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閑話

閑話です。


ステータスが詳しく知りたい方は前話の設定を見てください。


 新たに誕生した魔王によって世界が次々と塗り替えられていた。


 そしてーーこの(■■の)世界はついに終焉を迎えようとしている。


『マスター! 何者かがこの世界を塗り替えている! このままだとこの世界は消滅してしまうぞ!』


「しょ、消滅って……。レイ! ボクはまだあのクソ神を倒してないんだぞ!」


 彼女の名はグラン。

 この世界……■■の世界で唯一、人の身から神へと至った存在である。


 彼女はこの世界を作った■■の神をとある理由で憎んでおり、■■の神(クソ神)の打倒に人生を賭けていたのだ。


 だからこそ彼女はこの世界の消滅と聞いて■■の神も世界を塗り替えている何者かによって倒されてしまうのではないかと焦っていた。


『落ち着けマスター。恐らく奴はどこかの並行世界に移動するだろう。だからオレたちも別の並行世界に移動した方がいい』


 『レイ』と呼ばれた男の声はとグランに説得を試みる。


 ■■の神が別世界に移動するのなら彼女にとってこの世界に留まる理由はなかった。


「……わかった。昇華『時空魔法』!」


 彼女は時空の概念を司る魔法で並行世界のどこかの世界へと移動したのだった。





「夢……かぁ」


  ベッドから跳ね起きた黒髪ロングの美少女は昔のことを思い出すかのような表情をしながら身支度を済ませる。


 彼女の名は『広乃(こうの) 綺羅(きら)』。

 1ヶ月前にこの世界に移動してきた少女、グラン本人である。


 彼女はこの世界……地球の日本に転移し、1ヶ月間も当てもなく彷徨っているところを広乃財閥の社長に拾われて養子となったのであった。


『おはようマスター。神であるマスターが夢を見るなんて珍しいな。普通なら神となった存在は睡眠なんていらないし、夢なんてみないはずだが……やっぱりこの世界にある魔力が薄いせいか』


「たしかにボクは前の世界で神になってから一度も寝てなかったね。でもここ数日辺りからこの世界の魔力がだんだん濃くなってきてる。……何かが起こる前兆だったりするかも」


『何かが起こる前兆、か。あながち間違いじゃなさそうだ。一応だが気を引き締めていくぞ』


「うん。ちょうど学校に行く支度もできたし、ボクにできることをステータスで確認してから行くよ。ステータスオープン」


____________________

グラン(12)

性別:女

種族:人族、神族

階位:462

(グレート)レベル:25/40

レベル:400/400

属性:神、冒涜

状態:健康

体力:290000

魔力:254000

攻撃力:252000

物耐:252000

知力:650000

魔耐:252000

素早さ:252000

精神力:650000【66万】

器用さ:252000

発動称号:冒涜神


ーー全称号▽

捨て子

背神者

転生殺し

下克上

大番狂わせ(ジャイアントキリング)

冒涜者

神殺

冒涜神

移転者


ーー能力▽

超特性▽

叡智冒涜(P)


スキル▽

ストレス耐性10(P)

人殺し耐性10(P)

精神耐性10(P)

グロ耐性10(P)

言語理解(P)

時空耐性10(P)

演算10(P)

速読10(P)

体術10(A)

裁縫10(A)

歌唱10(P)

創作10(P)

霊視10(P)

偽装10(P)

入手経験値増加1(P)

必要経験値減少1(P)

神力1(P)

闇魔法1(A)

無魔法1(A)

(宇魔法1、虚魔法1、時魔法1は昇華選択中のため使用不可)

暗魔法1(A)



概念魔法1(A)

作成概念▽(1/1)

昇華(A(発動後)P)

昇華中の能力▽

時空魔法(A)〈宇魔法+虚魔法+時魔法〉

____________________


「うん、ステータスも問題ないね」


 ステータスを確認した彼女は家を出て、気を引き締めて学校へと向かったのだった。

次話は新章となります。


この話が「面白かった」「本編のはよ」「主人公まだ?」など


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