21話 予想通り(にやり) 【嬉しくはない】
「はっきり言いましょう。
貴方の力は規格外です!陛下以上です!というかドン引きレベルです!
力の使い方を間違えれば世界が滅亡します!」
自室に戻れば、予想通りセディスに怒られる事になりました。
これも元はと言えば全部マークのせいです。あの金髪嫌味貴族はただではおきません。
出来る事なら一生ボッチの呪いをかけてやりたいです。
残念ながらそのような呪いはないのでかけられませんが。
「……以後気を付けます」
「……はい。お願いします。今は仕事で無理ですが近いうち陛下もここに来ると思いますから、それまでは大人しくしていてください」
「な、なんでお父様が!?」
「話さなければいけない事があるのではないのですか?」
と、セディスがジト目で私に問いかけます。
そうです!忘れていました。
セディスはなんと気のきく宮廷魔術師なのでしょう。
友達が出来た事をまだ父や母に報告してなかったではありませんか!
セディスも普段は怒っていることが多いですが、私の事をよく理解してくれています。
友達ができて、父と母に友達ができたと紹介する!なんと夢のある光景なのでしょう。
「そうですね。初めての私の友達を紹介しないといけないかもしれません!」
私がそう言えば、セディスはなぜか頭を抱えるのでした。






