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劇中群像 Dramatis Personæ  作者: Robert Browning (翻訳:萩原 學)
ジェイムズ・リーの妻 James Lee’s Wife
1/15

I.窓辺に語るジェイムズ・リーの妻—James Lee’s Wife Speaks at the Window

本作は当初 " James Lee " として発表されたが、全編をその妻が語る形にしたからか、後に改められた。9篇から成る連詩として構成され、女性に語らせる Dramatic Monologue としては最長の作品。

特に説明はされていないが、以下3番目の The worst of it に至るまで、ブリュターニュの同じ場所を舞台にしたものらしい。

I.

おお愛する人よ、何という日

 この世界が変わってしまった!

陽は他所へ去り、

 鳥はよそよそしくなった。

風はぱったり止んでしまった、

 空模様は狂ってきた

夏がすっぱり消えてしまった。

AH, Love, but a day

And the world has changed!

The sun’s away,

And the bird estranged;

The wind has dropped,

And the sky’s deranged

Summer has stopped.

II.

この目を見て、ほら!

 貴方もまた変わってしまうの?

恐れ慄くしかないかしら?

 探そう新しく有るべきものを

歳経た懐かしい物の中に、

 真にして優れた中に、

移り変わりゆく年くる年に?

Look in my eyes!

Wilt thou change too?

Should I fear surprise?

Shall I find aught new

In the old and dear,

In the good and true,

With the changing year?

III.

貴方は男性、

 私は恋人。

湖上に白鳥、

 谷間に野鳩。

貴方に…(ちょっと、早く!)

 私、反り上がる

私から、ぎゅうとしがみつく。

Thou art a man,

But I am thy love.

For the lake, its swan;

For the dell, its dove;

And for thee—(oh, haste!)

Me, to bend above,

Me, to hold embraced.

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