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第26話 新しく冒険者登録するまで!

魔法科学の街ベルン、国の内外からいろいろな魔法使いや学者が集まる。 この街のものはほとんど魔力で動いている。 まさに魔法の街だ。



「すげーな、あのデカイ歯車とかなんのためのやつなんだろ? それになんだありゃ? なにする機械だかわかんないのとかとにかくすげーな!」


「ソウタ、そんな興奮するほど?」


ルナはジト目でこちらを見る。



この興奮は男にしかわからなかろう。 なんというか、変形して巨大ロボになりそうな機械とか、秘密基地っぽい街のつくりとか男心をくすぐる街だった。




「私もこの街に来るのは久しぶりですね、お父様に小さい時連れてこられたくらいでしょうか? この街の秋のお祭りすごく賑わってすごいんですよ? 」



とティアラは俺たちに教えてくれる。



秋の祭かー

そういえばこっちと向こうの季節は一緒なんだろうか?

俺が向こうにいた時はゴールデンウィークだったから気温から考えたら同じくらいだとは思うんだけどなー

まぁ緯度とかの関係で気温とかはあんまり関係ないんだけどな。




「でも、その祭まではまだ半年くらいあるんですけどね」



どうやら季節もだいたい一緒らしい。



「それにしても、探し物するにしてもこんなデカイ街じゃどうしようもないな。 どうする?」


「とりあえずギルドとかで話聞くのは? どっか遺跡のダンジョンとかあったらそこに潜ればなんかありそうだし」



ルナがそう提案する。

まぁ他に手がかりもないから当然か。




「ギルド…ですか、私初めてです」


「ティアラちゃんギルド行ったことないの!?」


「は、はい。 私は冒険者ではないので、ギルドには行ったことないんです。 あ、あとなんだか1人では入りにくい雰囲気で…」



そりゃ領主様のお嬢様があんな野蛮な連中のとこにはいかないわな。



「てことは、ティアラはまだ冒険者登録してないんだな? ちょうどいいや、ティアラの冒険者登録ついでにいろいろ話を聞こう」




こうして俺らはとりあえずギルドに行くことにした。















ギルドは歓声に包まれる。



「すげー! 嬢ちゃん! 俺も冒険者長いがこんなに初期ステータスが高いのは初めてだ!」


「すごいわ、あなた! ねぇ私たちのパーティに来ない?」


「いや、うちのパーティに是非!! そんな冴えない男とか暴力女は置いといてさ!」




いろいろなところから祝福の声を浴び、またヘッドハンティングをされている。

俺の時と大違いじゃねーか。 ていうか俺の時は装備といい、職業といいネタだったからな。

それにしてもルナの悪名こんなとこまで広まってるのか。

どんだけ有名なんだよ、あいつ。




ふと、隣のルナがいなくなったのに気づき辺りをキョロキョロ探してみると先ほどルナを暴力女呼ばわりしていた冒険者の男がルナにヘッドロックをかけられており、他の冒険者何人かが必死の形相でルナを止めようとしている。

あれ以上ヤバくなったらさすがに止めに行くか。



そこへ先ほどから冒険者たちにちやほやされていたティアラがこちらに来た。



「まさかこんなことになるとは思いませんでした。 冒険者になるのって大変なんですね」


「それだけティアラがすごいってことだよ。 ティアラのギルドカードどんな感じなんだ?」


と俺が聞いたらティアラは快く見せてくれた。



「はい、 これが私のギルドカードです」




職業は騎士(ナイト)か、 ここはまぁ普通だな。


ステータスは…なんだこりゃ、俺のなりたての時とステータスの桁が1つ違うんですが?

そりゃーちやほやされますよ、ポケ○ンでいう6vですよ。





「ま、まぁ、とりあえずこれからはチュートリアルクエストだろ? さっさと行こうぜ?」



「あ、私はそのチュートリアルクエスト免除らしいんですよ。 受付のおねえさんがティアラさんは大丈夫ですよっていってクエスト報酬くれました。 あ、あのやっぱクエストやってないのに貰うのってよくないですよね?」



ティアラはオドオドとこちらに聞いてくる。

俺は心が折れそうだった。




「い、いいんじゃないかな? 好意に甘えようぜ」


「あ、そういえば、冒険者の方々にこの辺のダンジョンについて聞いてきました。 みなさん親切にもいろいろ教えてもらいました」


誰か俺の心を癒して!




そんな俺の気持ちを知ってか知らずか、




「ぬわーーっっ!!!!!!」



先ほどの冒険者の男から断末魔に近い悲鳴が上がる。なんだその叫び、メ○ゾーマでもくらったんか?

まぁでもこれは止めなきゃマズいな。

俺はルナを止めにかかる。 心の平穏はいつ訪れるのだろうか。 俺はこの理不尽な現実から一刻も早く逃げたかった。











「とりあえず、俺らは明日そのティアラが教えてもらった『朝日の洞窟』とかいうこの街のはずれにあるに向かうぞ」


「なんだかその名前からしてソウタさんの曾祖父さんに関係がありそうですよね」



「確かに、あの布に書かれていたのも太陽っぽかったからね。 なんだっけ?旭日旗…だっけ? それもソウタの国では太陽がモチーフなんでしょ?」




俺らはとりあえずギルドの酒場で明日のための作戦会議中だ。



「そうだ。 東の果ての国。だから日出ずる国だってな。 だから『朝日の洞窟』との関係は大有りだろう」



「で、そこに何があるの?」



ルナは店員が持ってきた唐揚げを頬張りながらきく。



「はい。私が聞いた話によるとなんでも『雷鳴の槍』という伝説の武器が眠っているそうですよ」


「ふーん、でもそんな武器とっくに誰かが持ってってると思うけど」


「それが、最深部は封印が施されているそうで、今まで誰も解除できていないらしんですよ。 街の科学者がみんなこぞって挑戦しているんですけど誰にも解読不可能だそうで…」



とティアラも唐揚げを頬張りながらルナに答える。





「なるほどねー。 でも遺跡に関係ありそうなソウタだったらもしかしたらってわけか」


「そういうことです」


「てか、お前ら俺の分の唐揚げは!? なんか皿俺から遠いとこにあるし取ろうとするとお前らバクバク食べてなくなるし、なんなの!?」




俺は我慢の限界だった。 こいつら上では真面目なこと喋ってるのだが、下では俺から唐揚げを遠ざけ2人で皿を開けていた。




「あ、ごめん」


「す、すいません! 私ったらつい…」



特に悪びれもせず謝るルナと、恥ずかしそうに顔を赤くするティアラ。







やはり心の平穏は今のところ幻想のようだ。

















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