履歴書
駿河 庄子
爽果高校の生徒会長
成績は学年トップ
運動能力に申し分無し
各賞保持者
容姿端麗
人気、人脈あり
異例の純正能力二つ保持……
つまり完璧超人。判断をミスらず、なおかつ余裕を持つ
本当は俺は気付いていた、彼女の内面が少しだけ
彼女は、孤独だ
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結果的には全てのゲームで負けた俺は、なぜか勝手に決まってた罰ゲームの『アイスを奢る』ということになった。原所持金が4桁もないのに容赦ない人だ
「うま〜い♫ これぞ強者の味!」
「そうっすか…その『わさびアイス』って美味いんすか?」
「食べてみる?君のそれはいらないけどね」
「俺も結構です」
と俺は『酢入りバニラアイス』を食べている。結構美味いのにな
それにしてもなぜコーンてあるのかな。あれって口の水分持っていかれるから好きではない。まあ美味いけど、俺はカップで食べる方が好きだ。ゴミ出るけどね…
「君は分かる?」
何が、と口から出かかった言葉は呑みこまさった
「あなた、私がどう見える?」
「学校のトップカースト。容姿端麗成績優秀スポーツ万能人望豊富、本当絵に描いたような凄い生徒会長」
「それで?」
どうやら、そのことらしい
「しかし生徒会には副会長以外活動者はいなく、人望豊富な割に完璧超人なだけに心配されない、と言うよりあれは『リーダー』ではなく『保護者』を見る目、懐くに近い接し方。上辺を消せば孤独な人」
「…君は分かるのか〜」
全てはわからない。しかしおかしな病気『若年性アルツハイマー病』の収容所を兼ねているような学校と理解した所だ。親なんて分からない奴らの集団でもあるかもしれない。先生よりも強く尊敬される人だからそうなるかもしれない。必然でもある
彼女はクスクスと笑い、苦笑いでこちらを見る
「そうね。今までは斎木君か かなちゃんくらいが上辺じゃない付き合いかな。でもここまでキッパリ言うのは君が初めてかもね」
「そうすか。それは恐れ多いことを言いました」
彼女は首を振り、それから街に目を向けていた
「…ここって、そんなに小さな町なのに、私には広すぎるわ……」
「そういえば『彼女』についてなんだけどね」
不意が好きな人だ。俺は二杯目の『わさびアイス』をすくってたスプーンが止まる。多分、いや確実に話題を変えるなら『転校生』のことだと思う
「あの子の履歴よ」
「…無造作にそんな個人情報を投げ渡していいんすか? どう考えてもこれはダメっすよ」
「君が私の協力者になっている限りは大丈夫よ」
「……確かに大丈夫ですね。一生かけてもあなたは敵にできないですね」
「師弟関係でもいいよ?」
「それは願い下げです」
断りながら俺はアイスを平らげて書類を読んでみた
ちなみに、このアイス意外性が大きい
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鹿原 境
性別:女 年齢:15
B…
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「会長、これってコピーですよね」
「そうよ」
その声が聞こえた時、俺は手持ちのペンで黒く塗りつぶした。俺は紳士だ。女子の『ホニャララ』は見ないのが当たり前。てかあいつ女なのかよ
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志望動機:元の学校で勉学に励むことができない事情から
備考欄
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「…おい、マジかよ……!」
『備考欄』の所に書いてある内容が、あまりにも怖く感じた
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備考欄
純正の『Wアビリティ』適応者
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