第2話 ストーカーなんですか!?
ソニックと青龍の二人は次の町を目指し荒れ果てた道を歩いていた。
やはり魔物は出る。
二人にとってはもう限界。
1時間歩くだけで、60体もの魔物が出現するからだ。
もう、SPだけでなく、HPも限りなく減っていた。
「…あぁ、疲れたよ、青龍・・・もう歩けない」
ソニックが座り込む
「残念ながら俺も同じだ…。ん?」
青龍も同じように座り込み、後ろを向いた
「どうかしたの?」
ソニックが尋ねる
「さっきから何か、後ろの方から人気が…」
青龍が言う
「それは、自意識過剰なだけなんじゃないの?まぁでも本当に誰かついてきているかもね。ちょっと見てくるよ。」
ソニックは銃を一つだけ取り出した。
岩の方へ銃口を向け・・・
パァン
そう、岩を撃ったのだ
ドォーン
これは、見てくるとは言わない。探るというのだ。
岩は一気に崩れ、人影が見える。
「ゲホッゲホッ…」
砂煙の向こうで咳が聞こえる
「ビンゴだね♪」
ソニックは乗り気で言った。
「それは、見てくるって言わないぞ…」
青龍はツッコむ
「ちょっと今銃で岩壊したの誰!?服汚れちゃうじゃない!!」
砂煙も消え、壊れた岩の向こうから女のひとの声が聞こえる。
「あ、僕ですけど?」
ソニックは軽く言う
「ちょっと君!!服のクリーニング代払ってもらうからね!!」
女の人は、ちょっと怒り気味に、言った。
「いや…そこじゃないと思うぞ…ツッコむところ・・・」
青龍はまたもや、さりげなくツッコむ
「それ以前になんで・・・お前達はこんなところへ?」
青龍が聞く
「お前らをつけてきたんだぜヒッヒッヒ」
太った男の方が答える
「笑い方キモいから気をつけてね♪それってストーカーでしょ?」
ソニックが毒舌を交えて二人に尋ねる。
「ストーカーに決まってんでしょ!!あんた達をつけてきたんだからって・・・って違うわよ!!」
女は何が面白いのか、一人で漫才をしている。
「あ、わかったー、僕たちの仲間になりたいんだーそうなんでしょー?」
ソニックが言う
「ま、そういうことでいいわ!!仲間になってあげるわよ!!」
女が言う
「姉貴が言うなら、俺も仲間になるしかねぇな…」
太った男も言う
「なら、名前を頼む…俺は青木青龍だ。」
「僕は、アルバ=ソニック!」
「私は、イリス・エリー」
「俺はマイケルジャクソン!!」
一通り名前を出したところ青龍が
「おい、そこのデブ…殺されたいのか?本名をしっかりと言え」
「あ、ご、ごめんなさいぃ トーマス・エリーですからー殺さないでくださいね」
トーマスが言う。
「よろしくな…それじゃあ行くぞ」
と、青龍は言い、一行は次の町を目指し歩きだしたのであった。
キャラ設定
イリス・エリー
女で、武器は弓
盗みが得意。やさしいが、おせっかいなところもある。17歳
トーマス・エリー
男で、武器は大剣
太っている。体系通り、力持ちで、重いものを持つのは得意中の得意。16歳