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SELECT REMEMBERS 【修正前版】(旧「remember」)  作者: ヨベ キラセス
第三章 私闘と死闘
29/42

屈する

「結果として『失敗』、と?」

「ええ、失敗よ」

「記憶もない、と」

「ええ」

「うんわかった」

「じゃあ、やってもらえますか!」


「断る!!」


「「「なんでよーー!」」」

 総出でつっこまれた

「だって、荷が重いって!」

「じゃあ、どうしたらいいの!」

「何言われてもいやだ!!」

「ええ~...」

「もういいだろ...」

 と、立ち上がろうとした時、不意にマキがつぶやいた


「『生徒会室』って、授業中抜け出せましたよね?」


 ピクッ


「それに、単位も稼げて」


 ピクピクッ


「それに...」


「ここでならゲームや早弁も」

「ご指導よろしくお願いします、会長!」

「「変わり身早!」」

 バカヤロー! 早弁とゲームの自由が効くのは俺にとっての高いメリットだ!!


 _________________________________


「…なんかショックー」

「まあまあ、会長」

「そうですって、会長」

 意気揚々と出て行ったネツを見送りながら、私と副会長で慰めている

「でも〜、これじゃああの子はゲームと早弁のため時しか来ないわよー」

「あ、それなら大丈夫ですよ、会長」

「「???」」

 と、私に振り向く会長と副会長


「私の保護者に、そう言う実態を見過ごさない人いますから」

 と、さっきから寒気がする窓の外の、木に逆さに立って観察している一人の女性をチラ見した


 _________________________________


 夕飯の時から、俺の飯は減っていた

 理由はある程度して分かったが、俺の考えが改まるまで減り、最終的に水になった時、俺は降参した


 理由がわかってたのは、あの勧誘の日に俺が意気揚々と扉に手をかけた時、完全に殺気を放たれてたから

 屈しないと思ってたのに、飯抜きは無理だろ…


 後に、このメイドは昔、とある学校でお堅い生徒会長だったと、なぜか執事長が言っていた

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