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戦華舞のスキルマスター(スキマスっ!)  作者: あるか 梓妃
Chapitre1. スキルマスター、学園へ
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9


 イヤリング(通信機)、腕輪2個(魔力制御ととある武器)、髪飾り(魔力減少低下、出力上昇)


という具合だ。

本当はつけなくてもいいのだが、生津に買ってもらった大事なものである。


「それでは、失礼します」

「しっつれいしましたあ!」


瑠花と教室に戻り、教卓の前に立つと見られるのは好奇心の目。


アルティアであると先生に紹介されると嫌悪の目が向けられた。

それでも、好意的な目はちらほらと見える。


そういう人となら関わってもいいかもしれない。

嫌悪の目を向けた人の顔を記憶し席に座った。


「最初の授業は闘技だから遅れないようにー!」


闘技、そんな授業もあったのか。

勉強不足があらわになり俯いてしまう。


「ね、君! アルティアって言ってたね。これからよろしく! 僕はエルデル。僕も孤児で一緒だよ!」

「ちょ、エル! 話の途中で行かないの!」


唐突に現れたエルデルと追いかけるようにして来た女生徒。


「あ、私はフェルスティーナ・イルディアよ。以降よしなに」

「アルティアです。よろしくお願いします」

「エルが急に来てごめんなさい。驚いたでしょう? 言い聞かせておくから」

「いえいえ、別に......」


ダメだ。

人との付き合い方なんてわからない。


そう言ったフェルスティーナはまるで保護者。

そしてしゅんとするエルデルの肩に手がかかる。


「俺はアルク。フェルスティーナとエルデルの友達だ。こちらもよろしく。僕たちは孤児がどうのなんて気にしないから。あえて気にするならこの時期の編入だけど」

「ちょっと、アルク!」

「よろしくお願いします......」

「次の闘技の場所はわかる?」


フェルスティーナに言われ、先程チラッとみたあの学園の地図を思い出す。

場所はわかるが、念のため。


「正直、わからないです」


と返答する。


「そっか、私たちについて来て」

「ありがとうございます、フェルスティーナ」

「フェルでいいわよ」

「ではフェルさん」

「僕もエルでいいよ!」

「エルさん」

「うん、そう!」


笑顔になったエルデルに自然と頬が上がるのを感じた。


ヽ( ̄д ̄;)ノ=3=3=3ε=ε=ε=ε=ε=ε=┌(; ̄◇ ̄)┘



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