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SELECT REMEMBERS 【修正前版】(旧「remember」)  作者: ヨベ キラセス
第二章 学校の長たち
20/42

囮の檻

 その頃、宙ぶらりんの生徒会長は…


 ガラケーをいじっていた。血が滴りすぎて、手が滑るけど…


「あーあ、スマホ欲しいなー」

 と、人気ゲームのページを見ながら嘆いていた


 そして、カメラを開いた


 _________________________________


 わかってはいたことだが、檻は簡単によけられた


「…つまらん工作を」

「そりゃ残念…でもさ、これで終わるとでも?」

「…やはり企んでるか」

「企んでるのは認めるよ。でも、まだ勘違いが抜けてないんじゃない?」

「…何が勘違い、と?」

「お前はさっきから、俺をだれかと間違えてるだろ」

「…いや、お前だ」

「いーや、俺じゃない!」

「…何の時間稼ぎだ?」

「教えねーよ、バーカ!」


 と言って、俺は後ろに隠してたスイッチを押した


 ちょうど檻を取り囲むように、爆発し、落下した


 _________________________________


 この学校には地下がある


 そう、庄子さんから聞いた

 理由は単純。ただ、安全に『四字熟語意味発揮能力』を使うために、だ


 普段は地下の壁は頑丈で、穴さえ開けられない

 だけど、そんな金属が早々あるわけではない。だって、能力はいろいろなのだから


 だから、副会長の能力で、その時の頑丈に設定されていたのだ


 だから、あっさり穴を開けられるようにしてもらったのだ


 そして、二重トラップが存在するとも


 穴が空くと、自動で封鎖され、バリアフィールドなるものも展開されるとも言っている


 俺はそれを覚えていたため、それを実行した

 檻は囮だ

 何の関係もない檻だ


 でも…

「この檻は今、本当の檻になる!」


 俺は檻を蹴り、檻はちょうど着地した奴に向かって行った


 そして、言葉通りに檻になった後、穴は塞がった


「ざまーみろ! この無口野郎が!!」

「…これは修理代がかかりそうだ」


 と、斎木が頭を悩ましていたのは言うまでもないことだろう

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