活の人達から聞いたらほぼ同じ活動停止中」
好男:「痛いほど分かるぜ、毎週体育の授業だけが楽しみなのに、他の授業に取られるなんて、本当心が痛い、ほら、ジュース飲もう」
潔さん:「ありがとう、やっぱ男子は体育好きね、あたしはあんまり日差しのある所好きじゃないわ」
鳳:「シバはやはり絵の勉強がしたい?」
「したいの気持ちは山々けど、でもこの町小さいし、あんまりいい先生いないかも」
鳳:「そっか、前は結構漫画好きのことが分かってるけど、やっぱり自分の手で描きたいね」
「まさにその気持ち」
好男:「そんじゃ、お邪魔みたいので俺と潔さんは隣にいくぜ、これからはお二人さんのラブラブ時間だ」
鳳:「ラブラブって…」
潔さん:「そんじゃ、ごゆっくり」
二人ともが隣に行っちゃった
「鳳って、前貸した漫画のことどう思う?」
鳳:「そうね、結構面白いと思ってるけど、流石にシバみたいに涙まで流そうぐらいの感動、私共感できなかった、すみませんね正直で」
「そっか、いいの、実はその漫画周りの人たちも結構読んだな、結局そんなに感動したのは私だけだった、みんながそうだし、きっと私が何か悪いかもね」
鳳:「それは違う、いいか悪いかではないと思うけど」
「うむ、確かにね、でも正直、みんなが共感できないのはちょっとショックかも、てっきり誰でも感動させられるっと思い込んだ」
鳳:「まあいいじゃないか、多分シバは他の人より何かを持ってると思うわ、逆に私たちがそれが見えないかもしれないね」
「えへへ、ありがとう、そう言われるとちょっと嬉しいかも、その可能性もありけど、あんまり自信ないね」
鳳:「はいはい、この話はもう終わり、そう言えば前シバが私の所に預かったノート今日お返しするつもり」
「ええ?ノート?何かしら」
鳳:「あら、忘れたの、まあ随分昔のことだし」
「ノート…ノート…ちょっとまで、なんかイメージが…」
鳳:「はい、はい、これよ」
鳳は一冊緑色のノートを机の上に置いた、ノートの表紙は私の名前が描いてる
「あ…ああ、それか!」
鳳:「どうやら思い出したね、いつも家で置いたままだから自分も忘れた所だったけど、先日発見したので一応返すのは筋かと」
「確かにもう随分昔のことね、別に返さなくてもいいけど」
鳳:「私が返したいの、一応開いて中見を確認したら?」
「確認って、基本新品だったし…」
言ってるうち、私はその1ページしか使った事しかなかったはずのノートを開いた、やっぱ昔の言葉が描いてる、1番注目されてたのはやはりその言葉:
[昨日の鳳さん可愛い]
まさしく俺の字だ、そして下に、何かある、それが見たことがない言葉が書かれておる、それは:
[好き]
その字、俺より小さい、しかもキュート、明らかに女子の字だ、もしかしたら…
俺の目は急に鳳の所に見た、鳳はそのタイミングでわざと俺の目線を避けた
…
自分の両手は思わず鳳の腰の間に移動して、鳳を抱きしめた
鳳:「ああ、何だよいきなり」
「今更だし、このぐらいで恥ずかしからないで欲しいな、もう何回もうやったんでしょう」
鳳:「は、は、は、恥ずかしいぐらいするわよ」
「ああ、嬉しい、なんか今日の鳳、とっても好き」
「も、もう…」
鳳は力を抜けて、微笑んで私の胸を寄せて寝込んでた
…
時を経つ、好男と潔さんも戻った、そろそろ今日は終わりだね、自分はそのノートをカバンの中に入れて、お互いにお別れの挨拶をして、帰ろうっと思った
「そんじゃ、私はお先に帰るね」
好男:「おう、また今度」
鳳:「ばぁいばぁい」
しばし歩いて、家に到着した、今日結構疲れたな、早く寝よう、考えるうち明日が必要な教科書足りない分をカバンの中に入れて、簡単なシャワーを浴びったらすぐに寝込んでた
…
翌日、学校、五限目の休憩時間の間、好男と教室の外で時間つぶしをした
好男:「最後の授業だ、ようやく今日終わりか」
「好男、前も聞きたかったけど、お前と潔さんはどんな関係かしら?」
好男:「あれ?そう来たか、君はどう思う?やっぱ恋人を勘違いしてる?」
「いや、そこまでには…見えないけど」
好男:「わたしたちか…正直に言うと、君と鳳さんはいなかったら、多分彼女と接触していなかっただろう」
「ふうー、その言い方、前も薄々気が付いたけど、お前昔が自分は協力者にすぎないっと言ったけど、もしかしたら、協力された人は潔さん?」
好男:「まあ、今更そんなこと気にするなって、それより、今鳳さんと順調でしょう、それでいいんじゃないか」
「いつも誤魔化すわね…謎だらけって感じ」
好男:「そう言うキャラしてるから」
その時、うちクラスの国語委員さんが突然現れた
国語委員:「おい、シバ、先週の国語課題、まだ提出していないのはお前だけだったぞ」
「うわ、やーべ、すまん、今すぐ持ってくる」
好男:「おっと、チャイム鳴った、今日もそろそろ終わり、終わり」
…
…
今日の学校が終わって、普通に家に到着した、ご飯の後で宿題をやるつもりだったか、一応鞄の教科書整理しようと思ってた、色々鞄の中引き出して入れてをしたうち、昨日鳳が返したノートを見かけた、いや、昨日引き出すのが忘れたか、今日一日学校も持って行ったとは、考えれ見ればちょっと危ないかも、どれどれ、鳳のその温かい言葉もう一度見よう
っと思ってるうち、そのノートを開いた、あれ?なんかこのノート、色々書いておる、確かに1ページしか使ったことがなかったのはずだが…よく見たら、自分は石化した、中に書いたのは私と鳳の言葉じゃなく、国語の課題でした
一瞬のうち、もう気絶のように頭がダウンした、5分ぐらい経って、意識が段々と戻った
…落ち着け、まず考えるのだ
…
…
…
カオスになった頭が運転してみたかったが、どうやら絶望感で脳がうまく動けないらしい、だめだ、何も思い付かない…
そのうち、カオスの中に一人の姿が現れた、それが好男だった!好男なら何とかできそう…
っとそんな情けないことしか思いつかなかった自分が急に外を出ようとして靴を履くしようとした
母親:「どうした?もうすぐご飯けど」
「ああ、すまん、昨日好男家忘れ物があって、ちょっと取りに行く、私の分残して、後自分で電子レンジで温めるから」
言い終わって、急いで家から出た
今までこんな速く走ったことがなかったかも、あっという間に好男の家に到着、ドアチャイムを凄くスピードで押して、ドアを開けた
好男:「シバかよ、どうしたの、そんなに慌てて」
「はあ…はあ…もう無理だ、急にすまない、けど好男しか相談できないと思って…」
好男:「何かあったの?とにかく入って」
私は全てを好男に言った
好男:「状況はわかった、確かにまずいかもね、最悪の場合、先生はもう目に通したかもしれない」
「そんな…万事…休すか」
好男:「いあ、あくまでも最悪の場合けど、昔のケースで見ると、国語課題はいつも月曜日で集まり、金曜日で俺たちに戻ってくるので、割と今日目を通す可能性低いのはずだぜ」
「たとえ先生は今日採点しないとしても、取り戻すのも困難何じゃ…どうしたらいいか、ああもう、もしばれたら鳳まで巻き込まれる、それだけが避けたい」
好男:「そんなに慌てたシバ始めた見たね」
好男は両腕を組んで深く考えたみたい
好男:「そうね、それも運命かもしれないね、最後に親友の為一肌脱ごうじゃないか」
「何を言ってるの?」
好男:「ちょっと電話をかける」
言い終わって、好男は誰かに電話を掛けた
好男:「あ、もしもし、こちらは好男です、芽雅子さんいます?
…あ、芽雅子さん、ちょっと聞きたいことがあって、今日集まった国語課題はどこに置いたのか教えくれる?
…いや頼むぜ、俺たちの仲だろう、今度あれご馳走するよ
…はいはい問題なし、別に何も役に立たないけど、ちょっと罰ゲームで負けたね、芽雅子さんに何かを聞こうっての罰で、あはは
…そうか、ありがとうね、それじゃまた学校で」
好男は電話を切った
好男:「よし、場所が分かった」
「分かったってあんたどうするつもり」
好男:「とにかくうちで待ってて、ちょっと出かける、ああ、家に電話した方がいいよ、あんたの母親心配性だろう」
「おい…」
好男は光の速さで出かけた、なにも教えてくれなかったままに
とにかく家に電話は必要のは確か、もう結構時間経ったし
…
「ああ母さん、忘れ物はまだ探し出してないので、多分ちょっと遅く帰る
…はいはい分かってるって、遊んだりはしないの、探し出したらすぐに帰る
…うん、それじゃ」
…
十分
…
二十分
…
三十分
…
四十分になった時、好男はようやく戻ってきた、その手の中に持ってるのは一冊のノート
好男:「ほら、これかどうか確認しな」
ノートを私に私て、畳の上に横になった、衣服の上のあっちこっちはちょっと土がかかっておる
私はノートを開いて見たら、まさしくその言葉を書いてるノートだ
好男:「あんたの間はそんなロマンチックなノートがあるかい、全く今回はご馳走様だぜ」
「それよりどうやって?教えて」
好男:「う…まあ簡単に言うと学校に潜入してノートを回収したことかな」
「おい、今回ばかりは誤魔化さない欲しい、詳しく聞かせてよ」
好男:「そうか、さすかにこうなると謎が多すぎるか、まあ次うちに来る時教えるわい、今日はまず帰って、親にバレるわよ」
「あ、そうだな、もう1時間以上経った、聞きたいこと山ほどあるけど、しゃあない、また今度にする」
好男:「いいぜ、さあ速く」
慌ててる自分はノートを持って急いで家に向かった、親をバレないようにノートをコートの中に入れて順調に家に戻った
…
夜になって、ベットの上に寝て、頭の中まだ今日のことが映画みたいに回ってた、本当、手に汗を握る一日だった