二人の再会
変身した明は、携帯の声に耳を疑う。
「あなたに、飲んでもらったビタミン剤は、そのように身体の『変身』作用があるのよ。あなたは、これから戦うのよ。家を出て、外に行って!」
そう言われた明は、言われるままに、外に出た。すると、ゴミ捨て場を荒らしているモンスターがいた。
モンスターは、明に気づき、襲いかかってくる。
「ヒッーー!」
恐がって身を伏す明。
すると、青い人影が、現れた。
変身した明と同じように、甲冑のようなプロテクターな容姿で色は青色だった。
そして、モンスターの攻撃を交わすと、華麗にパンチとキックを当てた。
それを、喰らいモンスターは消えてしまった。
その場にいた、二人の変身が解かれて、明は、助けてくれた人を見た。
「大丈夫か?」
と聞いてきた。
(あ、この間、秋葉原で二人組から助けてくれた人だ!)
そう思いながらも、明は、
「大丈夫です!」
と立ち上がった。
二人は、とりあえず近くの公園に行った。
「驚いたろ?とりあえず自己紹介。俺は青島。変身したら、青くなるから分かりやすいだろ!」
そう言って明に、話す。
続けて言う。
「お前のことは、会社から聞いているよ。『山田 明』っていうんだろ。
山田、冷静に聞いてほしいんだが、お前が飲んでいたビタミン剤は、ある特定の人間だけに副作用が起きて、変身できるようになるものだったんだ。
今、日本には、モンスターが出現している。どうやら地球の外来種らしいが詳細は、分からないんだ。
それを倒すために、日本の特殊法人と製薬会社が手を結び「ナイトライダープロジェクト」を立ち上げた。モンスターは、どういう訳か、夜にしか出ない。そして、変身できるようになった者を「ナイトライダー」と呼ぶんだ。俺達の他に、もう一人、いるんだ。今度、紹介するし、一緒に戦っていくことになる。宜しくな!」
そう言って、二人は握手した。
ナイトライダーになった明は、戦い続けることになった。
夜の闇の中で・・・
何もない平凡な日々を送っていた明は、闘いの中で、ナイトライダー同士の絆を深めていく。
そう、明は、確かに変わっていった。
それが、どこに行き着こうとも・・
(既投降、ナイトライダー外伝に続きます)
「ナイトライダー」は、私が以前、別のサイトで投降していた作品で、今回の作品とは、またストーリーが違います。なろうでも、この連載に繋がるラストが「R18」の外伝になるという分かりづらい読み方になって申し訳なく思っております。いつも作品を読んでくださる方、本当にありがとうございます。「ナイトライダー」は、特に私の思い入れの強い作品だったので、このような形でも読んでくださる方々が、おられたら是非また宜しく御願い致します<(_ _)>