学校へ––––後日談
結果として、このことは秘匿扱いとなり、学校の修理のためを理由に今回の行事は中止となったとなった
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翌朝の昼、俺とかなと板井は生徒会室に呼ばれた
もちろん、授業終わってすぐのため、飯はまだだ
「「「失礼しま...」」」
「ネツく~~~~~ん!」
と、庄子生徒会長が飛びついてきた
後ろで殺気があったのは言うまでも無いことだろう
「あんた、いつここに来た!?」
たしか、今日の四時間目に臨時の生徒総会(昨日のことの、嘘偽りだらけの説明会)には斎木が壇上に立っていて、当の会長が欠席って言っていたはず...
「あ~あれはね、遅刻ってことになってるよ。まあ、内申には出席扱いにしたけど」
「そんなの出来るわけ...」
あ、原因は斎木か...
「...そんな目で見ないでくれよ、うれ...つらいじゃないか」
今なに口走ろうとしたのかは、怖くて聞けない
「...で、あの男について教えろよ、邪悪な生徒会長様よ~」
「邪悪じゃないやい! かわいいかわいい生徒会長様だい!」
「自分で言う人って、かわいくないのが常という説も...」
「う、うるさいわよ! わたしは先輩よ! 生徒会長よ! 年上よ!!」
「...話し戻してくれませんか? てか、わざとそらさないでください!」
「いいじゃない、話くらい...」
「よし帰るぞ。授業に遅れてしまう」
「あ、待ってよ~! ってかなちゃんも戻る準備しないで~」
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名前は不明
年齢 二十歳代
性別 男
職種 殺し屋
経緯 とあるスポンサーからの依頼もあるが、彼自身、熱也を殺すことを目的としていて、熱也と斎木が逃げると同時にすれ違いで入ってきた庄子と接触.........そしてあの撃退劇に至り、庄子が遺体を連れ去った、となった
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「分かってもらえましたか?」
「ああ、納得し...って、あんた誰だよ!?」
いつの間にか、俺の横で立っていた女子生徒を見る
って、どこかで見た気が...
「あ、あのイライラする司会の『蘇向 沙織』!」
「...の姉です」
「えっ?」
「私は《諜報委員会》委員長の『蘇向 詩織』と申します。どうぞ、お見知りおきを」
「よくそんな委員会を創るのを許すな、生徒会長殿!?」
とおれは庄子さんを見た。悪びれずこういった
「私の創る委員会なんだから、何でも許しちゃうわ! 予算も惜しまないし、秘密だって探るわ! あ、そうそう。《探偵部》や《スパイ部》、《ハッカー部》に《SP部》に《暗殺部》とか、色々個性豊かに」
「普通の部はありますよね!? 運動部や文化部に含まれそうに無い話ばっかですけど、安全ですよね?」
「えっ、そりゃもちろん」
「もちろん?」
「もちろん、すべての部は生徒会の括りな上、諜報委員会の括りよ♡ 学校は全面バックアップ体制だし」
俺は大きく息を吸い込んだ
「この学校は狂いすぎだあああああああああああああああああああああああああああ!!」
こうして、普通じゃないとだけは分かるこの『爽果高校』の学生生活が初まった
もう、初日から不幸で疲れたが…
第二章、完結…でいいのか気になって来たけど、まあいいか
今回は選択肢が出なかったのですが、次回は必ず…かなら……すんません! 第三章に出るかわかりません!!
でも、できる限り頑張ります!!
第三章、乞うご期待!!
(…第三章どうしよう………)