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SELECT REMEMBERS 【修正前版】(旧「remember」)  作者: ヨベ キラセス
第一章 覚醒
7/42

襲撃者

 朝飯のため、食堂に来た。


「ご、ゴメン!ネツ」

 じゃあ、その距離はなんだ!

「あ〜あ、きったな〜い(笑)」

 お前のせいだろ!

「なに、その目。ちょっと近づかないでよ!匂いが移るでしょ」

 お前に言われたくない!


 昨日の『G事件』は幕を下ろしたが、しかし、全てではない。


 …あははははははははははは!


 こいつとメモが残っている。


 …まあまあ、ゴミみたいに言わんといてよ、結構楽しかったよ、この…イベン……ト………は…………プッ…ぷははははははははははは!


 死ね、この馬鹿操作師。





 …さて、そろそろ決めてくれないかな?


 何をだ?


 …だから、選択肢!


 だから、後でな!

 と、後回しにしようとした。



 …今日が〆切なのに?



 !?

 なにいってるんだ、この馬鹿は?


 …真面目な話だけど


 ほうほう、とうとうめんどくなってきたのか。なら消えるのをお勧めしますよ。


 …選ばないと



 君も一緒に死ぬよ



 ハッタリだ、と言おうと思えば言える。

 しかし、ではなぜ今言う?

 後からでもいいし、昨日でもよかったはずだ?昨日なら、適当でも答えたはずだ。

 それに、俺はなぜ選ぼうとする。なぜ…


 …いいから早く……って言っても遅いか



 タン!


 あれ、今銃声がした気が?

 なんでメイドの一人が?

 あれ、こんな美人なメイド様、いたっけ?

 てか、拳銃は?



「死ね、『希少種』!」


 タタタタタン!!


「オワッ!」

「「キャーーーーーッ!!」」


 俺は外の方に逃げた。どうやら俺狙いのようだ。

「ネツ!」

 後ろから かな が来た。


 来るな!


 とは言えない。多分人質にされかねないほど、あの美人は強い。代わりに、

「どこに隠れた方が安全だ!?」

「え〜と、橋の下だと思うよ」



 染崎家の道路へ続く橋の下にいる。

 何とか巻いたようだ。

「あれって何?」

「しるか、あんなもん!」

 しかし、過去ならどうだろう?過去の俺なら何か知っているだろう。

 しかし、今は『過去の 熱也』ではない。

 それに、関係ない人まで巻き込みやがって!

「…許さねえ」



 ピンポンパンポン♫


『えー、お知らせします。熱也さん、無敵に近い「能力者」熱也さん、末っ子預かってまーす。すぐ来ないと殺しまーす。さあ、30分以内にホールまで来てください』


 ピンポンパンポン♫



「罠だよ、きっと」

「でも、もし かの が逃げ遅れてたら」

 確かに、基礎体力は低い。可能性はある。

「…にしても、何だってんだ。『能力』?そんなの持ってなんかいねーよ」


 …さて、どうするかな?


「お前、性懲りも無く」

「どうしたの、ネツ?」

 ヤバッ!

「いや、なんでも」

 全くめんどくさい。


 …決めたのかな?


 決められるわけないだろ。


 …ここで かなちゃん と逃げるも手段、助けに行くも手段。さあ、どっち


 お、俺は…





 …さて、ネツ はこの状況です。では


 どれを選択しますか?


 A:かな を選ぶ(尻尾を巻いて逃走)

 B:かの を選ぶ(無謀と承知で救出)



A→次話へ

B→次話の次話へ

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