No.6 名付けて
遅くなりますが二つの話しを交互にしていきます。
俺は今暗闇の中にいる。
トロールらしき者と話していた筈何だが場面でも変わったのか?
此処は?
今度はなんだ?
『いいえ、違います。』
・・・今若い男の声が聞こえたような気が?
『始めまして、私はこの世界を管理する者です。
宜しければ名前を聞かせて下さい。』
管理する者ねー。
夢なのに管理する奴がいるとはねー。
姿が見えねーんだけど、今俺は目が見えない状況なのかね、周りも見えないし。
あ、名前を聞いてたな。
夢ん中で名乗るのもおかしいが名乗ってやろう。
俺は黒織京華だ、黒織ってよんでくれ。
宜しくな。
『はい、クロシキですね。
ですが此処は夢の世界ではありません。
ここは貴方がいた世界とは別の世界【アルカナ】です。』
あー、そうなのか。
んじゃ弱い魔王に転生いや憑依ってところか。
『少々違いますがそうです。
ですが驚きました。
クロシキはあまり驚かないのですね。
先程まで夢だと思っていた者にしては冷静ですね。
トロールの魔人に会った時は驚いていたと思うのですが。』
いきなりトロールを見たからな!
そりゃ驚くぜ!
まーでもやっぱり夢じゃないのか。
・・・今でも夢だと思ってるんだがな。
魔王部屋とかトロールとか妙にリアルだったし、あの感覚がないし色々考えてたからな。
小説やらゲームやら色々な場面に出てくる場面でもあるからな。
とりあえず何で俺が此処にいるのか説明をしてくれると嬉しいんだけどよ。
さっきトロール?に魔王呼ばわりされてたからな。
人を殲滅しろ、この世界を破壊しろなど野蛮なお願いならお断りだぜ。
『ではまずこの世界について説明してから貴方がここに来た理由を話させて頂きます。
この世界【アルカナ】はもともと☆¥%○→€#作成の為に造られました。
☆¥%○→€#を作る為の材料が♪$°で%・$』
ちょっと待て何を言ってるか分かんねーよ。
『ですから・・・』
〜 〜 〜 〜
つまり簡単に言うと、
この世界はとある物を作る為に造られた。
材料は「世界をも作ることができる物」でとある物を作る為以外にもこの「世界の維持する為のエネルギー」など色々なところに使われる。
お前はこの世界を維持させる為に存在している。
「他にも材料を作る者」、「材料からとある物を作る者」など色々な奴がいる。
そのなかで道具を作る者が暴走し「道具」を作りすぎ、道具の維持費で「とある物」が作れなくなった。
材料を作る量を増やすことは難しいので「道具」を減らすように決めた。
「道具」の権利は「道具を作る者」が持っているので「道具」を減らすように頼んだ。
「道具を作る者」は道具達に自分は神だと告げ道具達と逃亡。
「道具を作る者」が逃げたせいで「道具」がなくなった。
仕方がないので世界を維持するためにお前が代わりに「兵器」を作って得たエネルギーでなんとかこの世界を維持できているが「とある物」を作ることができない。
「道具を作る者」は逃げた後も「道具」を作り続けている。
道具達は「とある物」の材料を自分達で補充できるようになっていた。
そのせいで少しずつ材料の量が減った。
そろそろこの世界の維持も難しいので「道具」を「強制破壊すること」に決めた。
お前が作った「兵器」で破壊しようとして結果多くの「道具」の破壊に成功したが此方の「兵器」を作る力が封印された。
此方を警戒した「道具を作る者」が「道具」を強化して材料の消費の勢いが加速した。
お前は封印をといてまた「兵器」を作り出して「道具」を壊した。
また封印された。
繰り返し。
世界を維持する為の材料は確実に減っていてこの世界は緩やかな滅びを待つ世界になってしまった。
そして
「道具」とは「人族」。
「兵器」とは「魔物」。
「兵器を作る力」とは「魔王」。
俺は別の兵器を作る為にこいつに呼ばれた、新たな魔王ってところか。
色々聞きたい事が出来ちまったよ。
『説明するのが上手いです。
私も今の状況を再確認できました。
ですが貴方がこの世界に来た理由はまだ話していません。』
言ってろ。
とりあえず名前だ。
お前には名前があるか?
『名前、ですか?
私は「世界を維持する者」という』
それは肩書きだろ。
一々「世界を維持する者」だとかじゃ長いし「お前」とかじゃ相手にし難いからな。
無いなら俺が付けてやるよ。
『クロシキが付けるのですか?』
お前な、俺が呼ぶんだから俺が呼びやすい奴にするのは、当たり前だろ。
さっきみたいに発音もできない言葉で名乗られてもこっちが困んだよ。
それとも名付けに何か特別な意味でもあるのか?
『いいえ、特にはないと思います。
ただ道具を作る者も道具達に名前を付けさせて道具達の前に現れるようになりました。
名を付ける前は姿は無かった筈なのですが。』
あー、人とお前らは住む世界が違うってことか。で名付けをされた道具を作る者は姿を得て人と一緒に暮らしていると。道具を作る者の名前ってなんだ?
『ルクマスです。』
ルクマスねー。
まぁいいか、じゃ名前を付けるぞ。
そうだな、管理の理と者をくっ付けて理者なんてどうだ?
安直だが覚えやすいからな。
『・・・リシャ、・・・リシャ。
ありがとうございます、クロシキ。
他の存在から何かを貰うのは初めてなので興奮します。
これが嬉しいという奴ですね。』




