第14話 激戦、新技
怪物の周りには多くの魔物が現れる。
どうやら、青龍、ソニックの強力な魔力が呼んだようだ。
もちろん、どんどん増えるためどれだけ倒そうがキリが無い。
そんな事を気にせず青龍、ソニック、トーマスの三人は片っぱしから倒していく。
「全然へらねぇなぁー」
トーマスはそう言いつつ大剣で敵を斬る。
「だねー…それにこのスタイルのままじゃきついかも」
ソニックは言う。やはり体力の消費も激しいらしい。
「さてと…じゃあ本命をぶっ潰しに行きますかね」
青龍はそう言って一気に周りを吹っ飛ばした。
「え?でも一発で仕留めなきゃ意味が無いんじゃ…?」
ソニックは言う。まぁ、そうだろう。自己治癒能力がある限り。
「まぁそうなんだが、実際それを無くす方法もあると思うんだよな…
回復が追いつかないくらいの速さで相手を攻撃し
ぶっ潰すって言う手も感じで」
青龍が一つの案を出す。
「じゃあ青龍さんの案を試そうぜ、それがダメなら、どうするかだけどな」
トーマスが仕切る。仕切っていることに対して
青龍、ソニックの二人は納得いかなそうだったがそこは関係なく
「そうだね、やってみる価値はあると思うよ」
ソニックが言うと、青龍が
「じゃあ実行だな、俺が合図したら皆で一斉に攻撃だ」
そう言うと、三人ともしっかり武器を構え、合図に備える。
「…GO!!」
青龍の合図によって連続技が繰り出される
「100連続撃ち」
「連続突き」
「連続大波」
どうやら皆新技のようだ。
攻撃は収まり、三人は相手を確認する。
予定なら、跡形もないはずだが…
「生き残…ってるだと?」
トーマスは驚きながら後ずさりする。
「あんだけの早業を出しても死なないなんて」
ソニックも驚く。
(青龍!!力を貸すよ、もう技をやり方は体に伝わってるはずだから、勝手に名前も出るはずさ!!)
サ・ロードが言う
(そうか、わかった。やってみるわ)
青龍は返事をし、双剣を構えなおす。
「地の風剣!!」
そういうと青龍の周りの地面から風が吹き出した。その風により、地面の一定部分が浮き岩になる。
それにつられて、石などが浮き始める。
その浮いた岩やら石やらを精霊剣の横払いの時の風圧で飛ばす。
「地の風波」
連続技だ、またもや先ほどと同じような感じで浮き上がり、精霊剣の指した方向へ飛ぶ
まだそれだけでは終わらない。
「地の風斬り」
風に乗り、岩やら石やらを運んでいる風ごと相手を斬る。
「ラストだ…地の風終点」
そう言って精霊剣を上に投げて指を鳴らす。
落ちてきた精霊剣を直接取り、交差させるように斬りつける。
「これが精霊一式目地風連打」
そう言うと、怪物は一気にバラバラになり、砂となって風に運ばれていった。
「スタイル解除♪」
「スタイル解除」
ソニックと青龍はそう言って、スタイルを解除した。
解除すると青龍の精霊剣は消える
「なるほど、精霊使い状態でしか解放されない剣なんですね」
トーマスが青龍に言う。
「そうらしいな。」
青龍が答えると
「じゃあ彼女たちのところへ戻ろうか♪」
ソニックはそう言って後ろを向き歩き出す。
それを見た青龍、トーマスの二人も一緒に歩き出した。…が
バタッ…
なんと青龍とソニックの二人が倒れたのだ。
「青龍さん?ソニック?大丈夫か!?ちょっと待ってろ、今すぐリーフを呼んでくるから!!」
そう言ってトーマスは走りだした。
~1時間後~
なぜか5人は砂漠を抜け港町へ着いていた。
リーフの無属性魔法。「瞬間移動」で移動したのだ
早速、宿屋へ入り、青龍とソニックの二人をベットへ寝かせ、
トーマス、リーフ、イリスの三人もベットで休憩したのであった。
こうして、砂漠を抜けだし、港町へ到着したパーティーであった。