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返信──最後のキスに

作者: 百合茶



失って気づいた


ってよく言うけど

僕の場合は

そうじゃなかった



木枯らしが

横をすり抜けて

気づいた時には

失っていた



僕は急ぎすぎたのかな

それとも初めから

描く未来は

違っていたのか…



二人の形

ずっと ずっと

探し求めてきたけど

触れ合うことに

もう意味はない



手を握る距離さえ

遠い記憶

実感も虚像に変わる



重ねる唇に

僕の意思を

乗せるつもりは

もうなくて



分かってる

このキスの味

君にはもう

答えられない



気づいたんだ

探し求めることに

意味はない

僕はもう

答えられない



知ってるかい

このキスの味

君が眠りについたら

全ては夢に



交した言葉も

遠い約束

せめての救いは

君がすっかり

忘れていること



暗い路地に

舞い降りた雨

せめての救いは

僕がすっかり

慣れていること



分かっている

僕らはもう

戻れない




─────────

001  02/27 1:54

from: ヨウ

sub: (non title)

─────────

急にいなくなってごめん。

多分、もう戻れない。

最後まで勝手でごめんな。


言い訳にしかならないけど、他に好きな人ができたとか、そういう訳じゃないから。

一緒にいてもそんなに長くは続かないと思うんだ。


ほんとにごめん。


グラタン旨かった。

今までありがとな。



────END────




最後にメールが付け加えられている理由は…詩が600字に満たなかったからデス。


『from:ヨウ 』が気になりますネ…

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