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人形勇者&口先魔王  作者: 泥人形の娘【ゴーレムガール】
召喚
1/27

No.0 お話の前に

選んでくれてありがとう。

それ(・・)は一つだ。いや、一つだった。巨大な二つの存在に引き裂かれたから。片方の存在がそれを移動させている途中に他の存在がそれを奪おうとしたから。


引き裂かれた破片の一つは、世界を救ってほしいと願う者達の所へ。この世界の創造主のもとにいった。


引き裂かれた破片の一つは、世界を変えてほしいと願う者達の所へ。この世界の管理主のもとにいった。


引き裂かれたものは完全ではない。もう片方がなければならない。もう片方を見つけ出すためにこの世界をさまようだろう。神が実在し魔法(スキル)が存在する世界【アルカナ】を。


〜 〜 〜 〜 〜


その部屋にはベッド一つしかなかった。中央にあるベッドの上にそれ(・・)は横になっていた。それ(・・)はこの世界の最強な存在であり、また最恐な存在でもある。それ(・・)を見た者の多くは自分の行いを後悔しながらそれ(・・)(なぶ)られ、破壊され、心を折られる。それ(・・)の一部しか知らない者は神であるかの様に(たた)え、頼り、人生を捧げる。それ(・・)は悪夢の体現者であり、奇跡を生み出す者。今、それ(・・)は動かない。今のそれ(・・)を見てどれだけの者が普段のそれ(・・)を想像出来るだろうか。今はただの人の子にしか見えないのだから。可愛らしい女の子にしか見えないのだから。世界各地の裏の者を打ち倒した者とは、世界から殆どの兵器を破壊した者とは誰が想像出来ようか。世界の争いを止め新たな星を造ったとは誰が想像出来ようか。


それ(・・)の上に、手を伸ばせば届く程の近くに穴が開いた。ぽっかりと人の頭くらいの黒い球体が突然現れたのだ。そして間も無く球体はそれ(・・)吸い込んだ。頭から、足からではなく体が縮小しながら球体へと消えていった。ベッドも同じ様に消えていった。シュポンと音が聞こえるような光景だった。そんな異様な光景を目撃した者はいない。


その部屋には何もなかった。


そしてそれ(・・)はその日以来世界から姿を消した。

とりあえず投稿しました。

目指すは、100万の読者です。

悪い所があるはずなので教えてほしいです。

心はガラス製なのでお手柔らかにお願いします。

投稿は不定期です。

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