修正版フェイズ3~6 その5
ルールを修正しました。誤字脱字が多いと思われますので、見つけた方はご連絡ください。
「俺はメイルシュトロームの効果を再び発動! このユニット以外の全てのユニットから、ソウルを一枚捨て札する。……ルビーには消えてもらう!」
この効果でルビーのソウルは無くなり、アリスのソウルは4枚、シルバースターは5枚になった
「ルビー! ……ルビー、ありがとね。あとはまかせて」
「さあ、メインステップだ」
「夢咲君、乗ってきたね。……それが裏目に出なければいいのだが」
外野の梓さんがうるさい……。ジャッジやルールを教えているから全然いい人なんだけど。
「俺は左のメイルシュトロームで《流星の騎士 シルバースター》を攻撃!」
普通ならば、ここでアリスを攻撃する。その場合、アリスを倒すことができるからだ。だが、今場には《流星の騎士 シルバースター》がいる。このカードを倒さねば次のターンに負けしまいかねない。
「……? 梓先輩、少しよろしいでしょうか?」
「どうしたんだ? 花園君」
梓さんが近くにあった机から降りて、花園さんの方に行く。どうやらカードの使い方が分からないみたいだ。……なんで俺に背を向けて話しているんだろう。
「ああ、問題無く使えるよ。がんばるんだ、花園君」
「はい! ……では、メイルシュトロームが攻撃したので速効を持つスキルカード《君を守る盾》を使用します! シルバースターから3コスト支払って、メイルシュトロームの攻撃を代わりに私が受けます」
《君を守る盾》 色:黄 スキルカード コスト3
効果:[速攻(自由なステップ時)] 相手のユニット一体の攻撃は、このカードを使用したプレイヤーが受ける。
この効果のせいで花園さんのライフを攻撃してしまった。相手のライフはこれで残り4.もうレッドゾーンだが、この攻撃でギネビアが出撃可能になってしまっている。
「な!? く、まだだ。俺は三体目のメイルシュトロームをセット。手札を一枚残して残りを全てソウルに置く。ターン終了」
「私の番です、カードを五枚引きます。『出撃ステップ』で《小さな騎士姫 ギネビア・フラーレン》を出撃させ、『メインステップ』。まずは《流星の騎士 シルバースター》でメイルシュトロームを攻撃します」
「ここでメイルシュトロームを倒される訳にはいかない! スキルカード《荒波の盾》を使用、この効果で俺の青のユニットにシールド2を与える!」
シールドとは書かれている数字の分まで相手からのダメージを軽減することができる効果だ。《荒波の盾》のコストは2。効果でシルバースターの攻撃を耐えることができ、俺はこのターンを凌ぐことができる。
「させませんっ! 《荒波の盾》に対してスキルカード《ディスペル・ストリーム》を使用します! このカードのコストはセイクリッド・アリスと名のつくユニットからしか支払うことができない代わりに、このカードの発動時点で効果を発揮している全てのスキルカードの効果を無効にして破壊します!」
《ディスペル・ストリーム》 色:黄 スキルカード コスト3
効果:[速攻(自由なステップ時)] このカードのコストは『セイクリッド・アリス』と名のつくユニットからしか支払うことができない。
フィールド上に存在する全てのスキルカードの効果を無効にして捨て札する。
「なっ!!? ……メイルシュトロームのソウルは残り5……対してシルバースターのパワーは8。……倒される、か」
これで俺の場にはユニットが一体もいなくなってしまった。
「私はここでスキルカード、《勇気の剣》を使用します。アリス、ギネビア、シルバースターの3枚からコストを一つずつ支払い、全て《聖騎士 セイクリッド・アリス》に乗せます」
《勇気の剣》 色:黄 スキルカード コストX
効果:[速攻(自由なステップ時)] このカードのコストは支払ったコストに等しく、自分のユニット1体から1コストしか支払うことができない。
これでアリスのソウルは3、もう一度効果が使用できるようになってしまった。
だけど、もう使うことは無いだろう。なぜなら……、
「《聖騎士 セイクリッド・アリス》で夢咲さんに攻撃! 《小さな騎士姫 ギネビア・フラーレン》で夢咲さんに攻撃します。ギネビアさんは攻撃時、他のセイクリッドナイトからコストを支払った分だけパワーを上げることができます。ケイとシルバースターから1コストずつ支払い、パワーを2アップさせます! ギネビアさんでと止めですっ!」
俺の場には1体もユニットがいなく、待機ゾーンにインターセプトもいない。俺は花園さんの攻撃を甘んじて受けた……。