第6章:『インチキ受賞』の告白 :とりあえず、ここまでにしときます。。。
・・・ぼくは小学校時代、
それほど『作文』が得意ではなかった。
国語そのものの成績はバツグンだったんだけど、
「書く」「文章を自力で作る」ということには、
あまり自信がなかったんだ。
・・・いまでこそ、こういうエッセイをマメに書いたり、インスタの説明文をさらさら書いてはいるけど、
当時は、そんな感じじゃなかったんだよ。
☆ ☆ ☆ ☆ ☆
・・・いまでも思うことがある。
「よくバレなかったもんだなぁ・・・」
ってね。
ぼくは、小学校低学年のときには、
どこぞでも書いたように、
『お片付け』『身支度』が、とにかく苦手で苦手で、非常に「のそのそ」した、
どんくさい子供だった。
まぁ・・・
いまも、あまり変わってはいないが(苦笑)。
比較的、「ハンサムな少年の部類(= あ、自画自賛、自画自賛♪)」ではあったものの、
コレといった「売り」もない、
垢ぬけない児童だったね。
でもね。
学芸会の台本のセリフを暗記して、暗唱してみせるのだけは得意だったな。
・・・だから毎年、
学芸会の演目の「主役」は、ぼくに白羽の矢が立ったものだった。
あとで話すけどね。
国語や道徳の教科書の朗読だって、
感情込めて読む、ぼくのチカラには、
みんな、舌を巻いていたからな・・・。
しかし、ソレと「作文能力」とは、また別のハナシなんだよ。
だから、
1・2年生のときの担任の『神田春子先生(= 故人)』は、
「ぼくが書いたことにした」んだ。
☆ ☆ ☆ ☆ ☆
「・・・あくたれっ子のバカ。なんで、なば太郎君をいじめるんだ!」
で始まる、この作文。
栃木県内総合の読書感想文コンクールで、
佳作に入選したんだ♪
対象の書籍は、
【なきむしなば太郎】という、小学校低学年向けの児童書。
宇都宮で開かれたコンクールの授賞式に、
子ども用のタキシードの正装と、蝶ネクタイというスタイルで参加したぼく。
着飾った、『本物の文才』を有した、
お行儀と育ちのいい、良家のスカした「おぼっちゃまやお嬢ちゃま連中」に交じって、
なにくわぬ顔で、
すまして、表彰式と記念撮影に臨んだ。
その集合写真ね・・・
新聞にも掲載されたんだよ。
ところがね、
そんなめでたい「晴れの日」のぼくの心中は、
子供心に、複雑だった。
だってね・・・
本当は、ぼくが書いたものじゃなかったから。
「???????」
って感じでしょうかね。
・・・そうなんです。
団体に送った、あの作文ね、
ぼく本人が考えた文章じゃなかったんですよ。
たしかに、原稿用紙に手書きで書いたのはぼくだったけど、
文章を考えたのは、
担任の神田先生だった・・・!
コレが真相。
放課後の教室で、
先生が口頭で放つ文言を、
へたくそな字でもって、
必死に「ディクテーション(= 書き取り)」したのを思い出しますわぁ・・・。
まぁ、冷静に分析してもらえるとわかりますけど、
入学したての、たかだか6歳前後の新1年生のハナタレ小僧に、
「・・・あくたれっ子のバカ。なんで、なば太郎君をいじめるんだ!」
なんて出だしは、
まず書けませんって(笑)。
追伸:
でもね、
ぼくに「目に見えない自信」や「目に見える勲章」を、
有形無形に与えてくださろうとした春子先生には、
55歳になったいまも、
彼女をなつかしむ涙とともに、素直に感謝しているんです。
・・・その純粋で、
大きな『おもいやり』と『愛』を思い出しながら・・・ね❤




