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転生、こんなやつがきっといる。

作者: クヤ

すごいざっと書いたのでいろんなものがいい加減。

楽しんでもらえたらよかったです。

ここに語られなかった記録がある。


「五月一日 晴れ 転生計画始動」



「特に意味はない」



「なぜならもう転生していたから」




























「五月二日 晴れ 出落ち感あふれるはじまり方をしてみた。深い意味はない。

 なおこれは俺が転生してから、理不尽と虚しさを記してみたものである。深い意味はない」




「五月三日 くもり 深い意味はないと二度繰り返したことも、深い意味はない」




「五月四日 晴れ しつこい?」




「五月五日 くもり いい加減本題に入ろうかと思う。なんでこんなに無駄にページを消費したのだろうか?

 それはさておき、ことの始まりは前世と呼ばれるものに遡る。

 厨二病真っ盛りな時期に俺は死んだ。

 死亡理由は…どうでもいいだろう。

 ともかく死んだ。なお自殺ではない。そんな気力はなかった。

 無神論者というか、いてもいなくてもどっちでもいいと思っていた俺は俗にいう死後の世界で神に出会った。

 どんな奴かといわれてもろくに覚えていないので困るわけだが、ともかく会った。

 どうでもよかったので神と名乗られたから信じてやった。

 なんか、能力をもらって異世界に行けと言われたので拒否した。

 理由を聞かれたが面倒だと答えただけにとどまった。

 どれほど面倒か小一時間語ってみてもよかったが、それもまた面倒だった。

 が、神がうんざりした顔をしたような気がするので心でも読んだのだろう。

 妙に人間臭い神だった。

 そして、拒否したことを拒否された。

 何と理不尽な。

 神曰く、神とは理不尽なものらしい。

 深く納得した。

 仕方がないので、なんでそんなことをするのか聞いてみた。

 暇つぶしだという。神も暇なのかと不思議な親近感を覚えた。

 ついでに転生という様式で記憶引継ぎ赤子スタートなのだという。

 願いは3つ叶えてもらえるらしかったので一つ目に記憶引継ぎなしを依頼した。

 拒否された。

 曰く、それじゃ適当な人間に力を与えるのと変わらず、転生の意味はないとのこと。

 またもや深く納得したが、人生二週目とは何という罰ゲーム。

 俺は絶望した。

 何故、俺なのかと小一時間問い詰めようとしてみたら慌てて説明された。

 運が悪かったとのこと。あきらめてくれとのこと。

 キレた。キレやすい、若者のごとくキレた。

 神とは殴れる生き物だったことをこの時初めて知った。

 生き物?

 まあいい。

 疲れたので今日はここまで」



 

「五月十日 雨 雨は嫌いじゃない。嫌いじゃないが日本のそれは湿度が高すぎると言わざるをえない。ここは日本ではないけど。

 除湿機を使用した。」



 

「五月十一日 晴れ 昨日は久しぶりに書いたら前々回に続きが残っていたことに気が付いた。

 仕方ないので今日続きを書く。

 

 神を殴れることを不思議に思ったが、何やら説明された。

 存在の格が違うので殺すことはできないが痛みを与えることはできるらしい。

 人間が虫けら扱いの生き物でも種類によっては攻撃されたら痛いと同じ感じらしい。

 納得がいかなかったがどうでもよかったのでスルーした。

 何故俺なのかはわかったが変えてもらえない理由が分からなかった。

 教えてもらえなかったともいう。

 殴られて拗ねていただけではないと信じたい。

 決定事項ということで諦めて、諦めが早いことが俺の美点だと思う。

 とにかく、俺が最初というわけではないそうなのでほかの連中がどんな願い事をしたのか聞いてみた。

 ・イケメンになりたい。

 なるほど生前は容姿に恵まれず不遇だったのだろう。

 これは理解できる。

 ・無限○剣製が欲しい

 はて、日常生活に戦闘能力がいるのだろうか。私は不思議に思った。

 というか願いというのはこういう普通ありえないこともありなのだろうか。

 魔法がある世界?割とデンジャー?なら仕方ない。

 しかし、固有結界というのは心象風景で世界を塗りつぶすんじゃなかったのか?

 そういう風に心を塗り替える?

 それがよくてなぜ記憶引継ぎ拒否がダメなんだ!俺はまたキレた。

 ・ニコポ、ナデポが欲しい

 恐ろしいことを考えるやつがいたものだ。洗脳系能力とは…ありかもしれない。

 なにを焦っている神よ。

 ほかにもいろいろあったが厨二臭かったとだけ言っておこう。

 この状況がそもそも厨二臭いのでしかたがないのかもしれない。

 願いが決まったかだと?そうだな…きめたぞ?

 何故疑問形か?気にするな仕様だ。

 今日も疲れたからここまで」



 

「五月十二日 くもり 長文書いた次の日なのにまた続いた。なんて珍しい


 結局俺が願ったのは

 ・運をくれ。特に唸るような金運を、働かなくても何もしなくても金に困ることが一生ないような金運とできれば不憫な目に合わない幸運を

  ただし、バッドラックとかハードラックはいらない。

  振りじゃないからな。いらないぞ

  なに?運をくれというのならすべての運が上昇する?っち、融通の利かない神め。

  なら金運だ。

  神に対する尊敬?そんなものを俺に求めるなら別人にこんな機会はくれてやれ。

  そうしたら尊敬してやろう。

  超最上位においてやろう。

 

 ・なんでも売り買いできるような能力をくれ。

  家に居ながらにしてどんなものでも買えるし売れる素晴らしいとは思わないか。

  願いが一つで足りなかったら二つでもいい。

  一つでいい?

  助かるんだが納得がいかない…。

  

 ・正直、さっきのに二つかかると思っていたので代案がない。

  ああそうだ。買ったものがしまえるようにいつでも取り出せてしまうことができる倉庫が欲しい。

  たやすくおっけーがもらえた。

  なぜこれだけ誰も文句を言わないのか。

  

  強くてニューゲーム。そんな言葉が頭をよぎる二度目の人生。俺が望むのはただのニートだった…」

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― 新着の感想 ―
[一言] 最初の数行しか読んでない。 でも画面に向かって、ちょ、ま。とか突っ込みいれさせられたら自分の負けだと思う。 負けたので潔く読み終わってから評価を入れてみる。
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