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三蹴 べいちきVS神島零

「よおべいちき」

「( ゜д゜)ウム」

「俺は中二小説家の神島零ってもんだけどよお」

「( ゜д゜)ウム」

「お前は生きてる価値がねえから死ね!」

「( ゜д゜)ウム」

「お前の小説つまんねえんだよハゲ!」

「( ゜д゜)ウム」

「生きてる価値がねえんだよデブ!」

「( ゜д゜)ウム」

 神島零はべいちきが全く意に介さないものだから、少し疲れてきた。しかし、彼の悪口レパートリーはこんなものでは終わらない。

「俺のニセガミでお前のつまんねえ小説粉砕してやるぜ!」

「( ゜д゜)ウム」

「出来ねえとでも思ってんのか?」

「( ゜д゜)ウム」

「粉砕してやるよ」

「( ゜д゜)ウム」

 そこそこの脅迫だったと思うが、べいちきには全く効いていない。神島零は少しおしっこをチビってしまったが、まだまだ彼の攻撃は終わらない。

「お前は馬鹿だから生きてる価値ねえんだよハゲ!」

「( ゜д゜)ウム」

「あ、お前今『別に俺ハゲてないのに……』とか思ったか?」

「( ゜д゜)ウム」

「精神的にハゲてんだよお前は!」

 神島零は毛根が弱いのか、人をハゲ呼ばわりするのが好きだ。べいちきもなかなかのクズだが、神島零も勿論ゲスだ。クズとゲスで削り合っている。精神を。生命を。

「ふざけんなよ、べいちき! 死ねよ!」

「( ゜д゜)ウム」

「お前は生きてる価値ないんだよハゲ!」

 神島零は悪口のレパートリーが極端に少ないため、同じ文言を繰り返すことが多い。要するに彼は頭が悪いのだ。このべいちきと良い勝負できるほどに。恐らくどちらも社会で通用しない。

「ぶっ殺してやるぜ‼」

「( ゜д゜)ウム」

 しかし、神島零に人を殺す度胸などない。ただ脅迫罪を積み重ねているだけだ。そして彼は名誉棄損であり誹謗中傷も日常茶飯事だ。何故ならネットでのレスバトルくらいしか、彼が人に勝る分野はないのだから。

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