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悠久のワールドガーデン  作者: 加治 翔馬
01 王都アグナハル篇
21/27

襲撃

突然の襲撃にレイとアカネが再度集合します。なにやらこの襲撃に関してはアカネは知っているようですが。

レイと入れ違いに傷だらけの兵士がギルドに入ってきた。

「て、敵襲!大量のゴブリンが攻めて来ている、誰でもいいから応援を・・・」

アインが部屋から飛び出してきて兵士に回復薬を飲ませた。

「わかった、まずはお前の治療が先だ。メリル、ランド、彼を頼む」

そういうと受付のお姉さんと冒険者であり僧侶である男がギルドの奥の部屋に兵士を連れて行った。

「さて、事態は一刻を争う。誰でもいいからゴブリンの討伐へ向かってくれ。詳細な情報は門番から聞けば良いだろう」


「よーし、それなら俺らの出番だな」

「ふん、ゴブリン程度俺の魔法で蹴散らしてやる」

「私の矢に、射貫けないものは、ない」


最初に声をあげたのはCランクパーティの鋼の刃。

戦士ガイアと魔法使いのヘイムリット、弓士のセリカの3人だ。


「敵は俺が引きつける!」

「丁度いい、私の剣の錆にしてくれる」

「ゴブリンなんて雑魚よ雑魚。私の拳で粉砕してやるわ!」

「ちょっとー、無理しないでよ?傷を癒せるって言っても痛みまでは完全に消せないんだからー」


次に声を上げるはDランクパーティ 白い牙の戦士のダイン、剣士のフラン、そして武道家のリンリンに僧侶であるテトだ。


その他多数の冒険者が名乗りを上げ、アグナハルの門へと急いで向かった。


「レイ君、君も手伝ってくれるかい?」とアインがレイの肩に手を置いて尋ねる。

「自分にどこまでできるかわかりませんがお手伝い致します」

レイはそう答えると他の冒険者を追いかける形で門へと向かった。


《レイ、聞こえる?》

お、アカネだ。結構久しぶりだな。

《さっきは返事出来なくてごめんね、あと一週間以内にゴブリンがアグナハルに攻めてくるはずなの。一緒に行ってくれる?》

《何言ってるんですかアカネさん、もう攻めてきてますよ!!》

《なんですって?!すぐに向かうから門の前で合流しましょう!》


(おかしい、一応突発イベントだけど何故そんなに早く...?)

アカネは不思議に思いながらもアグナハルの門へと急いだ。



しばらくしてアグナハルの城門の前に総勢2000名ほどの冒険者や兵士や騎士が集まっていた。

アカネとレイは合流すると白銀に輝く鎧を纏った人物が現れた。

「私の名前はラインハルト=ウィザー。この王都アグナハルにて王宮騎士団の騎士団長を務めている。まずは集まってくれたことに感謝する。さて、この度東にあるコルナの森の奥地にある洞窟よりゴブリンが大量に発生した。中にはオークもいるという情報も上がってきておる。一刻も早く討伐してくれ」

一通りの説明を終えたラインハルトは王宮騎士団の兵士約800名程引き連れて先導を切った。

それに続く冒険者達の中にレイとアカネもいた。



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