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過去編2

正式のロイド公爵の婚約者となり、月に2度お茶会という名の面会を行っている。しかし、アスタリアにとってそれは楽しいものではなく苦痛でしかない時間だった。


「カーシス様本日はお招きいただきありがとうございます」


「ああ」


「今日は、日が照っていてとても暑いですね。カーシス様も熱中症に気をつけてくださいね」


「ああ」


「こ、このお菓子とても美味しいですね!何ていうお菓子なんですか?」


「ああ」


「......」


そう、この方は愛想がないのか、ただ単に私と話したくないのか、話しかけても"ああ"としか言わないのだ。まぁ私が面白い話が出来ないのが悪いのかもしれないけど、何か喋ってよ!気まづいじゃない!しかも、これが初めてのお茶会ではない、婚約してもう半年も経つのだ。半年経ってもこの対応、アスタリアも人間だ、傷つかないわけがない。


私ってやっぱりカーシス様に必要とされていないのかな、愛されている感じもないし、見向きもされていない気がする。カーシス様を楽しませることもできない婚約者なんて...


ー婚約者失格ー


その日はどうやって屋敷まで帰ったのか覚えていない。カーシス様に挨拶したのか、どうやって馬車に乗ったかさえも、今の私には何も考えることはできなかった

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