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25話 スルースキルMAX

 こんにちは、友達が100人出来た夢を見て、幸せに浸っていたら、セディスに起こされて凄く寂しかったセレス・キャラデュース(10歳)です。

 最近なぜか学園に魔族がちょっかいを出してくるようになりました。


 魔族が学園に近づいてるからちょっと倒してきます!と、セディスに言えば、「そんな近所に買い物に行くノリで言われても困るんですがっ!?」と、抗議してくるのですが、近づいて人々に被害がでてからでは遅いので仕方ありません。


 いい機会なので、クラスメイトのみんなを連れて練習に魔族をみんなに倒してもらってもみましたが、みんなも楽勝でクラスメイトの成長が著しいです。


 最近ではなぜか修行にセディスやクライム君、ジャンの護衛まで参加してるのですが、たぶん気のせいだと思います。


「しかし魔族の襲撃が多すぎませんか?」


 相変わらず先生に放置されている教室でセディスやクライム君の護衛など大人組が各自得意にしている教科を教師となって教えてくれています。流石王族付きの実力者たちだけあって、教師としても三人とも優秀でした。筆記の勉強にあけくれていれば、クライム君がいいました。


「そうですね。本来は魔族の襲撃などあれば、国をあげての大騒ぎなのですが……、

 こう何度もあるものではありません」


 と、ジャン。


「でも弱いんだね魔族って。もっと強いのかと思ってた」


 リーチェが言えばリカルドもうんうん頷きます。


「魔族が弱いのではなく、あなた方が強いだけです。誤解しないでくださいね!?


 まぁ、各国のスペシャルナイトで倒せるレベルの魔族なのでそう心配するほどではありませんが。

 確かに多すぎますね」


 とセディス。


「でも俺たち強くなったよな!これなら大人になるころにはスペシャルナイトも夢じゃないぜ」


 と、リカルドが凄い嬉しそうに言います。


 最初熟練度と戦い方だけを鍛えるはずが、魔族を倒しているうちにレベルが上がってしまい、みんなのレベルを上げすぎた感はあります。

 どうせレベル偽造すればいいし★とみな100近くになっていたはずです。

 自重という言葉はどこかに忘れて来たようです。

 最近セディスも慣れてしまったらしく、突っ込みが少なくなってきました。

 正直もう模擬戦圧勝だと思います。負ける要素がありません。

 なので最近は筆記の方のテストの勉強に力をいれてます。

 模擬戦の後は筆記もありますから。


「近々聖王国、魔術王国、剣王国の3ヶ国で同盟を強化する会議があるとのうわさです。

 それを邪魔するために騒ぎを起こそうとしているのではないでしょうか」


 今度はクライム君の護衛が言いました。


「なるほど。騒ぎを起こして会議どころではなくするという事ですね」


 と、ジャン。


「……前から思っていたのですが。

 何故剣王国も魔術王国も以前は聖王国を敵視していたのでしょう?」


 と、クライム君が眼鏡を「くいっ」と治しながらいいました。


「え?」


「僕は一時期魔術王国の王都から離れた時期がありました。

 僕が4歳くらいの時は誰も聖王国の事を悪く言っていなかったのに、6歳になって王都に戻ると急に聖王国が悪いという風潮ができあがっていたのです。

 その間に聖王国が何かしたというわけでもないのに、不思議でした」


「まさか……、聖王国を恨むように何かが仕向けたと?」


 ジャンの言葉にクライム君が頷いて


「はい。それもかなり広範囲に影響を与えられることから――犯人は魔族だと思います。

 魔術王国と剣王国に潜み、聖王国を嫌悪するように仕組んだのでしょう。

 そう考えれば、理不尽な嫌悪感などいろいろつじつまがあいます」


「確かに、聖王国は不自然なほど敵視されていましたから。それなら納得できますね」


 と、セディス。


「……許せません」


「セレス様」


「私に友達が出来なかったのもそのせいだと思います」


「いえ、たとえ魔族の呪いでも聖王国内にいたお嬢様は関係ありませんよね?」


 と、セディス


「おかしいのです、友達が欲しくてにっこり微笑んだつもりだったのに、なぜか全力で逃げられたり」


「それは笑みが怖……」


「友達が欲しくて挨拶したのに無視されたり」


「それは声がちいさ……」


「友達の輪にはいろうとするといつも解散していたり」


「それはお嬢様が行動に移すのが遅す……」


「それもみな魔族のせいだったのですね!?」


 と、私が言えば、


「そうですね」と、セディスが無表情で納得してくれました。

 

 途中何か口をはさんできたようですが私のスルースキル熟練度MAXの前に敗北を認めたようです。


「セレスちゃんは照れ屋だもんねー」

「何か言いたいならちゃんと言わないとダメだぜ。セレスは言わないからわからないんだよ」

「うん、言いたいことは我慢しないでいってくれていいんだよ?」


 と、リーチェ、リカルド、アリーシャが言ってくれます。


 何でしょう、このいい子達は。

 私はこの学園に来て本当に幸せだと思います。


 なんだかまた魔族がきてそうな気配があったので、念力で潰しておきました。

 最近力の使い方が上手くなったような気がします。

 空中で飛んできていたようですが、私の念力で跡形もなく霧散した事でしょう。

 今日はみんなと勉強会が楽しいので魔族の襲撃はお断りです。



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