1、序
弓奈が納戸の本棚を整理していると、小学校2年生の時のアルバムの隙間からこんな日記が出て来た。
『なつ休みはたのしいことをたくさんしました。おばあちゃんちにも行きました。おばあちゃんちのとなりには大きなおうちがあります。そこには白い犬と、二ひきの子ネコと、きれいなおねえさんがいます。わたしはおねえさんとあそぶのが大すきです。おねえさんとお買いものに行ったり、しゃぼん玉をしたり、いっしょにおふろに入ったりしました。おねえさんはわたしのかおをおねえさんのむねにおしあてたり、わたしのむねやおなかにケーキのクリームをぬってそれをなめたりしました。おねえさんのおっぱいはとてもやわらかくて、おねえさんのしたはクリームでぬるぬるになっていました。おばあちゃんのいえからかえるとき、おねえさんはこっそりわたしに会いにきて、おねえさんとわたしがしていたことはふたりだけのヒミツ、だれにも言わないでねと言いました。わたしが元気にうなずくとおねえさんはまわりにだれもいないのをたしかめてからわたしの口にきすをしました。ほっぺとかむねとかせなかとか、あとは足とかにしかチューをされたことがなかったので、びっくりしました。おねえさんはわたしをぎゅっとだきしめたまま、わたしのしたをチューチューとすいました。このときのおねえさんはとてもいいにおいがしました。とても気もちよかったので、おねえさんにもしてあげたくなって、わたしもおねえさんのしたをチューチューとすいました。先生も女の人だけど、女の子ときすをしたことがありますか。とても気もちよかったので先生におしえてあげようと思いました。だれにも言わないでねとおねえさんに言われたので、かくのならいいのかなと思って作文にかきました。ふゆ休みもまたおばあちゃんちへあそびに行くので、またおとなりのおねえさんときすがしたいです。』
弓奈は顔を真っ赤にして日記をくずかごに押し込んだ。
読んで頂きありがとうございます。本作は同性愛を扱う小説ですので苦手な方はご注意ください。稚拙ではございますが、ストーリーの完結まで責任を持って執筆いたします。文章表現等のご指摘はもちろん、作品内容に関しましてもご意見ご感想等頂ければ今後の活動にぜひとも活かしていきたいと思っておりますので、どうぞよろしくお願い致します。




