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今、君に恋をしよう  作者: 十色
3/5

*2

先生ののんびりとした声のせいか、瞼が重くなる。

が、4人目の居眠り人になるなんてご免だ。と思い、必死に

目を見開いた。



授業を聞く気なんて、今日の僕にはサラサラないので

さっきのみーちゃんの話を思い返した。


思い返すと、つくづく「相手がいる人は良いなー」と思う。


小学校のときはお遊びのようだった恋も、流石に中学生にもなったら

それよりはマシな「恋愛」に変わっているようだ。

まぁ、それでも僕のまわりのカップルは、すぐに別れるパターンが

多いけど。


そこはやっぱり、まだ子供の恋愛だーと思うが。



(とか、偉そうに思ってるけど……どうせ僕には相手はいないし。

負け惜しみにしか聞こえないよね)




こんな偉そうに批評はしてるけど、僕だって「羨ましいな」くらいは

思ったりもする。

そりゃ、女子中学生だし。そういうことにも興味が湧くってもんでしょう。


ただ、残念なことに……僕は大して顔が良いわけでもなければ、

性格が良かったり、スタイルが良いわけでもない。


小学校の頃は、ちょこちょこ告白されていたが……このひねくれた性格と

一般人からは理解されがたい趣味のせいで、中学校に入ってから

僕に告白してくる男子は0。

絶対に女として見られていないのだ。



(男友達は多いんだけどなぁ……)



ま、僕は別に女として見られようが見られまいが、

モテようがモテまいが、どうでもいい。



ただ、自分が好きになった人だけに好かれればそれで幸せだと思う。

いつか、自分のことを好きになってくれるような素敵な人が

現れないかなーと、少しばかり期待している。




(でも、本当に……現れればいいな~そんな人)

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