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【詩】何処かの世界の誰かたち     【シリーズ】

鍛冶屋

作者: FRIDAY

 

 朝は日の出る前に起き


  トン  テン  カン


 炉に火を熾して風を送る


  トン  テン  カン


 熱く盛んに燃え立てば


  トン  テン  カン


 鉄の塊を火にくべる


  トン  テン  カン


 熱く赤く焼けるまで


  トン  テン  カン


 じっくり黙って見つめて待つ


  トン  テン  カン


 頃合いを見て火から抜き取り


  トン  テン  カン


 水に浸して湯気を立てて


  トン  テン  カン


 台に据えて槌を構えたなら


  トン  テン  カン


 打ち


  トン


 叩き


      テン


 鍛え上げる


          カン


 何度も何度も


  トン


 繰り返し


          カン


 何度も何度も


      テン


 少しずつ


          カン


 目指す形へ


  トン


 打ち変える


          カン


 滴る汗を何度も拭い


      テン


 思い出したら食事をとって


  トン


 何十回でも何百回でも


      テン


 槌を振り上げ


          カン


 打ち


  トン


 叩き


          カン


 鍛え上げる


  トン


 気に入らなければ鋳れ直し


      テン


 何度だってやり直す


  トン


 打ち下ろす槌に誇りを


          カン


 鍛える鉄に魂を


      テン


 生み出す作品に人生を


          カン


 朝から晩まで休みなく


      テン


 最高の一つのために


  トン


      テン


          カン


 


  

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― 新着の感想 ―
[一言] うーむ。鍛冶屋の実態を知らないので失礼な意見かもしれないが、この作品はあまり面白くはないですね。
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