フラグ再収集
始めに、前回の二話ついて
少し適当でした!すいません!!
ですが、変えるつもりは一切ありません。
ただ、謝りたかっただけです。
『おやすみなさい♡』
ズバッ
「アチャ〜、失敗してるな〜」
カチカチ
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『では、種も仕掛けもないマジックの終焉でーす』
「あーーーー、もう!!」
バシンと机を叩いた。
「あり得ないだろ、ふつう!どんだけ心弱いのよ、ネツ!!」
ものに当たってもどうしようもない…はずだったが…
この場合の例外として、どうするべきかを思い出す。何かあるはず、と画面を見る。
CONTINUE?
CONTINUE??
CONTINUE???
「そうだ!『コンティニュー』!!」
そう、彼の敗因は、『能力をわかっていなかった』ことだ。今回は使えない能力で思い出すとかは、おかしいが、今使える『能力』ですら、使っていないのだ。
つまり、原因があるとすれば、
フラグ立てをおろそかにした私と、
彼自身の、だ
だったら、チャンスはまだある。
『能力』を知ってもらえばいいのだ。
『チュートリアル』を『使用』しよう。
ええっと、どこにあったっけ、『鑑賞用』で無く、『干渉用』の〈能力〉は。
あ、あった。これで続けられる!
つっづき!つっづき!!つっづき!!!
私の能力、解放!
しかし、私の『時を戻す能力』を短期間で2回で使ったの、いつぶりだろうか?
「まあ、いっか」
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「…選べんわ!こんな選択肢!!」
と俺は予定時間の十分を使ってしまった。
「かな か かの かなんて、選べるわけない!」
俺は、何故かどちらの結末も予想できていた。もしかして、未来予知できたりして…
…何言ってんのさ、ネツ
また入ってきたな、ニート
…あたいはニートじゃあらへんよ!
ことば、おかしいぞ。てか、なんか久し振りな気がするな〜
…奇遇だな、私もだ
で、選べないからどうしようかな
…なら、選択肢増やしたろうか?
え、マジで!?
…しかも、君好みの選択だぞ
早く教えろよ!
…まあ待て、ギャルゲーはフラグが大事なんだよ
ギャルゲーどうでもいいからー
…つまり、君は
そのフラグ回収をしなくてはならないのさ
暗転
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「で、ここはどこだ」
…さあ?
「さあ?じゃねーだろ、こんなとこ?」
…だって、説明面倒だもの。まあ、またちょくちょくくるのだし、いいでしょ
「…またくるのかよ……」
俺は、会話らしいことの後、いきなり視界が真っ暗になったら、このよくわからない白銀の部屋にいた。
かな どころか誰一人いない。いや…
後ろに一人いるだけだ
だがなぜか、振り向こうと思わない。
…そりゃ、そう『思わせてる』だけだよ
だろうな。反発しようとも思わないのだから
…では、チュートリアル、始めていいかな?
拒否権はないんだろ?
…ご名答!
ため息
で、何をするのさ?
…なに、簡単なことだよ。ただ…
敵を倒せばいいのさ
グルルルルルルルルルル!!
おいおい、死ぬだろ普通
…無理じゃないわ
俺は弱いって!
…謙遜なさるなよ、あんただって知っているだろ、だって……
…自分で封印したんだから
封印?
…封印。まあ、レベル0は発動中だけど
レベル0?何のゲームでだ?
…決まってるでしょ、あんたよ
俺がか。しかし、それなら『無能』じゃー
…『無能な力』なだけよ。発動中は発動中
「…なら、能力は?その特徴は??デメリットは???」
…習得したら教えて、あ・げ・る♡
ふざけてるだろ。てか、どう習得するんだよ?
…簡単よ。レベル『0』から『1』にすればいいのよ
そこで声は途絶えた
ヒントらしきものもなく、俺はひたすら『ドラゴン』から逃げていた。
「どおすればいいんだよ!?」
30分、それは長い戦いだった。
武器なし、盾なし、攻略法なし、ときている。
流石に疲労が出てきた。もうどうでもいいか。死ぬ時は死ぬんだ。もうどうでも…
俺は歩くのをやめた
ドラゴンの口が近づく
死を覚悟しようとした
…熱也……戦え……
あの女の声ではなかった。もっときつく言われているような…
…かな を…どうするのさ?
どうもしないさ。だって、助けようがないじゃないか
…いや……諦めてないはずだ……だって…俺がいるから
お前は誰だ?
…戦え…熱也………いや
戦ってくれ、俺! 過去の分まで戦え!!