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プロローグ
「あーもー嫌だ。いっぺん死んでくるわ」
そう言って彼は私の前から走り出し、車の走る道路へと飛び出していった
ガシャァァァン!!!!
「…………えっ…。」
私の今日の運勢は最下位なのだろうか
『さそり座のあなたー!今日はごめんなさいっ!最下位です!自分の所為で見ず知らずの他人が目の前で自殺をするでしょう!気をつけてね!』
みたいな。
いや、こんなにも的確なのは有り得ないけれども。
それにしても…
「嫌なのはこっちだっての……。」
これが私と彼との出会いだった
最悪な出会いすぎて泣ける