ステータスがバレる
ギルドマスターにステータスがバレます。
レイがアインから受け取った紙に魔力を込めるとそこにはレイのステータスがつらつらと表示されていった。
名前 レイ=ティンバー
種族 人間
年齢 15歳
レベル34
メイン職業 大魔法使い
サブ職業 剣士 中級採掘師 中級採集師 中級鍛冶師 僧侶
HP:324
MP:4280
STR:122
VIT : 85
DEX:140
INT:1283
LUK:105
スキル
【魔法系統】
魔法位 Lv3 火 水 風 土 光 無
【ユニークスキル】
表示できません
【称号】
駆け出しの冒険者
駆け出しの職人
アインはその紙を手に取って読み始めると目線が下に行くたびにみるみる表情が青ざめていった。
レイはというとユニークスキルが表示されていないことと、普通の称号が表示されていたのに安堵していた。そこまでの機能はその紙になかったのであろう。
「ええと、レイ君の言っていたことは本当みたいだね。どういう仕組みかわからないけど」
うん、どういう仕組みかわからないのは僕にとってステータスが表示された紙に対しては同じ台詞かな。
「君はギルドに登録したばかりの駆け出しだ。なのに大量の薬草を持ち込んだ。それも二度目はさらに品質が良いときた。それに簡単には見つけられないと言われる月見草だってある。討伐に関して言えばゴブリンのイヤリングが数えてみれば67個もあった。はっきり言ってランクFの君1人で成し遂げることなんて普通は有り得ないんだ」
と、言われましても自分にとっては結構普通にやったつもりなんだけどなぁ。
「レベルも37とランクCくらいの実力と魔法も6属性も使えるみたいだな。そりゃあグランも手を焼いた訳だ。さて、とりあえず君に報告がある。持ち込んだ薬草、月見草に加え討伐報酬としてここに12万ペルカを用意した。受け取りたまえ」
少し大きめの布袋にジャラッとはいった銀貨を渡された。それをレイが受け取るとアインは話を続けた。
「それともう一つ。おめでとう。ギルドランクの昇格だ。ポイントが貯まったためにDランクだ。Eランクに必要なポイントはほんの少しだけだったからDランクへの飛び級となったぞ」
そうアインが言うとどこからか銀のプレートを出してレイの胸にかけてあった銅のプレートにかざした。
すると銅のプレートは光り輝き銀のプレートになっていた。そしてアインの手元には銅のプレートが代わりに収まっていた。
レイは無事にDランク冒険者となった。
「これで君が受けられる依頼も増えただろう。これからも頼んだぞ。それと君のステータスに関してだがあまり人に言わない方が身の為だ」なんてアインは言うが、充分わかっていたつもりだったレイには身に染みる言葉であった。
そして冒険者ギルドを出た時に事件は起きた。




