プロローグ
初投稿です! まだまだ未熟ものですが、よろしくおねがいします。
目を開けるとそこは普段知っている景色とは違うものが飛び込んでくる。ここに来る前は確かに寂れた最寄駅にいたのだが、ロータリーの中央にある針の止まった時計は大きな噴水に駅からのびるメインストーリーのシャッター街はたくさんの露店から露天商の活気ある声が聞こえてくる。
「本当に異世界に来たんだな」
俺はそうつぶやくと俺の隣にいる巫女服姿の少女はなにをいまさらといった顔で答える
「だから行ったじゃろ。お前を異世界に連れこんで魔王だのなんだのを退治してもらうと。そのためにお前にはいろいろ用意してやったじゃろ?まぁ私のためにがんばってくれたまえ。」
そういうと巫女服少女は俺のいる方とは逆の方に手を出す。すると今までなにもなかった場所に扉が現れた。というかさっきも同じ光景をみたのだが…
「それじゃ私は引越しの荷物そろそろ届く時間じゃから戻ぞ。達者でな、少年。」
「『達者でな、少年』じゃねーよ! え、なにこれからこの世界の説明とかチュートリアル的なものあるんじゃないの!?まさかのノー解説で1人置いてきぼり??」
扉を開けて向こうに行こうとする少女を俺は必死になって呼び止める
「当たり前じゃろ。なんで私がラクしようとお前を連れてきたのにそこまで面倒なことをやらんといけんのだ?その辺の人にでも聞け。」
そう言い残すと少女は扉の向こうに消え、現れていた扉もはじめからそこにはなにもなかったかのように消えた。こうして俺の異世界での生活は始まった。
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