公爵様、私と婚約解消してください
そうこうしているうちに、公爵様と会う日がやってきてしまった。
「お越しいただき誠にありがとうございます」
「ああ」
今回もお父様の挨拶から始まる。ここまでは前回と一緒ね。
前回は、ここからお父様と公爵様との会話でこのお見合いが終わってしまった。だから、今回は公爵様とふたりっきりにしてもらって婚約解消ができないか交渉してみるのよ。公爵様だってこんな格下の伯爵家の令嬢と結婚したいわけじゃなかったんだから、きっと喜んで了承してくれるはずよ。
「あの、お父様、挨拶したばかりで申し訳ないのですが、少しの時間公爵様とふたりきりにしてはいただけませんか?」
「私はいいが、公爵様はいかがされますか?」
「...いいだろう」
よし、食いついた!あとは婚約解消をしてもらうだけよ
私は、会話が誰にも聞かれないよう人目のないところへ公爵様をつれてきた
「突然ふたりきりにしてほしいだなんて、我儘なことを言ってしまい申し訳ありませんでした」
「いい、それで私に何か話があるんだろ?」
「はい。折り入ってお願いがあるのですが、私と婚約解消してくださいませんか?」
「...は?」
あれ?思ってた反応と違う?公爵様ならすんなり受け入れてくれると思ったんだけど、案外すんなりいかないものね
「公爵様だってこんな格下な伯爵家の令嬢と婚約などしたくはありませんでしょう?」
「......」
「いち貴族が何言ってるんだと思われるかもしれませんが私は結婚するなら好きな人としたいんです。だから公爵様からお父様に婚約解消するように頼んでいただきたくて」
「......」
む、無反応。どうして何も言ってくださらないのかしら、何か企んでいるとでもお思いなのかしら?
「あ、あのー公爵様?」
「...婚約解消はしない」
「は?」
「い、今なんて?」
「君と婚約解消はしない」
「っ、どうして」
「...私が...君を好きだからだ」
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