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35話 マークが一瞬でやってくれました

「ぐがぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!」


 こんにちは。試合にはかなりピンチになるまで手を出すなと言われていたので、暇なので頭の中で羊を数えていたら、マジで半分寝かけたセレスティア・ラル・シャンデール(10歳)です。


 試合は途中まで私が手をださなくてもCクラスの子だけで圧勝だったのですが。

 マジでマーク君が一瞬でやってくれました。

 馬鹿の子だとは思っていましたがここまで頭の悪い子だとは思っていませんでした。

 私とは方向性の違う馬鹿です。


 ……いえ、決して私も馬鹿ではないのですが。ただウマシカなだけです。


 私に嫌がらせをしようとしたのでしょう。

 何かアイテムをマントからだそうとして、盛大にモンスターボールを落としてしまいました。


 アホです。

 こんな高レベルがわんさかいるところでモンスターボールを取り出すとかアホすぎます。


 モンスターボールはかなり高価なマジックアイテムで周囲にいる人物のレベルの平均にあわせてモンスターを呼び出すアイテムです。

 時々兵士の訓練などに使われます。

 ゲームではアイテムマスターの使うアイテムで、モンスターボールとモンスターボールを融合して超強いモンスターを召喚する(失敗すると激弱)というネタアイテムでもありました。

 まさか実際にお目にかかるとはおもいませんでしたが……。


 そんなアイテムを高レベルの私の前で落とすのはやめていただきたい。

 実際のレベルが999なのがばれてしまいます。


 まずいです。

 こいつレベル999だぜーマジ引くとかいう展開になるのは困ります。

 フレンド達は大丈夫かと思われますが、他の生徒がドン引きになるのは間違いありません。



 私がやきもきしていれば生まれた魔物はレベルが200でした。

 よかったです、観客のレベルが低いので、平均値となりかなりレベルの低いモンスターが生まれました。



「あわ、あわわわわ」


 マークが腰を抜かしています。まったく世話がやけます!!


 父や会場の兵士たちが動こうとしていますが、彼らではマークを守るのは間に合いません。

 私が動くしかないでしょう。


 私の渾身に見せかけたワンパン(超軽)が召喚されたモンスターを一撃で倒すのでした。


 



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