3/42
プロローグ Cパート
…ピコン……ピコン………ピコン
点滅するボタンたち。
それを眺める少女。
少女はためらわないで、ボタンを押す。
音を流す、ボイス。
『………共に死ぬんだ…………今日…ここで……』
……ピコン…ピコン
少女はためらわないで、次のボタンも押す。
ボタンに何が書いているのかは、少女しか知らない。
『…俺はそれじゃあ…………それじゃあ時間がないんだ!!」
……ピコン…ピコン
彼女は沈黙した。
彼女はこの展開を気に入った。
彼女は笑った。
「さあて、『ゲーム』をすすめましょうか」
そう言って、彼女は一つのパソコンとキーボードに集中した。