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06、修学旅行

  ノート事件以来、鳳さんの間表面的にはいつも道理に戻ったが、なんか不安、そのことに関して鳳さんは何も反応してくれなかっただし、嫌われたかどうかも全然分からない、いつか解決のきっかけが来るかとずっと思ったけど、時間がただひたすら流れただけだった


  段々とこの状況が嫌になって、何かちゃんと話すチャンスあるかな…と真剣に考えて始めた


  学校では鳳さんと馴れ馴れしくにはいけない、下校する時いつも道理に潔さんと帰るし、登校もめちゃくちゃ早い、俺より遅く来るのは見た事がない、お互い門限も厳しいし、よく考えてみればまじで二人きりのチャンスなくねぇ?前回の銀杏事件も何方の協力があったのお陰だったし、参ったね、こうしちゃ居られない、何か手がないかな


  秋はもう残り僅か、冬に入ったら期末試験の準備とか色忙しくなりそうだし、ますますチャンス無くなると思う、その前にこのモヤモヤを何とかできるものでしょうか

  

  好男さん:「よう、ご飯行きましょう」


  昼休みの時間になった、好男さんと一緒に学校の食堂に向かった


  「はぁああああ」


  好男さん:「どうしたの、少年」


  「前鳳さんの事話したんだろう、もう随分時間経ったけど、それ以来全然進展なし、なんか不安」


  好男さん:「不安か」


  「出来れば色々話したいけど、二人きりのチャンス全然無かった」


  好男さん:「そっか、そう言うことか、ここでは親友の為に一肌抜いてみようじゃないか」


  「う??」


  好男さん:「俺の情報によれば、まもなく秋定番の修学旅行、そこで俺が何とかチャンスを作ろうぜ」


  「へぇえ、どこからの情報かい」


  好男さん:「へへ、それは教えない、独自なりの情報網」


  「修学旅行か、作れる自信ある?小学校時、確かにクラス単位で、いつまでも先生の後ろに列並んであっちこっちに行っただけ、中学もほぼ変わらないんじゃない?」


  好男さん:「まあ詳しい話は面倒臭いから省略、とにかく期待してもいいぜ」


  「本当?」


  半信半疑けど確かに好男さんは結構いろんな意味すごかった人、小学校ん時からはもう誰でも気楽と話せるぐらいで、すぐ周りの人と仲良く成れるし、先生までも好かれて見たいで、私から見るともはや魔法に近い


  「まあ、一応信じようか」


  好男さん:「一応は余計だぞ」


  

  …



  一週間ぐらい経って、本当に修学旅行のことを発表された、今回一年の目的地はとある植物園、学校からバスで一時間ぐらいかかる、秋の紅葉が有名らしい


  担任:「先ほど配ったスケジュールを見てください、午前は団体活動、午後からは自由活動時間、一人は何かあった場合は危ないかもしれないので各自最低でも二人のグループを組んで活動するように、明後日までグループのメンバ表を提出してください、その時点でまだ組んでない人は私の独断で組みますので、できるだけないように、あと美術部の方々へ、顧問の先生からのメッセージ、何でもいいから自由時間で一枚の絵を完成して提出くれっと、以上」


  まじか、最近をちょっと絵の興味があったから美術部に申し込んだばかり、早速課題があったなんて、しかもこの肝心の時に、思わず頭が鳳さんの所に頭が曲がった、鳳さんはいつも黒板に向かって真面目な顔をしてる、果たして鳳さんと一緒に組めるかな

  

  …


  休憩時間、好男さんと一緒に教室の外で時間つぶしてる


  「さすか中学になると自由活動はありだね」


  好男さん:「まあね、所で、メンバ表はもう出したよ」


  「まじ? って言うかはや! もう鳳さんと話通じた?」


  好男さん:「まさか、俺たち二人だけだぜ」


  「はあ???ならどうやって…」


  好男さん:「まあまあ、ご安心くださいませご主人様」


  「何か気持ちわる」


  好男さん:「全ては計画道理でございます、心配ごなく」


  「そう?」


  一体なにを企んでるかしら


  …


  好男さんの話の検討もつかないまま修学旅行の日が来た、朝8時ぐらいバスが校舎に入って、クラス別で学生達が乗った


  やはり鳳さんは潔さんと組んでるね、他のチームを見たら10人ぐらいで組んだ大部隊もあったらしい、大体四五名ぐらいのチームが殆ど、二人だけのは私たちぐらいか


  9時15分ぐらい、植物園に到着した、色々見回ったら午前の団体活動が終わった、それからとある山の坂でみんな昼ご飯を食べたら、ようやく自由活動の時間となった


  しかもいい景色でしたね、学校の銀杏も綺麗と思ったけど、こんな沢山の木がま赤の景色もまた、流石公園っというか、こんな規模、一本の銀杏にとっては格が違いすぎる


  好男さん:「さてっと、そろそろ本番に入ろうか、付いてきて」


  好男さんと付いて歩いて、段々と紅葉群から脱出した、そこが木のない平地であった、前は小さいな石道しかなく、道の両側にあるのは私の肩ぐらい高さの芒


  その小道は沿って歩いた、結構曲がってる道の事、芒が段々高くなって前はよく見えない、しばらく歩いて、芒と殆ど同じぐらい高さの向日葵群れに変換した、もうしばらく歩いて、小さいな秋桜の平地が見える、そこの真ん中にあるのは一軒家の建物であった


  好男さん:「ついたよ」  


  「ついたって、ここどこ?」


  好男さん:「こん公園の秘密な場所ってとこかな、ここなら邪魔が入らないはず」


  「なぜここを知ってる?昔来たことがある訳?」


  好男さん:「まあ細かいことは気にしない、ここでちょっと待ってて」


  あっと言う間、好男さんがどこかに消えた、あいつこんなことをしたんだ、さしずめ、鳳さんをここに連れてくるつもりだね、流石にここまで来ると予想がつく


  と言っても待つしかないか、その分隣の建物をじっくりと見ていた、ゴシック風の礼拝堂っぽいね、長い間使われてないみたい、ガラスは色付いてたみたいけど灰だらけでほぼ色が見えない、うむ、開けない、ドアは一応鍵で閉めてるね、屋根は十字架あるからカトリックかな?


  秋桜と礼拝堂か、昔どっかの映画の中に見たことがあったようなシーンけど思い出さないや、この組合わせヨーロッパにとっては定番のかしら、考えながら向日葵群れの近くにあった石椅子に座った、尻が石に着いたとたんなんだかの物音が聞こえた


  …


  「ああもう、イサちゃん、どこ?」


  この声は、間違いない


  鳳さんは向日葵群れの中から現れた


  鳳さん:「あら、シバさん?」

 

  ちょっと驚いたの表情で私を見た


  「よ、よう、鳳さん、奇遇だね」


  鳳さん:「ああ、そういうことですね、もう、あの子ったら」


  「なんか、どういう状況がすぐに分かったみたいね」


  鳳さん:「ええ、まあ、大体さしがつくわ、でもね、よくこんな場所知ってるね」


  「実は私もそう思った」


  鳳さん:「そうね、シバさんとは、久しぶり…と言うべきかしら」


  「ええ?毎日会ってるじゃなくて?」


  鳳さん:「それはそうよ、でもシバさんも分かってるでしょう、あれは本当の自分じゃないから、果たして会ってるとは言えるでしょうか」


  「ああ、確かに…言えないかも」


  一瞬で鳳さんの言葉を理解した自分、嬉しくて嬉しくて、突然鳳さんの前に立ち止まった


  鼻が…鳳さんの髪の近くまできて、とてもいい匂い…と思いました


  「久しぶりね」


  鳳さんは両手を私の胸にとても軽い力で押しながら、頭を90度を曲がって、何も言わないまま耳を私の胸をくっついた


  …


  3秒ぐらい経ったかしら、もう分からない、私の両手は意識せずに鳳さんの腰の後ろに結んだ


  鳳さん:「ねえ…もうさん付けなくても…いいんじゃないかしら」


  「そうね


   …


   鳳」


   …


  「シバ」



  私の両手、思わずもっと強く彼女の体を抱き絞めた


  …体温を感じてる、手先感じたのは薄い上着とスカートと接着した部分のちょっと突き出したゴムひも、薄いズボン下の太ももが感じたのが彼女のスカートの皺々


  鳳:「心臓の音、聞こえるね」


  「わたしも」


  一つの手が勝手に鳳さんの背中で心臓の位置に移動した、感じられる、彼女の命の跳ぶ力が


  鳳:「私の方が速いの気がする」


  「そんなことない、私はも飛び出しそうの速さです」


  鳳:「そう?そんな必死に跳んでるから、ちょっと汗の匂いがするかしら」


  「ああ、ごめん」


  鳳:「ううん、嫌じゃないわ」


  しばらくを経って、彼女の頭が90度で曲がり戻して、おでこで私の胸に寄せた


  鳳:「ここまでにしましょう、ちょっと熱くなってきたわ」


  「う、うん」


  ようやく二人が分かれた


  「そっちに座ろう」


  私はすぐその灰だらけの石椅子を自分の袖で拭いて綺麗になって、そして二人は座った


  鳳:「このアイディアって、シバが考えたこと?」


  「いいえ、好男だよ」


  鳳:「なるほどね、あの人確かに謎多い感じがする、さしずめ、イサちゃんも彼に手を貸したね」


  「あの二人そんなに仲よかったかな、全然気づかなかった」


  鳳:「どうかしら、今度イサちゃんに聞いてみようかな、でも二人ども私たちの為に行動したんですね」


  「本当、今回ばかり、まじ奢らくっちゃ」


  鳳:「ここ、いいですね、イサちゃん案内してくれなかったら絶対分からないわ」


  「そこが狙いかも、多分誰でも来ないのはず」


  鳳:「そうね、皆全部紅葉を見に行ったんですもの、私も見に行くつもりだったけど、イサちゃんが急に私を引っ張て、ここに連れてきた、そしてどこかに消えちゃったわ」


  「それはちょっと…」(汗)


  鳳:「あの子らしいわ、ところで、今度私と話したいことがあるからこの計画立てたでしょう」


  「全てがお見通しか、確かに話をしたかった、でもさっきのことで全部吹っ飛んでた」


  鳳:「どう言うこと?」


  「銀杏とノート以来、私たち全然進展ないじゃん、むしろ冷めちゃったの気がする、鳳も全然話してくれないだし、私からしようとしても殆ど無視された、嫌われたかと思ったのよ」


  鳳:「そうね、それも仕方がないですもの、前も言ったでしょう、学校には普通にしてくださいって」


  「分かってるけど、でもそこまでする必要がある?普通の会話ぐらいならしてもいいんじゃないか、入学の時も普通に話したじゃん」


  鳳:「気持ちが分かるわ、でもダメです、だっでシバと話したら、いつまでも自分の感情をコントロールできるの自信がないわ、きっといつかさっきのように暴走してしっちまう、入学の時はまだこの悩み、なかっただし」


  「でも毎日そばにいるのに、いつも冷たくて、そんなの、辛い」


  鳳:「私だって我慢してるのよ、仕方がないじゃん、うちの学校だけではなく、多くの学校も恋愛厳しく禁止されてること分かってるでしょう、私たちじゃなくて周りがこうなってる例も少なくないのはず、バレたらただじゃすまないわ」


  「分かってるけど、でもそれ、いくらでも慎重しすぎじゃないかな…」


  鳳:「確かにそうかもしれませんね、でもバレるよりはマシだわ」


  「…はあ…どうして恋愛禁止なんかをやってるかな、こんなに素敵なことなのに」


  「さあね、私にもよく分からないわ」


  「ねえ、状況はもう分かってるから、でもせめて何とかして一ヶ月に一回二人きりの時間を作れないかしら?」


  鳳:「信じて、私だってそうしたい所です、でもなかなか難しい、学校は勿論、シバの家と私の家、どちらも門限どかが厳しいでしょう、前銀杏みたいな方法正直リスクも結構高かった、あの時ね、もし私を受け入れなかったらもう諦めるの一発勝負から賭けができたけど、今となったらその手はもう使えない」


  「…」


  鳳:「それと前のノートの事も、あれも危なさすぎたわよ、もし先生が何か変だと思われてこっちに来てノートを発見したら全てが終わりだわよ、その間急に冷たくなったのもそのせいだよ」


  「…そっか、やはりそうか、鳳すごいね、何もかもを考えたですね、それに比べたら私ったら考え無さすぎかも」


  「もう、わかればいいの、でもそうね、このままだと確かに問題だわ、何か手を考えないと、私だって今の状況ちょっと嫌だし」

 

  …


  「ねえ、ちょっと聞いていいかしら、鳳って、本当に私のこと特別な感情を持ってる?」


  鳳:「なに?その曲がる曲がりの言い方が、って言うか今更となってこんな話?」


  「いや、だってほら、その日、鳳が疲れてるから私に寄せたな…ってこともあり得るじゃないかな…っと」


  鳳:「… この、バカ」


  鳳の拳が私の頬の所に来てる、感じ取ったのはちょっと震えた拳の骨の硬さとその柔らかい手の皮膚


  鳳:「次こんなこと言ったら容赦しないわよ、私はどれだけ勇気を出したことかわかってる?」


  「いやごめんごめん、ただ、直接伝わって無かったからちょっとモヤモヤ…どか…?」


  鳳:「まったく…本当、腹が立つわ

  …


  でもそうね、確かに、直接伝わってなかったんですもの」



  「う、うん…だから今日こうやって…」


  自分がその礼拝堂を見ながら、話はまだ終わってないまま、頬に何かが刺されたの感じをした、蚊かと一瞬思ったけど、次に温度さを感じ取った、熱い何かがそこにいる、段々と来たのがその柔らかさ、そしてそのテクスチャ、繊細な凸凹さ、間違いないそれが…

  鳳の唇


  5秒ぐらいその状態を維持した、そして唇は頬から離れて、耳のそばに…


  鳳:「シバのこと…好きわよ」


  …


  …ぼんやり、ぼんやり、ぼんやり、どの声よりも大きくて、山彦やまびこのように頭の中に響き続いた、きっと脳味噌はもう溶けてる、突然過ぎたの襲撃、耐えられなかった…



  …システム、ダウン…



  しばしを経つ、ハードディスク作動の声が聞こえるような…システム再起動した、意識がようやく戻った


  鳳:「どうしたの、おーーーーい」


  言語パーツ、起動


  どうやら脳が作動できたらしい、っと言っても、何を反応すればいい?


  鳳:「…ごめん、いきなりすぎだったんだね、私もどうかしたわ」


  「いいえ、鳳は何も悪くない、ただ…どう反応すればいいか…さっぱりで」


  鳳:「それもそうね、最初から反応時間与えるつもりが無かったわよ」


  「ええ?わざとそのタイミングを狙ったの?もう本当意地悪」


  鳳:「でも何と言うか…さっきシバの顔を見てて、ちょっと安心したかも」


  「どうして?」


  鳳:「そこは自分で考えてね、すぐに分かると思うわ」


  「うん、悪かった、もう分かったの気がする…」


  鳳:「そう?」


  「ねえ…鳳の気持ちがすごくわかったんだ、それでもちょっと聞きたい、私のどこが好き?」


  …


  鳳:「そうね」


  鳳はちょっと考えたふりをした


  鳳:「私を好きになったことが、好きかしら?」


  「な、な…?」


  流石に意外すぎた答えだった、自分の顔が驚くよりも赤くなってる


  鳳:「言った通りよ、だって最初入学で会った時はもう私のこと好きになったでしょう?」


  「え、えええええ?なぜわかったんだ?超能力者かよ」


  鳳:「ほらやっぱり、図星だったね」


  「お、おおとりぃ…はあ…ほんとう、かなわないなぁぁぁ」


  鳳:「シバって単純ですもの、自業自得だ」


  「言ったな、このぉー


  …


  あはは、ははは」


  二人はそれよりもない笑顔で楽しんで笑った


  「本当、すごいな、鳳は」


  鳳:「どういたしまして」  


  「そうだ、丁度今回美術部の課題があった、鳳を描いておこう」


  鳳:「いいわよ、でもそれ提出したら今日のことバレるんじゃない?」


  「大丈夫、帰ったら、鳳がいない絵をもう一度描いて提出するつもり、鳳の絵は誰かに見せるものか」


  鳳:「そうか、いいわね」


  「今更気づいたけど、ここの景色めっちゃいいね、礼拝堂、向日葵、鳳、絶妙な組み合わせだぜ、きっといい絵に成れる!ああもう幸せで昇天できそう」


  鳳:「縁起悪いこと言わないの、ほら、このポーズでいいかしら」


  「結構時間かかりそうから座ったほうが楽だよ」


  鳳:「確かにね、それでしたらこうかな」


  「はしゃぎすぎって、普通に座ったままの方がいいわよ、自然のままが一番」


  鳳:「あら、もう芸術家っぽく発言をするつもり?いいわ」


  「そうそう、そのままでいいの、その方が自然で…可愛い」



  自分が鉛筆を動き始めた、紙との摩擦音、風の音、暖かい日差し

  

  幸せの以外がありません



  …


  しばしを経つ



  「ねぇ、退屈しない?何か話そうか」


  鳳:「あら、お邪魔になるのかしら?絵には影響出ない?」


  「全然、っと言っても、入部したばかりだしまだ上手く描けてないや」


  鳳:「でもさっき、絵を描いてるシバのその真剣な顔、ちょっと格好良かったかも」


  「それはもちろん、鳳を描くだもの、全力しないと」


  鳳:「っもう、シバったら」


  さっきまだ表情が硬かったはずの鳳、すぐには戻ったが一瞬モナリザみたいに口元がちょっと上がった微笑みが出したの気がした


  「鳳は絵とか興味ない?一緒に美術部に入ろうっとかはあり?そうしたら一緒の時間増えるんじゃない?」


  鳳:「確かにそうしたらシバとの時間が増えそうね、でも学校の中のことが変わらないもん、馴れ馴れしくのもできないわ、それと私は絵描きより勉強の方が向いてるかもね」


  「む…それもそうね、でも鳳って本当成績いいね、私なら全然」


  鳳:「勉強、嫌い?」


  「あんまりモチベーション上がらないけど、それが嫌いかどうかよくわからないや」


  鳳:「それでもそこそこでしょう」


  「まあね、鳳は、やっぱり勉強好き?」


  鳳:「自分もそれが好きかどうかよくわからないわ、ただ勉強の時心が静かになれる、周りの音がしなくなる」


  「音?鳳の家って道路の隣にあるの?」


  鳳:「そうでもないけど、まあいいわ、ところで、どこまで描いたの?集合時間合いそう?」


  「今の所鳳の部分はまだ終わってないや、景色は…間に合わなくてもいいや」

  

  鳳:「元々景色を描くつもりだったでしょう、私に罪を被らないでほしいわ」


  「いいえいいえ、鳳を罪被るなんて、シーと言うなら私の画力不足が罪かな」


  鳳:「それもそうかもね、じゃあ頑張ってね」


  さっきの微笑みまた現れた、必死にその微笑みを絵に残したい、でも何回消して描いてもそれがこない、ああ、なぜこの微笑みを表現できないだろう、その時自分の画力の不足さがちょっと悔しんでいた


  …


  幸せの時間経つのが早い、時計を見たら集合時間はまだ30分、そろそろ戻らないと、鳳だけをうまく描きたかったので、景色は無論雑だった、まあしょうがない


  「そろそろ時間ね、ここまでにしようっか」


  鳳:「そうね、ちょっと見せてくれる?」


  鳳は私のところに歩いた、そばについて、肩を肩に並んで、絵を見ようとした


  「あ、これは…」


  ちょっと慌てた自分


  鳳:「あら、本当に私だけが完成したんですね、うう?顔ちょっと変ね、黒くなってない?私の肌そんなに黒いかしら」


  「ああもう、だらかうまく描けないもん、何回描きなおしても鳳の笑顔再現できなかった」


  鳳:「そうか、同じ場所描きすぎて紙に傷を付いたね、消しゴムが消せなくなるぐらいに描き直したんだ、だから顔が黒くなったわけね」


  「…ん、こんな絵、もう捨ててしまえばいい」


  鳳:「ああ」


  私は絵を後ろに捨てようとした、鳳はその絵を掴もうとしていた、手が届かなかったのせいで、鳳体の全体はバランスが崩れるぐらい後ろに寝込んだのように伸ばした


  「あぶな…」


  このままときっと地面に転んでしっちまう、自分は反射的に体を鳳の下に体を移った


  …


  意識が整いだら、鳳はその絵を両手で胸元に押していながら、自分の体の上に横になってた、ちょっと状況を確認した、鳳の体どこでも地面に接触してなかったのようだ、よかった、鳳は無事だった


  と言っても、地面は想像より柔らかい、ほっとしたら首の筋肉も力を抜けて頭が地面に置いた、花の香りがする、よく見ると周りの秋桜群れが耳より高かった、道理で地面固くなっかたのわけだ、お花さんたちに助けられた


  鳳の背中が自分の上半身ピッタリとくっついて、前回立ったの時より鳳の体温を感じてた


  …


  鳳:「ねぇ、シバ」


  鳳は話していながら、体をひっくり返した


  私の上で、お互い顔と顔を向き合って、頭っで私の目から日差しを遮って、胸と胸をくっついたままで…


  鳳:「私たち、永遠と一緒にいられるかな」


  「きっといられる」

 

  自分は一瞬で答えた

  

  …


  鳳:「うれしい」


  自分は今日の二度目、鳳を抱きしめた、きっと前回よりも強くて


  「きっと」


  …


  ようやく二人は座り起そうとした


  鳳:「あら大変、シバの服が汚した、土付いてるわ」


  「いやこれぐらいなら平気、男の服だからそんなに気にしないの、鳳はどう、どこかが汚した?」


  鳳:「大丈夫そうですね、シバのお陰だもん」


  「それはよかった」


  鳳:「でも、絵はちょっと汚したかも、もう、今日描いたばかりなのに」


  「そんな絵いいってば」


  鳳:「あら、いらないの?だったら私に頂戴」


  「そんな絵でいいの?…失敗作だよ、鳳を黒ババに描いちゃったのよ?」


  鳳:「いいの、私が欲しいの」


  「…ん、そう?別にいいけど」 


  そこで、何の物音を聞こえた、石と靴が互いに叩いた音、誰かがここに向かって歩いてる


  二人は立ち直って整いたら、好男さんが現れた


  好男さん:「ワオ、二人どもいい感じじゃん、けどもうすぐ集合時間だよ、鳳さんは先に行ってて、外に潔さんが待ってるから、私たちは後で行く、ほらはやくはやく」


  鳳さんは外で潔さんと合流した、二人は話しながら帰り道を歩いてた


  潔さん:「それなに?」


  鳳さん:「拾ったものよ、ほら見て、いいでしょう」


  潔さん:「ふうん?…なるほど」


  …


  段々と二人の声が聞こえなくなった


  好男さん:「よっし、俺たちも行こうぜ」


  「あ、ああ」


  後は普通に集合場所にたどり着いて、みんなバスを乗って帰還した


  バスの中、まだいろんなことで頭の中にうろうろしてた


  でも心中の曇りが晴れたのようだ、とても爽やかの気分、多分明日からもずっと晴れるのままのであろう


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