第3話 話し合い
俺は風呂に入るとジャージに着替えた。
城の中がどうなってるか探検でもするか。
この城本当に広いな、迷子になりそうだ。
鎧を着たリザードマンや服を着たスケルトンとかがたくさんいるな。いったい何人いるんだ?
一つの部屋に十人で幹部は一人一部屋か。
だいたいマップはわかった。
「ムツキ様、食事の用意ができました」
「ああ、わかった」
「おお、豪華な食べ物がこんなに、うまそう」
「ムツキは本当にうまそうに食べるな」
「そうか?」
こんなにうまいの初めて食べた。
俺は食事を終えるとナリアのところに行った。
「ナリア、俺って魔法とか使えたりするのか?」
「はい、でもムツキ様は最初からは使えないです。ですので、魔宝石を五つ手に入れてその魔宝石を杖に吸わせて魔法を習得するのです」
ムツキ様はってことは俺だけってことだよな。それじゃあこの仲間たちはどうやって強くなるんだ。
「お前たちはどうやって強くなるんだ?」
「私たちは生まれつき魔力を持っています」
「ずるいなそれ」
「だからその代わりに私たちがムツキ様の手助けをします。それに私たちは一つしか魔法を使えません」
「ナリアはどんな魔法が使えるんだ」
「私は水魔法を使えます」
「へえ、強そうだな。あの二人は何が使えるんだ?」
「リナは火魔法が使えて、クレアは風魔法が使えます」
「みんな強そうだな」
他にもどんな魔法があるんだろう。
「その魔法以外にもたくさん魔法があるのか?」
「魔法は基本火、水、風、氷、雷、光、闇の全部で七種類です。他にも回復魔法や召喚魔法、擬態魔法に転移魔法、封印とか防御魔法、他にも数えきれないほどあります。後、修行して得られる錬金術とかあります」
俺はこの魔法を全部使えることができるのか?それって超面白そうじゃん。
ん?闇ってなんだ?ブラックホールみたいに呑みこまれたりするのか?まあ、なんでもいいか。
「魔法、七種類あるぞ。なのになんで魔宝石は五つしかないんだ?」
「光と闇の魔宝石は存在しません。強力すぎるからでしょうね」
「そうなのか。魔宝石はどこにあるんだ?」
「それは北の国のマルセイア王国にあるドライル島に存在します。そのドライル島はちまたでは、魔の島といわれています。他にも……」
話によるとどうやらこの世界には東西南北にそれぞれ国があって魔王が支配してるらしい。で国は壁で囲まれているらしい。この四つの国の国王は追い出したようだ。国の中以外でも街とか村はあるようだ。この四つの国から外は行ったことないからわからないらしい。だが、どこかに国王が集まる城があるってことはわかってるらしい。
俺はこの四つの国を支配してるのか?すげーな。
でも普通の魔王は世界を支配してるんだけどな。
東の国はエルメキア王国で西はエルノスティア王国、南の国はラギスカゲナ王国そして北の国がマルセイア王国だそうだ。
「なあ、お前たちはなんで魔王の手先になったんだ?」
「それは……」
なんか聞いちゃダメだったかな。
「ごめん、言いたくなきゃいいんだ」
過去になんかあったのかな。
「じゃ、じゃあ勇者が攻めてくる前にその魔宝石をてに入れて強くなろうか」
「はい、そうしましょう」