表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
Lonely nightmare  作者: アーヤ
チャプター1 明るい日常
3/9

#2

「えっと、私はまだ勉強しないといけないので、これで」


 エティはすぐにドアを閉めてしまった。


「あ、行っちゃった」


 でも、セシルから口下手ってことは聞いてるし、刺激しない方が良いよね。

 まだどんな子かも知らないし。


 そう思って、僕はフローレンスの部屋に向かうことにした。

 紅茶を飲んでみたい。ここ数日何にも食べていなかったからお腹空いたから、アップルパイも食べたい。


 ドアをノックすると、部屋の中にセシルがいた。


「あら、どうしましたの?」


「えっと、紅茶飲みたいなと思って……。もしかして、今話してた?」


「いえ、大丈夫ですわ。どうぞ」


 セシルの隣に座って、僕は紅茶とアップルパイをもらった。


「ありがとう。二人は何していたの?」


「フローレンスに宿題教えてもらってたんだよだよ。俺、頭悪ぃから、たまにフローレンスに教えてもらってんだ。ここに来る前は、学年トップの成績だったらしいから」


「ふふっ、それはもうずいぶん前のお話ですわ」


「えっと、二人は年齢近いの?」


「ええ、私もセシルも十六歳よ」


「でも、一番最初にここに来たのはレイチェルだよな」


「ええ、三歳の頃に来たようですわね。さあ、セシルまた勉強を再開しましょう」


「じゃあ、僕はもう部屋に戻るね。おいしかった、ありがとう」


 それだけ言って、僕は部屋に戻った。

 荷物の整理もしないといけないし。


 ここにいる人はみんないい人そうだ。


 そう思いながら本棚に本を入れる。


「あ……」


 本に挟んでいた写真が落ちた。


「……もういないんだから、思い出さないように読み終わった本に挟んでおこう」


 一通りの整理が終わって、勉強していると、レイチェルが呼びに来た。


「エドワード、夕食の時間だよ」


「分かった」

最後まで読んでくださりありがとうございます。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ