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SELECT REMEMBERS 【修正前版】(旧「remember」)  作者: ヨベ キラセス
第三章 私闘と死闘
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会長職のデメリット

 さっきの板井の質問で、斎木は答えようと思えばいくらでも出せることは分かった

 なら、逆にデメリットも知ってるはずだ

「そんな多くなくていい。俺の脳的にもな」

「そうですか......あえて言うとすれば」


 敵に狙われやすいことですかね


「敵?」

「はい。ここでは、『人気投票』は感情的には二番目で、本当の投票理由は『最強』の証明でもあるんだ」

「そうなら、俺には無理だ」

 そう。正直に言うと、庄子生徒会長の実力は、並大抵ではない

 あの襲撃のとき、『四字熟語意味発揮能力』を使っただけでなく、彼女自身の運動神経は異常だ。少なくとも、俺には無理だ。それに、カナの能力だって、使い方を熟知すれば会長と同等、またはそれ以上になる

 対して、俺の能力は開発段階。しかも、身体能力は昔から『中の中』ぐらいだ。とても敵わない

「他には?」

「立場逆転だね。あとは『恒例大会』で、『ある組織』にだけは負けてはいけない」

「恒例のは前回のあれとして、『ある組織』とは?」


「爽果高校『規律・風紀委員会』と『研究連盟団』にです」


「それまたなんでだ?」

「『規律・風紀委員会』については会長の私情です」

「うんわかってる」

 どうせ、制服とかだろうな

「『研究連盟団』については、彼らがこの『能力者』の研究に対して、『能力の複製』は功績ですが、のりすぎて『能力の強化』をする薬を作るのを阻止するためです」

「なぜだ?」

 画期的だと思った。次の言葉を聞くまでは...

「やり方次第では『暴走』し、もしかすると『能力の一人歩き』となるかもしれないからです」

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