05、ノート
翌日、登校
無理だわ、昨日の気持ちはまだ胸の中にモヤモヤしてる、全然減る気はないんですけど、むしろもっと強くなった?モヤモヤ!モヤモヤすぎる!
校門に到着、嫌だわ、入っちゃったらまた鳳さんと会っちゃう、会ったらどうなるの?昨日一晩考えたのに、何も出ない、だってあっという間だし、俺タイムスリップしたっけ?もう今日の入学時間とは、どこかが変ですけど
「何ボートしてるんだ」 好男さんは後ろから声をかけた
「うああ、何だ君か」
好男さん:「もうあんたの後ろに二分も立ったよ、結構長い時間ボートしてて見てられんから声かけちゃった」
「…そうか」
好男さん:「入ろう
…
って昨日はどうだった?」
「ああ、昨日か、ああそうだ、昨日のあれわざとやったな?」
好男さん:「おお、ようやくわかってくれたんかい、って?アイス奢ってあげようかい?」
「あはは、冗談きついぜ、今度私から奢るよ」
好男さん:「いいのさ、と言うより、教えて、進展あった?」
「進展って、何の?」
好男さん:「またまた、うちらは小学校からの達だぜ、隠れても無駄だぞ」
「そんなに興味あるの?」
好男さん:「興味か、今からお湧い出て来た」
「今って、昨日まではなかったのわけ?」
好男さん:「そうね、実はあれ、俺の仕業じゃないの、あくまで協力者」
「マジ?それって?誰?」
好男さん:「すまん言えない、なんか言ったらぶっ殺すって威嚇されたんだ」
「そんなに神秘する必要がある?」
好男さん:「まあ知っても得がなく、知らなくても損はなしから、それといずれ知るとなると思うけど、とにかく俺の口からのは勘弁して」
「ふう?まあいいわ」
好男さん:「って?どうなったの?よかった?悪かった?」
「よかったとしたら?」
好男さん:「おお、やるじゃん」
「…む、というより、俺は何もしてなかったの気がするが…それがよかったかな」
好男さん:「悩んでる少年よ、詳しく聞かせてくれないかい?一応威嚇されてた人にご報告しないと」
「今?勘弁して欲しいな、って言うか今だに気持ちの整理がまだ整ってないんですけど」
好男:「ほほう、何か匂いぞ、じゃ後でね」
教室に到着した、鳳さんは相変わらず俺たちより早く席に付いてた
「おっはよう」
色々悩んだけど、以外と爽やかな挨拶をした自分
鳳さん:「おはようございます」
なんか距離感を感じてるね鳳さん、昨日あんなこともあったのに、そして小さな声で聞いた
「ねぇ、どうしたの、私たち結構仲良くになったのつもりだったけど、なんか昔と変わらないの気がするけど」
鳳さんも小さな声で:「学校はいつも道理にしてくださいよ、いきなり仲良くになるには、周りから見ると明らかに変じゃないですか」
なるほど、周りを気にしてるのか、自分はあんまり気にしないけど、ってそれが女子のことかな
「わかった、じゃいつも道理ね」
鳳さん:「うん」
一限目は担任の授業
そして授業が終わり
担任:「はい今日の授業はここまで」…「鳳さん、ちょっとこっちに来て」
そして鳳さんと一緒に教室の外に行った、なぜか興味湧いて来た自分が教室のドアの後ろに何だらかのふりをして聞いてきた。
担任:「今朝来た時、教室のドア閉めてなかったぞ」
鳳さん:「ああ…」
想像も付く、鳳さんはきっと慌ててる
担任:「別に責めてるわけではない、学校は殆ど事件とかは無縁な所だし、でもちょっと、らしくないぞ、今までのやること完璧だったし、どうしたの?何かあったの?」
鳳さん:「いいえ、何でもないです、単なる…私のミスです」
担任:「そうか、今後気を付けるだぞ、それじゃ」
私は早くて席に付いた、鳳さんは結構落ち込んで席に戻った
授業が始まった
それを聞いてどうにか落ち着かない自分でした、そしてノートで一文を書いた、鳳さんの所にちょっと滑ってて、足で鳳さんの足を叩いた
鳳さんは首をこっちを向いて、ノートを発見し、そして見た
「すまん、担任との話、全部聞いた、なんか俺のせいもあったかも」
ちょっど驚いている鳳さんの顔でした、そしてノートを自分の所に持って行って、何かを書いて、こっちに滑り返した
「ううん、いいの、私のミスでしたし」
自分も考えなしだな、以下の文字を書いて鳳さんの所に送った
「昨日の鳳さん可愛い」
ぱんーーー!!
それが鳳さんのおでこが急にデスクに叩いた音、結構響いたけど、多分…全クラスも聞こえたっと思いました
鳳さんの急速の呼吸音が聞こえる
授業の先生:「どうしたの、鳳さん?何か具合が悪いの?」
多分全クラスの目線もこっちに向いた
鳳さんは長い溜息をして、そしてすーーーごく長い吸い込みをした
急に頭を上げて
「何でもないです、消しゴムが落ちてて拾う時おでこに当たりました」
っと鳳さんは強気で言った
授業の先生:「そうか、気を付けるんだぞ」
ちょっと騒いたけど、先生は授業が再開した、皆も黒板に向かってた
鳳さんはこっちに向かってすっごく睨んてた、私も鳳さんの顔を見ました、おでこはまだ赤い色が残ってるのは無論が、なんか顔も赤みがあるような…口はもうМ字に成ってる
対視はしばしを経って、鳳さんはもう一度そのノートを見た、そしてそのノートを閉めて自分の鞄の中に入れた、一冊新しいノートを引き出して、その上なんの文字を書いてこっちに送った
「そのノート、わたしが没収すします、それと、授業の邪魔をしないください」
うわ、なんか怒ったみたい、励ますのつもりだったのに、こうなってしまった…
残りの休憩時間、鳳さんはまるでわざと私を避けていたみたいに殆ど話がなかった、そして放課後、鳳さんはいつも道理に潔さんと一緒に帰った、今日の自分、考えなさ過ぎたかな…っとその時は心配の気分も無くてもなかった
明日になったら全てが元道理のように…っとの帰り道でした