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異世界帰りの用務員  作者: アポカリプス
5/11

異世界帰りの用務員

明けましておめでとうございます!

今年も頑張って書きますので宜しくお願いします!


今年の目標としましては、ランキングに乗る事なので皆さん力を貸していただけますとありがたいです!


抱き合って泣いていた4人だったが落ち着きを取り戻し、俺が何をしてたのか話をしたいって言って適当に椅子に座った。


「俺は、卒業式の帰りに穴に落ちて異世界に行ったんだ」


俺が異世界に行ったって言うと姉と母さんの目が輝き始めた。


「ほら!やっぱり異世界は有るのよ貴方!場所が変わる穴って事は、どこでも好きな所に行けるトンネルも造れるはずよ!」


母さんが研究者の目になってしまった。


「剣たんは、異世界に行ったのね!それからどうしたの?そのまま異世界に降りちゃった系?それとも神様に会ってスキルを貰って俺つえ~しちゃった系?」


こっちは、お姉ちゃんが漫画家の目になってしまった。


「落ち着きなさい、2人共!」


そこに貫禄のある親父がなだめて、おとなしくなる2人であった。


「続きを話しなさい。」


そんな親父であったがワクワクしたような目でこっちを見ててさすが家族だなって思った。


「落ちた後に神様に会ったんだよね、そしてスキルを貰ったんだけど簡単に俺のスキルを言うと死なないし歳も取らない能力なんだよね」


「不老不死ってやつだな」


「そう、不老不死ってスキルを貰ったんだ、そのスキルで異世界を生きぬいたんだ」


ふと、過去を思い出して目に涙が溜まる。


「俺のスキルは死なない事でとっても良いことだし何より、家族に会いたいって気持ちも強かったから1つの希望にもなったんだ」


「いろんな事を経験したんだな剣」


親父の一言で、また涙がポロポロと零れながらも今までの事を話していく。






話し始めて数時間が経った。 



グゥーーってどこからかの音がなった。


なんの音だろうと探すとお腹を押さえて顔が真っ赤になってる妹が居た。


「一旦話しはここまでにしよう先に食事にしようか」


親父の提案に皆が賛成してご飯にする事になった。



部屋に戻った菫は安静の為部屋で食事するらしく、メイドが食事配膳しに部屋から出て行った。


夕食で出てきた食事は、どれも一流のレストランで食べるような食事だった。


「昔と食事が違うくて驚いただろう?」


「うん、貴族が食べるような食事だね」


異世界でもこう言う食事は何度かした事が有るが正直慣れないものだ。


「会社が大きくなるにつれて他の企業さんとの食事は、レストランで食べるから家で同じ感じの物を出して、マナーを学ぶ為に作って貰うがいくら経っても正直慣れないな」


親父と同じ思いをしてて笑ってしまう。


「そんなに面白かったか?」


親父は少し照れながら苦笑いをした。


「そういえば、剣のマナーも結構様になってるが独学か?」


「嫌、教えて貰ったよ」


剣の目がどこか寂しそうに遠くの目になりそれ以上聞く事は無かった。



ご飯も食べ終わり、親父が話しかけてきた。


「これからどうするつもりだ?」


「そうだね、今から仕事でも探そうかなって思ってる」


「そうか、なら良い仕事を知ってるがやって見ないか?」


「良いよ、やるよ!」


「ワハハハ、何の仕事かも聞かずに2つ返事で決める何てお前らしいな!」


よほど面白かったのか笑い続ける親父を見て俺も笑ってしまった。


「ふーー、笑い過ぎた所でだ、紹介したい職場なんだが有る学園の用務員だけどな」


「用務員?用務員って聞いた事有るけど、何するの?お掃除とか?」


「簡単に言えば雑務をこなす人って感じだ、用務員の仕事自体は簡単なんだが、問題は学園の方なんだよ」


きょとんとした顔を見せる剣に親父は説明をし始めた。


「剣、お前が通って居た高校が有っただろ?」


「うん、めっちゃ普通の高校だろ?」


「その高校がな、お前の卒業の後に校長が女子に手を出していた事がわかってだな」


「えっ!ヤバ!」


「それの事件の為、高校を廃校にしようって動きが有ったんだな、それを俺が買い取って学園に変えたんだ、中学、高校、大学、一貫性学園!真道しんどう学園」


買い取って学園にするのめっちゃすげいけど、名前くそダセー!あれだな自分の名前の真神 道永(まかみ みち   なが)をもじって作ったやつだな。


「親父、いちおう聞くが名前の由来って有ったりするのか?」


「嫌、別に?学園の内装とか規模とか力入れてたら名前決める期限を忘れてて、慌てて俺の名前をもじって作った」


仕事は得意なのに名前とか付けるの苦手なんだなって思った剣であった。


「本来なら俺の会社に入れたかったんだがな、剣の事だ親のコネとか社員に弄られそうだからな、ここなら安心して働けるだろう」


「全然どこでも働くけどな俺は、ちなみに用務員としていつ働くの?」


「明日!」


「明日?」


「そう、明日!」


親父の行動力に俺は呆然とするのであった。

やっと休みが来るので今度は早い目に出せそうです!



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