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SELECT REMEMBERS 【修正前版】(旧「remember」)  作者: ヨベ キラセス
第二章 学校の長たち
16/42

危険……かな?

 何この状況!?



 俺は確かに屋上でご飯食べたかっただけなのに

 かな と 板井、そして 庄子先輩 ときてだ


 これではハーレムな主人公ではないか



 …この痛すぎる視線の中でなければ



「はい、ネツ。あんたのよ」


 視線の威力が上がったぞ


「はい、あんたも」

 と 板井 にも渡す


 威力上昇中



「よかったら、私の弁当の具と取り替えっこしないか?」


 はい大型爆弾投下!



「「「貴様ァーーーーーーーー!」」」

「「「いい加減にしてよーーーーー!」」」



 と、俺に殴りかかろうとしてきた



 もう終わったな…



「はいはい、そこまで!」

 庄子先輩 は彼らを止めた


 助かったのだと思った…



 しかし裏切られた



「この決着、明日の放課後の《月一回 強者決定戦》で決めようじゃないか!」



 ________________________________________



 《強者決定戦》


 かな も初耳のそれは、かな が来なくなってから決まったことで、ちょうど明日なのだという


 そして勝手にエントリーされているし



 ________________________________________



「何でただの食事がこんなことに」

「まあなんだ、頑張れよ少年」

「人ごとだな〜」

「人ごとだよ〜」

 俺の部屋で 板井 は漫画を見ながら笑いこける


「まあ、必勝法は《あれ》の発動段階3かな」

「ああ、あれか〜」



 ----------------------------------------------------------------



 では、追加事項を踏まえて整理しよう



 《強弱逆転》とは

 その通り、『強弱が逆になる』のであり、それも段階式である。



 ・Level0(使用不可)


 攻撃と判断したものに勝手に反応してしまう。その攻撃が何であれ、能力者の基礎体力より上な力なら弱く、下なら強く反撃さる。

(精神的に弱ってると発動しない時がある)



 ・Level1(現在)


 攻撃が『人』あるいは『人から離れて30秒以上経過していない物』で発動=常時発動



 ・Level2(使用限界レベル)


 Level1の継続+自然のものにも効果が追加


 

 ・Level3


 Level2の継続+使用者の周囲500メートルに同効果



 ・Level4


 Level3の継続+純度強化



 ・Level5


 Level4の継続+?


 ----------------------------------------------------------------



「………………あのさ」

「ホイホイ何さ」



「対価ってないのか」


「今はないよ。今は、ね…」



 それから先は漫画に集中してて、質問には答えななかったまま、夕飯時まで停滞していた



 ________________________________________



 翌日はすごくピリピリしていた


 俺ら3人と、庄子先輩 を除いては



 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


「みんなー!やる気はあるかーーーー!」


「「「オーーーーーーーーーーー!」」」


「ぶっ潰したい奴はいるかーーーーーーーー!」


「「「オーーーーーーーーーーー!」」」


「帰りたい奴はいるかーーーーーーーーー!」


「オーーーーーーーーーーー!」

 もちろん俺だけだ


 その声を聞いてか聞かずか、司会役の『蘇向そむか 沙織さおり』は


「それでは説明しまーす!」


 ________________________________________


 ルールは簡単


 勝ち残ったものが勝ちだ



 大きな点では

(これで かな が来なくなってから初まった理由がわかる)



『四字熟語意味発揮能力』が使えるのだ

(ないものの方が多いはずなのに)


 使えるのは適正者のみ


 無ければレプリカ



 能力なしのガチもできるなら可


 保険なし



 ________________________________________



「それでは十秒前ーーー!」


 説明が終わった途端、二つの人間に分かれた



 立ったままのもの


 そして校門を出ようとするもの



「9、8、7…」



 だんだんわかってきたぞ


「6、5、4…」



 かな と 板井 はいろんな人に連れられて外へ



「3…」


 つまり


「2…」


 このカウントは


「1…」



 不参加者は退場しろ、だろうな



「スタート!」



 校門に間に合わなかった人にも容赦無く、校門がしまった



「「「洲崎ィィィィ!」」」

「「「覚悟ォォォォ!」」」



 俺何もしてないって!!



 ________________________________________



 何とかかわしてきた



 四階 音楽室



 ここなら安全かな…



 ポロロン



 ピアノの音で振り向いた。そこには同学年にいた気がする男子と思う



「どうも始めまして。わたくし《生徒会副会長》の『野羅雲のらくも 斎木さいき』と申します。戦うのは、雑談後でもよろしいでしょうか?」

「いや雑談だけでいいです」

「それは助かります」


どうやら、戦う気は本当にないようだ

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