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To make the new world  作者: 尾田博士
第一章
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第13話 ニュースタイル

「さぁ、()るか」

青龍はそう言って、双剣をしまう。

(結局僕らをどうするの?)

砂漠…いや地の精霊が話をかけてくる。

(心配すんな、ローサもイーロも完ぺきに活かしてやるよ)

青龍は自信満々にそう返事した。

「あぁ、そうだね」

ソニック言った。

「地の精霊、森の精霊よ…我に力を貸したまえ!!」

すると、新しい双剣が現れる。

「「「「!?」」」」

驚くのにも無理はない。パワートリッキーはしまってあるのだから。

それぞれ左手には、森の紋章の入った剣。右手には地の紋章の入った剣。

その武器をもった瞬間青龍に新たな電流が…

魔人化とは別のオーラを纏い始めたのだ。緑色の

「この力は…?」

青龍は戸惑う。

「また新しい扉を開いたのね…」

イリスが言った。

「え?また?どういうことですか?」

リーフが聞く。

まだリーフは知らないのだ、あの時はまだいなかったのだから

「青龍さんは魔人化って言う扉も開いてるんだ。

前、俺達が城に運ばれた時があっただろ?

実はあれ、青龍さんの魔人化と戦って、運ばれたんだ」

トーマスがリーフに説明をする。

「あぁ、なるほど。そうだったんですか」

リーフは納得し、青龍に視線を戻す。

精霊使い(アパリションリビングパーソナルトレーナー)!!」

そういうと、双剣も緑色のオーラが。

「凄い力だね、こっちまでびんびん伝わってくるよ…

銃士化(ガンマン)!!」

ソニックもスタイルを変える。

「しかし青龍さん、その力使いこなせるんですか?ソニックさんも」

リーフが二人に聞く。

「「あ・・・・・・・・・」」

そう、ソニックは一回使ったことがあるといえ、

まだどんな風に戦えばいいのかを覚えていない。

しかも青龍は初めてのスタイル。

もちろん使ったこともないし、見たこともない。

どういう使い方をすればいいかもわからない。

そんなスタイルを二人は今ここで使って相手を戦おうとしている。

もちろん不可能(ムリ)に近いだろう。

すべての扉は暴走(オーバーヒート)しやすい。

ソニックは前回は短時間で終わらせたことで暴走をおこらない。

しかし今回も短時間で終わる。という確信はないのだ。

もちろん青龍も同じ。魔人化(デビルペルソナ)じゃないからと言って油断はできない。

そんな二人は、何も考えず…いや青龍は勝手に発動したわけだが

ソニックは考えずに発動をしたのであった。

「おいおい…何も考えてないのかよ」

トーマスは苦笑(くしょう)しながら言う。

「ま、なんとかなるさ、な?ソニック」

青龍は気楽に言う

「だね♪」

またソニックも気楽に返す。

二人とも暑さを忘れているようだ。

「とりあえずこの場は彼らに任せましょう。」

イリスは言う

「そうですね

危なければ、補助魔法かけますからね」

リーフはそう言ってさがる

しかしトーマスはその場に立ったまま。

「トーマス…?ここは彼らにまかせましょ」

イリスは言うが…

「断る…いくら姉貴の命令でも青龍さんやソニックに遅れはとりたくない」

トーマスははっきりとした言葉でそう言い残し、青龍とソニックと並んだ

「トーマス!?――――」

青龍は驚いてトーマスに声をかけようとしたが

「青龍さんが何を言おうとさがりませんよ?

俺は俺の意思で戦うんです。

例えこれが最後の戦いとなっても。」

そう言って相手に突っ込んでいった。

「バカヤロウ…

これじゃあ扉開いた意味ねぇじゃねぇかあああああああああああああああああ」

青龍は叫ぶ

「そこなの!?トーマスが敵に突っ込んで行ったことに対してじゃなくて!?」

ソニックはツッコむ。

「わるい、ついノリで」

青龍は真顔で言い放つ

「いやノリとかそういう問題で言える状況じゃないと思うよ!?」

ソニックは再びツッコミを入れる。

「まぁ良いじゃないか、あいつの力を今なくすわけにはいかねぇ…」

「ということは…?」

「「助ける!!」」

青龍とソニックはそう言い残し相手に向かっていく。

「男って良いですね~あぁやってカッコよく戦えるんですから」

三人の背中を見守りながらリーフが言った。

「そうね…でも時にはつらい現実を受け止める必要もあるの。」

イリスはそう言って三人の背中を見守った。

「トーマス、お前を今ここで死なせるわけには

いかないからな 力を貸すぞ」

青龍はそう言い放ち新しい双剣を持ち直す。

「じゃあまず僕が力を見せるべきだね…レベルアップした早撃ち(クイックトリガー)を」

と言ってソニックは何個もある銃から

いつも使っている銃の一つだけを抜き相手に向けた

三連早撃ち(トリプルクイックドロウ)!!」

そういうと3つの弾丸を0,2秒で放つ。

その3つの弾丸は全て羽へえぐり込む。

「いくら自己治癒能力(セルフヒーリングスキル)でも

中に入ったままの弾丸を取り出すことはできないでしょ?」

言葉通り完全には治っていないようだ。

「毒を弾丸に塗ったのか?ソニック」

青龍は聞く

「もちろんその通りさ。名付けて毒弾丸(ポイズンブレット)

ソニックは軽く笑みを浮かべ言う。

「小悪魔だな…」

トーマスはそう言って

「でも、これで奴に隙ができた!!一気にたたみかけましょうや」

こうも言った。

「だな」

青龍は同感して攻撃へ向かうが

またもや衝撃波でブッ飛ばされる。

「めんどくせぇ野郎だ…」

(青龍…僕たち君のためにスキルを覚えたみたいだね)

サ・ロードが言うと、青龍が

(何だって!?教えてくれ、頼む)

(実は何かわからないんだ…覚えてることは確か見たいなんだけど)

ロードはそう言った。

(そうか…)

青龍はそう言い返し、戦闘に戻る。

「しょうがねぇ野郎だ…片っぱしから攻撃しまくってやる。」

そう言って敵に突っ込んでいく青龍であった

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