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SELECT REMEMBERS 【修正前版】(旧「remember」)  作者: ヨベ キラセス
第一章 覚醒
12/42

形勢逆転……の逆転

 ドラゴン討伐後



「『四字熟語』!?」


 …そう、『四字熟語』


「……『四字熟語』って、あの四字熟語?」


 …《一石二鳥》とか、《電光石火》や《大器晩成》、そうそう、最強とまで言われた《天下無双》などの四字熟語


「…う〜ん?」


 …まあ、正式名称は『四字熟語意味発揮能力』で、能力者は『四字熟語意味発揮能力者』と言われているのだよ


「…ネーミングセンス無えな」


 …全くだよ


 ________________________________________


 すいませんね!ネーミングセンスなくて!!

 ________________________________________


「で、それはつまり」


 …つまり、その名の通り『四字熟語』の意味に相違ない能力が発揮できるのさ





 ________________________________________



 板井曰く


『四字熟語意味発揮能力』は、今表記されてるものや、過去にあったものなど含めても結構多い。

 例えば、最強の『四字熟語能力』であった《天下無双》は、色んな地形での戦闘で弱点がなく、その者に並ぶことができないのではと思わせた程と言う。しかし、18年ほど姿を見していないという。


 しかし、『四字熟語』にのらないものもいる



 ________________________________________


 …よろしいかい?


「オッケーだ。しかし、俺の能力は何だ?」


 …ああ、君のはー



 ー『強弱逆転』というものだよ



「『強弱逆転』!?そんな四字熟語があるわけ」


 …無いさ。だって、君がその『のらないもの』だからさ



 ________________________________________



 《強弱逆転》とは

 その通り、『強弱が逆になる』のであり、それも段階式である。



 ・Level 0 (現在)


 攻撃と判断したものに勝手に反応してしまう。その攻撃が何であれ、能力者の基礎体力より上な力なら弱く、下なら強く反撃さる。

(精神的に弱ってると発動しない時がある)



 ・Level 1


 攻撃が『人』あるいは『人から離れて30秒以上経過していない物』で発動=常時発動



 ・Level 2


 Level 1の継続+自然のものにも効果が追加


  等々…



 ________________________________________




「…つまり」


 …つまり君は、《Level 1》なのさ。そして、『ドラゴン討伐』前は《Level 0》さ


「なんか面倒だな…」



 そう、だからこそドラゴンと戦って、挙句にグーパンチ1つで勝利。あり得ないと思ったが、まあ、そうなるさ



「でも、《Level 0》なら安全だな」

 しかし、返ってきたのは冷たい答えだった



 …はあ?自力で《Level 0》には戻せはしないよ。《Level 1》なら安全だけど



「お、おい。冗談はやめろよ。だって、それじゃ…」


 無差別に相手を傷つけてしまうのじゃないか!?


 …そうだよ、君次第では


「なあ、方法は?」


 …今はないさ。ただ、そういう『無効化装置』があるらしいし、Level は0〜2ではないから、強くすれば操作だって出来るさ


「気楽に言ってくれるな、お前は」


 …だって、他人事だもの


 お前が Level 上げたんだろうが!と思うが、どの道そうなるのだと頭で言い聞かせて、諦めた


 …そうそう、諦めも大事だよ


「お前が言うな!!」



 あれ、目がかすんできたぞ




 ________________________________________





 そして、目が覚め(実際には瞬き一つの間の話らしいが)、今、形勢逆転となった、にいたる。


「…知ってたのですの?」

「ああ、ついさっき教わった。まあ、後ろの3人を除いて」

 予想どうり、何のこと、な顔の3人がいた。いや…


「いや、宇佐美さん は知ってたようだ」


 驚き、しかし何か知ってての顔の メイド長はすぐにいつも通りの顔に戻っていた。さすが、『ポーカーフェースの達人』と戦ったことがあると噂されたことがある人の顔だ。


「で、どうするか?続けるなら相手になるけど、この家の人の迷惑になるから外行くぞ」

「………………」

「おい、どうするんだよ」

「………………………」

「おいって!…大丈夫か?」

「………………………………ククッ」

「!」

 俺は何故か後ろへとんでいた。危険と本能が言っているからだ。


「そうさ、私も能力者さ。でも、レプリカの力だけど、あんたならこれでどうかしら?」


 …こりゃ、マズイね


 そんなにか?


 …まあ、そうね。だって……



 君には効果あるものが駐留してるもの



「マジで!?」

 上を見ると、刃物ではないが、小石が浮いていた。小石なので、普通の人はそう痛くはないが


 この場合は?


 …外からの物ですし、駐留となると、どっちかで危険かな〜?


 嘘だろ!?


 …まあひとまず



「逃げろォォォォォ!!」

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